めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

めざせ!Asian Beauty  megのよくばりブログ

2009年07月03日
XML
カテゴリ: 展覧会

新宿の損保ジャパン東郷青児美術館に「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」を観にいってきた。

岸田劉生の作品のなかから、今回は肖像画ばっかり約80点が展示されてる。
3つのコーナーに分かれてて、1:自画像、2:友人・知人、3:家族・親族。
自画像だけでも14点。その変遷を観るのも興味深い。
劉生は、多い日には一日に二人の肖像画を描いていたそうや。
モデルにされる友人、知人からは、「岸田の首狩り」「千人斬り」と恐れられていたらしい。
家族・親族のコーナーには、村娘之図として近所の女の子「於松」ちゃんを描いた作品も3枚あった。
これは、かわいらしい顔立ち。
チラシに使われてる「麗子五歳之像」は、劉生が初めて娘の麗子を描いた油絵やそうや。
これも、子どもらしくてかわいらしい。デューラーの絵に影響を受けたものらしい。
これから16歳になるまで「麗子像」は描かれるんやけど、レオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」風や、「寒山拾得図」の不気味な笑い顔風など変幻自在になっていく。
自分の娘やからこんなけ自由に描けたんかもしれん。
「十六歳」のは、普通に描いてあげてるようやった。
劉生は1929(昭和4)年12月20日、山口県徳山で38歳で病没してはる。この作品は亡くなる年の6月に描かれた最晩年の作品。
私が一番気に入ったんは「麗子弾弦図」。
岩佐又兵衛の「彦根屏風」を頭において描いたとされる作品やそうや。
麗子が三味線のお稽古をしてる場面で、譜面にも背景にも長唄の「黒髪」の歌詞が描かれてる。
劉生は長唄や歌舞伎見物に凝ってた時期もあるそうや。
もっと長生きしてはったら、どんな絵を描いてはったんやろうなあ。
7月5日までの開催。

没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて
今日のラッキーくじは、ブログくじがどれもハズレやった。
3月末に始めたガーデニングパーツ。また芽が出てきた 「いつもありがとう」。

1日1回のクリックで、募金ができます♪
クリックで救える命がある。 イーココロ!クリック募金






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年07月04日 23時44分03秒
コメント(16) | コメントを書く
[展覧会] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

megumegu001

megumegu001

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: