9月23日に目黒区美術館の後行った、東京都庭園美術館。
「Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」というちょっと風変わりな展覧会をやってた。
針と糸で縫うという方法で制作されたアートが展示されてる。それも。アールデコの邸宅を使うた東京都庭園美術館ならではのものばかり。
きっと、展覧会開始の直前までこの会場で作業してはったんやないかなあ。パンフレットに使われてるのは、今までの作品の写真が多かった。
大広間に入って最初に目につくのは、手塚愛子さんの「落ちる絵」。
薄い白い大きな布に蛍光ピンク色の糸で刺繍してある。その裏にまわると、使われた刺繍糸の残りが百本以上束ねて吊り下げられ、まるでピンクの滝のように流れてる。
迫力があった。
糸が絡まへんのかと心配になるけど、大工さんなどが使うポリエステルの「水糸」を使うてるらしい。
村山留里子さん、伊藤存さん、奥村綱雄さん、秋山さやかさんの作品は、上野の森美術館の「ネオテニー・ジャパン」でも 観てる
。
竹村京さんのは、割れたガラスや陶磁器を布で包んで縫う「修復された」シリーズがおもしろかった。既に存在しないものや薄らいでいく記憶を白い絹糸で定着させてるそうや。
清川あさみさんは、布やなくて写真や造花に直接刺繍したり、ビーズを縫い付けた作品。モデルとしても活躍してきた人やそうや。
チラシに使われてるのは、彼女の「コンプレックス」シリーズ。刺繍やビーズによって写真の女性の気持ちや美しさ、痛みをより引き出す意味もあるんやろうなあ。
清川あさみ
最も感銘を受けたのは、nui project(ヌイ・プロジェクト)。
鹿児島県にある知的障害者施設「しょうぶ学園」で、1992年に始まった刺繍工房の活動やそうや。
クラフトではなくアートとして個人の創作活動を尊重してて、20人あまりの縫い手がいはるねんて。
大島智美さんの、ビーズ刺繍はアジアの山岳少数民族の作品みたいやった。マンホールの蓋や新幹線、カーナビなど彼女が興味を持っているものが繰り返しパターンとして使われてる。
棺桶カバーという作品がおもしろい。しょうぶ園の木工クラフトのコーナーからもろてきた引き出しの取っ手が縫いこまれてる。棺桶を持つ人のことまで考えてるんやなあ。
細かくフレンチノットを刺していって、まるで織物のような作品もあった。
吉本篤史さんのが一番好き。オーガンジーに玉結びをたくさん縫い付けてある。縫うことでオーガンジーにドレープができて、それがなんともいえん味わいを生み出してる。
ただ、彼の興味はもうこの手法にはなくて、今はタオルや靴下など織ってあるものをほどいて並べることに夢中やと説明に書いてあった。
しょうぶ園
私のとってアートとは、五感や精神をゆさぶってくれるもの、心が興奮するもの。
作品と自分がコミュニケーションできることも必要やなあ。
どこか突き抜けたものやないと、あかんような気がする。
展示のようすがわかるサイト
Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし
紅ちどりの開花 4輪(総計 484輪)
原種ハイビスカスの開花 7輪(総計 137輪)
今日のラッキーくじは、どれもハズレやった。
3月末に始めたガーデニングパーツ。またまた雲だけで、なんにもなくなってしもた。
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