平成中村座での中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露 三月大歌舞伎 夜の部。
今回も桜席やけど下手の左2列目。
なんと開始時間を間違えて、30分遅れての観劇。
平成中村座の夜の部は、開始時間がいろいろなんやもん。
傾城反魂香は、仁左衛門さんの又平、勘三郎さんのおとく。
仲がいいのが伝わってくる。
手水鉢の表に絵が抜け出るのは、黒子さんが手水鉢の中に入って描いてはるんや。
そんな裏の事情もわかって、桜席はおもしろい。
「口上」は、2月の新橋演舞場のときもよかったけど、それ以上に温かい雰囲気。
中央の勘九郎さんの上手側に勘三郎さん、我當さん、進之介さん、海老蔵さん、仁左衛門さん。下手側は七之助さん、笹野高史さん、亀蔵さん、扇雀さんと並んではる。
進之介さんって、我當さんの長男さんなんや。
七之助さんが、口上の背景の襖絵を父(勘三郎襲名口上)の時と同じ金子國義さんが描いてくれたと言うてはった。演舞場だけやなかってんなあ。
「御所五郎蔵」が始まる前に、スタッフが舞台に噴霧器で水を撒いてる。
わらじなどを履いた役者さんが、滑らないようにするためやろう。
舞台裏でいろいろと手間がかかってることが、桜席やとようわかる。
幕が開くと、上手客席通路に仮花道が作られてた。
本花道から海老蔵さんの土右衛門一行、仮花道からは勘九郎さんの五郎蔵一行がやってくる。
この芝居小屋で両花道があると迫力満点でかっこよかった。
五郎蔵の妻で花魁になってる皐月は扇雀さん。
五郎蔵への退き状を、その場ですらすらと書いていきはる。
普通は墨で書くふりをして、下にしのばせてあったすでに書いてあるものを出すのがほとんどやのに、すごいなあ。
七之助さんの逢州も、品格がある。
皐月だと思い込んだ五郎蔵に殺される場面も美しかった。
最後は、海老蔵さんと勘九郎さんの立ち廻りから、突然二人並んで坐って「切り口上」。「次は所作事」やったかな。
「元禄花見踊」は、ひさしぶりの鶴松さんが楽しみ。
福助さんとこの児太郎さん、扇雀とこの虎之介さん、橋之助さんとこの国生さん、宜生さんと、18歳から10歳まで全員10代の舞踊。
みんなどんどん大人になっていく。
中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露
平成中村座三月大歌舞伎
夜の部
一、片岡十二集の内 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起:仁左衛門 土佐将監光信:亀蔵
土佐修理之助:新悟 狩野雅楽之助:猿弥 又平女房おとく:勘三郎
二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
勘太郎改め勘九郎 幹部俳優出演
三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵
御所五郎蔵:勘太郎改め勘九郎 星影土右衛門:海老蔵 傾城逢州:七之助
梶原平蔵:亀蔵 新貝荒蔵:男女蔵 秩父重介:国生 二宮太郎次:猿弥
花形屋吾助:笹野高史 傾城皐月:扇雀 甲屋与五郎:我當
四、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
元禄の衆:児太郎 同:虎之介 同:鶴松 同:宜生 同:国生
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