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2012年12月19日
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カテゴリ: 展覧会

メトロポリタン美術展を 観てから 、東京国立博物館へ。
この日4つめの、展覧会やのでもう疲れ気味。でも、そんなこと吹き飛ぶほど、おもしろかった。
12月24日まで開催の、日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「中国 王朝の至宝」。
時節柄か、初めて入館の際に手荷物を開いて見せるチェックがあったし、2階にあるコインロッカーも、すべて撤去されてた。
第1章 王朝の曙 蜀vs夏・殷 (四川の金vs中原の青銅)
1986年に四川省広漢市の三星堆遺跡(さんせいたいいせき)から大量の青銅器などが見つかり、2001年四川省成都市に金沙遺跡(きんさいせき)が発見された。
紀元前13世紀から前10世紀の殷から西周時代に、長江上流域にあたる四川盆地にあった「古代蜀文明」から展示は始まる。
1998年の世田谷美術館「三星堆─中国5000年の謎・驚異の仮面王国」、2004年東京都美術館「よみがえる四川文明 ~三星堆と金沙遺跡の秘宝~」でも観てるけど、何度観てもインパクトがある。
三星堆の目が飛び出た巨大な青銅の仮面「突目仮面」、金沙の「金製仮面」や頭部のない青銅の「人型器」、渦巻き模様の青銅器の「虎」や石の「蛇」など。
対するのは、黄河中流域の「中原」にあった「夏(か)・殷(いん)」。
2010年の 誕生!中国文明 東京国立博物館 で観てる、二里頭の「動物文飾板」に再会。
トルコ石は緑松石って言われてたんやなあ。
占いに用いられた、灼いた亀の甲羅に亀甲文字を刻んだ「卜甲(ぼっこう)」もあった。。 

第2章 群雄の輝き 楚vs斉・魯(南方の神秘vs中原の伝統)
次は、周代、春秋時代、戦国時代に湖北省、湖南省地域にあった楚(そ)。
荊州博物館の「鎮墓獣(ちんぼじゅう)」は、木彫漆塗りの双頭の動物で、立派な鹿の角を頭につけてる。
特別展「中国 王朝の至宝」―不思議な形の動物たち―
「羽人(うじん)」もすごい。 蝦蟇のようなうずくまった動物の上に、鳥がのり、その上に一本足で尾羽の生えた人が微妙なバランスで立ってる。
「龍鳳虎文袖」にもびっくり。前4~前3頃の、羅の薄い絹織物。そこに、赤・赤褐・黄土・灰・黒色などの色糸でチェーンステッチを施し、文様を刺繍してある。
湖南省博物館の前漢「人物俑」は、木製の3体で薄っぺららいこけしみたいでかわいい。
対するのは、黄河の下流域、山東省南部で、周の流れをくむ斉(せい)や魯(ろ)。
犠尊(ぎそん)は、どことなくMETのカバのウィリアムくんに似てる。
こちらは、体中にトルコ石や孔雀石、金、銀などが象嵌されてる。
「猿形帯鉤」は、テナガザルのようなお猿さんのベルトのバックル。これも、かわいい。
山東博物館の「垂飾」は水晶、紫水晶、瑪瑙などが使われてて、今見てもモダンなデザイン。
装身具の佩玉(はいぎょく)の細工も繊細。

第3章 初めての統一王朝 秦vs漢 (絶対権力が生んだ破格の美)vs安定と精錬が育んだ様式の美)
「秦」からは、西安市の始皇帝陵の「跪射俑(きしゃよう)」「跪俑(きよう)」。
実物大でこんなにリアルやとは。
「跪俑」なんて、ほんまに服を着せてあるかのように細かく作られてる。
対する「漢」は、前漢の「女性俑」「男性俑」など。
特別展「中国 王朝の至宝」-俑(よう)-

第4章 南北の拮抗 北朝vs南朝 (清新な北方文化vs爛熟の伝統文化)
この時代は、ローマ帝国末期と交流があったそうや。
だんだん、展示物がつまんなくなってきた。
東晋時代の蟬文冠飾(せみもんかんしょく)は、デザインがステキ。
「指輪」は、金のリングに1ミリのダイヤモンドが象嵌されてた。

第5章 世界帝国の出現 長安vs洛陽(絢爛の国際都市vs聖なる宗教都市)
「長安」の、法門寺博物館「編籠」がすごい。
銀線で編んだ把手と四本の足が付いた手提げ形の籠で、鍍金が施されてる。
手の込んだ繊細なもので、茶葉を乾燥させるのに用いられたらしい。
獣足提梁籠

第6章 近世の胎動 遼vs宋(奔放な)北方民族文化vっ精神性の漢民族文化)
気に入ったのはアクセサリーやガラス。
10世紀「遙」の時代の水晶の「首飾り」はええなあ。
水晶珠琥珀项饰
「瓜形玉」は、蜜柑玉とも呼ばれる水晶のビーズ。
「方盤」は、エメラルドグリーンの美しい脚付きガラス皿。周囲を銀で包み、割れたところにも3か所、銀を当ててある。
イスラームガラスのようで、ウイグル商人から入手したのではと書かれてた。
镶银扣绿玻璃方盘
「北宋」の 「阿育王塔」 は見事やった。
銀に鍍金した高さ120cmもある仏塔。2008年に南京市の古刹・長干寺の地下から出土したもので、日本初公開。
大きいだけではなく、細工も細かく、「塔王(仏塔の王様)」と称されてるそうや。
中国の長い歴史をたどれる展覧会やった。
ただ私は「阿育王塔」を別にすると、時代をさかのぼるほど、発想方法も表現力も技術もすばらしいように感じた。
これは、中国に限ったことやないやろけど。
どうしてかなあ。
この後、神戸などへ巡回する。
神戸市立博物館 2013年2月2日(土)〜4月7日(日) 
名古屋市博物館 2013年4月24日(水)~6月23日(日)
九州国立博物館 2013年7月9日(火)~9月16日(月・祝)
中国王朝の至宝

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最終更新日  2013年01月29日 23時51分55秒コメント(0) | コメントを書く
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