東京都庭園美術館で6月30日まで開催の「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」へ。
すごくおもしろかったけど、行った日がちょっと悪かった。
この美術館は第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の人は無料。
個人で来てる人もいるけど、それよりバスツアーで観光に来た地方のシルバーさんがいっぱいやった。
第3水曜日は、いつもそんな感じなんやそう。
2011年6月パリに行ったとき、ケ・ブランリ美術館にも行った。ヨーロッパ以外の地で生まれた文明と芸術との新しい関係をテーマに掲げ、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸など西洋文明とは異なる文明や少数民族の文化を紹介する美術館。
建物も庭園も魅力的で、展示も興味深く、ステキな美術館やった。
この企画展もおもしろかった。
マスクは地域ごとに展示されてる。
アフリカ 「橋渡しの芸術」
マスクは文化と自然をつなぐ象徴的な架け橋。あの世からやってきた存在であり、地上の生き物にちなんだ素材をまとうことで人間として過ごされる。
マンデ仮面(マリ) 半人半獣の仮面。ビーズのイヤリングは装飾と魔よけのお守りを兼ねている。
イドマ仮面(ベヌエ州 ナイジェリア) イトゥロクウという秘密結社が税金を集める際に使う仮面で象がモチーフの仮面
バミレケ仮面(カメルーン) クオスイという秘密結社の仮面。象の耳と鼻がモチーフの仮面。象は力と知恵の象徴。ビーズ刺繍がすごい。
モシ(ブルキナファソ)ナコムソウリ仮面。王を守る鳥ハイタカがモチーフ。
チワラ・クン仮面(バマナ マリ) 生殖と種まきがテーマ。アンテローブ(カモシカ)、ツチブタ、アリクイ、センザンコウ、穀物がモチーフ。
タカラガイのイヤリングをつけてる。
ベドゥ仮面(ナファナ コートジボワール) ヤムイモの収穫と葬儀に使う女性の仮面で月を表す丸い板がついてる。
キフェベ仮面 (ソンゲ コンゴ民主主義共和国) アンテロープの縞模様または精霊の通り道または結社の入会者たちが通るべき試練の道。ポスターに使われてる縞模様の仮面。
イリ・エゲデ・オコンクボ仮面(イボ ナイジェリア) アダの人々
クペリ エゲ仮面(セヌフォ コートジボワール) カテエレ・オという女性の始祖がモチーフ。理想化された女性の若さと美しさ。
仮面(クロスリバー州 ナイジェリア) 満月と関連付けられる創造の女神、「偉大なる母」。
競技用仮面(ダン コートジボワール) 少年の仮面をつけた走者が、仮面をつけていない走者を追いかけ勝った者が仮面をキープ。
大棟にかける仮面(セピック川流域 パプアニューギニア) 儀式の家「ハウス・タンバラン」のファサードと切妻にかけられる大きな仮面。
大昔の女性の顔を表していて、建物は女性の体を象徴、ヒクイドリの羽。籠のように編まれている。
アメリカ 「パロディの芸術」
仮面(虎)(ゲレーロ州 メキシコ) カモシカ、ウサギなどの動物の形でジャガーの模様が描かれている。でイノシシの歯と剛毛で飾られてる。
イヌイットの仮面(タシーラク グリーンランド) 「取り外し可能」な顔。家の壁にかけて家を守る。
アザラシの革 病気の子どもたちは病気から身を守るために、アザラシの革の頭巾をかぶる。
仮面 (コディアック アラスカ州) トルナットまたは カラットという危険な精霊を象徴。とんがり頭でかわいい。
ペンダント・マスク(メキシコ) 胸の上につけるあるいは神殿に安置。
ディアブラーダ仮面の小型レプリカ(ラパス ボリビア) ディアブラーダ(悪魔)の面
パラチコの踊りの仮面(メキシコ) 聖セバスチャンに感謝する スペイン人の姿の
「バラ・エル・チコ(少年のために)}
ボツボツテビ カーニバルの仮面
カディウェウ(ブラジル) 目のまわりはガラスビーズ、鼻は金属。
仮面(ツォツィル メキシコ)
オセアニア 「はかなさの芸術」一度使われるとすぐばらばらに解体される。
ジベエ仮面(アスマット パプアニューギニア)
カヴァット仮面(バイニング パプアニューギニア)
アジア「演劇の芸術」
仮面劇ワヤン・トベンの仮面 (ジャワ、インドネシア) 貴族は金歯。
舞踊チョウのラーヴァナの仮面(西ベンガル州 インド) 10の頭を持つ悪魔のラーヴァナ
シャーマンの彫った仮面(ネパール ヒマラヤ)
悪魔払いのサンニヤクマの仮面(スリランカ)
姫宮寝室には
プリオ・キャー仮面(セダンまたはジャライ ベトナム)
青磁の仮面(キン ベトナム)
仮面劇ピョルサンデの仮面(楊州 韓国)
クマリの仮面(カトマンズ ネパール)
小食堂には
ソウォ仮面(メンデ シエラレオネまたはリベリア)女性の結社で使用。水の精霊ソウォ、髪型は割礼を暗示。
北側ベランダ(北の間)には
日本の能面(大べし見、うそぶき、翁、中将、童子、三光尉)
新館では映像も見られた。
ギャラリー1
「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」から、アフリカ、アメリカ、オセアニア、ヨーロッパの仮面に関する9つのタイトルを上映。
アフリカ
サンガの仮面舞踊(ドゴンの人々、マリ) 1966年撮影
仮面舞踊「ジェ」(グロの人々、コートジボワール) 1963年撮影
アバンジャンソウの仮面祭「ゴリ」(バウレの人々、コートジボワール) 1968年撮影
オセアニア
コロゴの「マイ」仮面の登場(イアトムルの人々、パプアニューギニア) 1973年撮影
アメリカ
アルアナ仮面舞踊(ヤバヘの人々、ブラジル) 1959年撮影
コクリト仮面舞踊(クラホの人々、ブラジル) 1959年撮影
ヨーロッパ
シュディッヒのカーニバル行事(エルツァッハ、ドイツ) 1963年撮影
悪魔の仮面彫り(チロル)1965年撮影
クラウバウフ行進の巨大な仮面(チロル) 1966年撮影
ギャラリー2
国立民族学博物館ビデオテーク
ネパールの仮面舞踊「マハーカーリーピャクン」 1982年撮影
ジョコブルウォの結婚 ―ジャワ島の仮面芝居ワヤン・トペン― 1995年撮影
ラカオン・カオル ―カンボジアの仮面劇― 1999年撮影
韓国の民衆仮面劇 1992年撮影
面打ち 京都の能面師 1992年撮影 
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