Welcome to the Mentor’s world

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銀河パトロール隊


 メンターとは、惑星アリシアのリーダーで、アリシア人は、この宇宙を作り、平穏に支配していました。アリシア人は、ある日、エッドール人の存在を知ります。エッドール人は異なる宇宙で発生した種族で、諸悪の根源であり、アリシア人の作った宇宙を侵略しに来たのです。暴君ネロや、ヒットラーを操り、その他、地球上にあらゆる悪をもたらしました。しかし、アリシア人には、それを打倒する力がありませんでした。そして、アリシア人はこれ以上発達しないと知っていたメンターは、自分たちよりも優れた生命体を育てて、これに対抗しようと考え、地球に悪がはびこっていても、人類が力をつけるまでは手を出さないでいました。
 やがて、世が宇宙時代に入ったとき、エッドール人の操るボスコニア(宇宙海賊と考えられていたが、やがて、エッドール人に支配されたいくつかの惑星に住む種族の連合体だと判明する)が宇宙を荒らすようになると、地球をはじめとする3つの惑星は連合軍を組んでこれに対抗しようとしました(「三惑星連合軍」の巻)。
 しかし、ボスコニアが優位であったので、苦戦していました。アリシアは自分たちの育てた生命体の力が高まってきたことから、エッドールとの戦いを決意しました。メンターは、みこみのある人物をアリシアに呼び、レンズ(精神感応装置)を与えました。これがサムスとキニスンという地球人であって、この子孫がアリシア人を超える最高の種族になるのです(「ファースト・レンズマン」の巻)。
 レンズとは精神により意志疎通を図る他、それをつけた生命体の心の力を引き出す役目をもっていました。その後も、メンターはレンズを使って、心を鍛える訓練をし、その力を育てました。なぜなら、エッドール人は物理的な力で打倒することはできず、精神的な攻撃でのみ滅ぼすことができる種族だからです。
 キニスンの子孫が主人公となり、彼の活躍により、ボスコニアとの激しい戦いが続きます(「銀河パトロール隊」の巻、「グレー・レンズマン」の巻)。キニスンはレンズを使いこなして心を鍛え、ついにボスコニアを打倒します。そして、サムスの子孫と結婚しました(「第二段階レンズマン)の巻)。
 この時、メンターはボスコニアの実体がエッドールであることを教えていなかったのです。ボスコニアを打倒し、平和が訪れたと思って、結婚したキニスンには五人の子供ができました。そして、また悪がはびこりはじめたとき、メンターは、この子達に、エッドール人の存在を教えて、エッドールを倒すだけの力をもつまで訓練し、その力がついた時、メンターは、エッドールとの直接の戦いを決意します。そして、この子達とアリシア、レンズマンの心を一体にした攻撃により、エッドール人を倒したのです。それを確認したアリシア人とメンターは、この宇宙を、その子孫たちに任せて、この宇宙を去っていきました(「レンズの子ら」の巻)。

 これが概略です。内容がわかっていても面白いSF作品ですので、是非、読んでください。壮大なスペース・ファンタジーですよ。
 もちろん、活劇としての面白さもありますが、僕にとって新鮮だったのは、心や精神の重要性を説いているからなんです。現実社会でも心を満たしたり、心を休めることが、体に比べてどれだけ難しいかはみんなが知っていると思います。心や精神の持つ力を信じることができれば、素晴らしい人生を送れると思います。
 僕はこの小説にすごく感動して、自分のニックネームをメンターにしました。
今、いくつかのバンドの録音などをしたり、若い子に混じってライブなどもしていますが、まさにメンターのように、次の世代をになう音楽愛好家を育てていきたいと思っています。その子達の作ったCDへの僕のクレジットもメンターとしています。これからもメンターとして、音楽に関わっていきたいと思っています。

現在発売されているのは新訳でエッドールがエッドアになったりしていて僕にはイマイチです。できれば、古い翻訳本を見つけて読んで欲しいです。

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