迷子の月

迷子の月

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October 6, 2005
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: 月葵とポチ
あんな事があってから、ポチくんとは逢っていない。

というのも、何時に帰れるか分からないポチくんを毎日待っているほど私には体力が残っていないから。

この日は絶対に早く帰れるという保障がないので、安易に約束は出来ない。

私もあんまり遅くなると疲れて次の日の仕事に差し支えるから、待てないのだ。

去年は殆ど毎日逢ってたけど、それはポチくんが毎日早めに帰れたからだし。

その時もやっぱり体力的にはきつかったけど、それ以上に一緒にいると癒された。


***


9月27日 PM 5:26

「おつかれさま 毎日日が短くなってきたね 明日は○○で展覧会があって朝から行って来るんだ 帰りは9時ちかくかな 逢いたいよ~ またね」





9月30日 PM 23:16

「こんばんは 明日は休み?仕事? 涼しくなってきたから気をつけて」

このメールを読んだ時、私は疲れて早めに休んでいたのでその日は返信しなかった。

そして次の日の朝、私は

「おはよう 今日は仕事だよ ありがとう」

と、なんともそっけないメールを返してしまう。

陰気な女だ。


その10分後。

10月1日 AM 9:02

タイトル「秋」

「おはよう!紅葉の季節だ 都合ついた時に山を見に行こう いつもの景色が月葵ちゃんと見るとまた格別なんだけど 涼しくなると露出度が下がるのが残念(*^-^*



朝っぱらから何言ってるんだか・・

(-_-;)


その後、私は1度もメールせず、ポチくんからもメールが来たのは大分経ってから。

10月7日だった。


***




実は飲み会に行ってた私。

4時間しか寝ていなくて7日はヘロヘロだった。


Kちゃんと男性の先輩Mさんが、私の為に組んでくれた飲み会だった。


相手は私より1つ上。

男性の先輩、Mさんの前の職場の部下。

今は支店長さんになっているとの事。

Mさんは私の家付近まで車で迎えに来てくれた。

「お疲れ~」

「お疲れ様です。すみません迎えに来てもらっちゃって」

「おう。じゃ行くぞ」

「はーい」

Mさんの車に乗るのは初めて。

「あのさぁ、この間暗い顔してたろ~?」

「はい~。分かりました?」

「分かるよ~なんかすっごい暗い顔してた」

「あの時ね~・・色々あって・・Mさんに声かけられて何か話そうって思ったんだけど、作り笑いも出来ないくらい無理があって・・」

「あぁ、あるよなぁそういう事。うん。じゃ、今日は仕事忘れて楽しんで、お持ち帰りするか」

「はぁ?お持ち帰り?誰が?私が?」

「そう。何か今日来るヤツ、独特な雰囲気持っててさぁ・・あんまり自分から話すタイプじゃないんだよね」

「そうなんだ?」

「だから、色々と話しかけてやって?そうしないと駄目だと思うんだよね」

「でも、私自分から(積極的に)行った事ってなくて・・」

「そうなの?」

「はぁ・・」

「じゃ、今日はお持ち帰り決定ね」

「逢ったばかりで何言ってんですかっ」

「そんなぁ~硬い事言うなよ。いいじゃんたまには」

まったく・・ラテン系の軽いお人だ。

(;´▽`A``


途中、Kちゃんを拾ってから居酒屋に向かう。

立体駐車場に停め、歩き出すとMさんが忘れた煙草を取りに行った。

先に行っててと言われたので2人で歩いていると、居酒屋さんの前で追いついたMさんに

「お前らなぁ~先に行ってろとは言ったけど、ふつー待ってるだろ~?冷たいなぁ~」

「あっごめんなさーい。ゆっくりは来たけど、待ってて欲しかった?」

「そうだよ~女の子なんだからもう少しさぁ~・・全く・・これで少しは勉強になっただろ?」

「はーい」(重複)

( 。・_・。)人(。・_・。 )

「でも、彼氏だったら待ってるけど・・Mさんだしなぁ~」

Kちゃんがそう言うと、MさんがKちゃんに技をかける。

「このやろー」

「痛ーい」

この2人、10個離れてるけど兄弟みたいに仲が良い・・なんとも微笑ましい光景だわ。

それを、私はちょっと離れた所で母の様に見守る。

私は、彼氏以外の男性とスキンシップするなんて出来ない。

KちゃんはMさんの腕に絡みつき、Mさんに鬱陶しがられている。

私には出来ないけど、そういう奔放なKちゃんが羨ましいなぁって思う。



3人で居酒屋に入って間もなく、Sさんが来た。

第一印象は・・・おとなしそうな人。

見た目は結構イケメンです。

しかも童顔。

私よりも年下に見える・・?

ジーンズショップに勤めてるだけあって、ポチくんとは違ってお洒落。

全く期待してなかっただけに、そのギャップに戸惑った。

私とSさんが喋らないものだから、MさんとKちゃんが話して盛り上げてくれた。

Sさんは、Mさんが言った通り自分からはホント話さない。

お酒もあんまり飲めないらしい。

私も人見知りするタイプなので、話しかけるのは苦手なのだけど、頑張って話しかけてみた。

だけど、そうするとMさんとKちゃんが冷やかすので、逆に話しづらい雰囲気になってしまった。

なんだかなぁ~

`s(・'・;)エ-トォ ...

1件目の居酒屋を出、今度はショットバーへ行った。

行く道々、少しだけSさんと話した。

「お酒得意じゃないんですか?」

「はい。あんまり・・」

「もしかして帰りたいですか?」

「そうですね~酒はもういいです」

「じゃ、このまま横道に逸れて帰ってもいいんじゃないですか・・?」

私がそう言うと、Sさんは苦笑いをしていた。

Mさんが怖いのか、断れない性格なのか分からないけれど、結局最後の3件目まで着いて来たSさん。

私も正直、帰りたかったのだけど2人が折角作ってくれた場なのだから帰るわけにも行かない。

結局、Mさんの1人オンステージみたいになってた。

しょうがないよね。

共通の人がMさんだけなんだから。


***


ポチくんに悪いなぁとは思っても、色んな人と出会うのは悪い事じゃない。

そう言い聞かせる反面、ポチくんに逢いたいという想いが募った。


Sさんがトイレに行っていない時、MさんとKちゃんが聞いてきた。

M「どう?どうなの?」

月「どうって・・大人しい感じの人ですね」

M「そうなんだよ~喋んないだろ?で、そういうのってどうなの?」

月「はぁ・・私はどちらかというと、温和な人の方が好きなので・・」

M「おぉ~!じゃ、いいんじゃない?電話とか聞いてみなよ」

K「そうですよ~月葵さぁん!」

月「私が聞くんですか?」

M「そうじゃないと進まないよ。言ったろ?あいつ自分から喋んないんだって」

月「・・確かに。ホント話さない人ですね」

K「気に入ったんなら行動に移さないと!チャレンジですよ月葵さん!」

月「はぁ・・・」

気に入ったというかなんというか・・

この2人、やけに異常な盛り上がりを見せてるんじゃないですか?

( ̄△ ̄)・・・

このノリ。

私にはないものだわ。


***


3件目。


またもやバー。

ここまで来ると行きたがってるのはKちゃんだけ。

Sさんに至ってはぐったりしている。

私も愛想笑いがやっと。

そんな中、MさんとKちゃんが一緒にトイレに行った後中々戻ってこない。

わざと私達を2人きりにしたのは明白だった。

トイレはそんなに離れていないので、2人で何かコソコソ話してるのは何となく分かるのだけど・・


「あの2人中々戻って来ないですね」

「そうですね」

会話が続かない。

「だけど、あの2人兄弟みたいに仲良いですよね?」

「そう。もう仲良いのは分かったからって感じ」

2人を話題にするしかない。

「・・・それにしても遅いですよね?」

「そうですね。何遊んでるんだろ?」

こんな感じだったと思う。


Sさんは、雰囲気は柔らかいけど、会話のキャッチボールが苦手みたい。

単に、私に興味がないだけなのかもしれないけれど。

「今日、お休みだったんですよね?何してたんですか?」

そう聞いても、

「ブラブラしてました」

だもの。


「よくこれでサービス業が出来てるな」とはMさんのセリフ。


「見ただけで、相手のサイズとか分かるんですか?」

私がそう聞くと、

「俺、そこまでは極めてないっす」

と、素直に言う。

Mさんとは対照的な人だ。

彼は、俺がNo1って人だから。

「1番じゃなきゃ2番もビリも一緒」

そういう人。

口先とハッタリで生きてる様なMさん。

コノ2人、仲良いんだろうか・・?


どちらかというと、私はMさんの様な男性はタイプではない。

って・・改めて書かなくても分かるか。


Sさんは良い人そうだけど、進展はないな。

MさんやKちゃんには申し訳ないけど。


お互いのフィーリングが合わないんだから仕方ない。


その日、結局お互い殆ど話をしないままお別れ。



***


この後、ラーメンを食べに行くMさんの後を無理矢理Kちゃんに連れて行かれ、私達は食べもしないのにそこで反省会?をした。

M「何で電話番号くらい聞かなかったんだよ」

月「だぁって、帰りたそうにしてたもん」

K「そんなの気にしなくていいんですよ。月葵さん」

月「はぁ・・」

K「相手の気持ちは置いといて、まず自分がどう思うかですよ。ね?Mさん」

M「そう。まずは動かないと」

月「そうですねぇ・・でも、SさんKちゃんを気に入ってるように見えましたけど?」

K「違いますよ~。私、自分がおもいっきり引かれてるの分かってましたもん」

月「そうかな?」

K「そうですよ~でも話さないといけないと思ってぇ~」

月「ご・・ごめんね。2人に気を使ってもらっちゃって」

M「そんなのはいいんだけど。どうなの?」

月「どうって?」

M「気に入った?」

月「・・良い感じの人だとは思いますけど」

M「よし!じゃ第二段いくか?Kちゃんの家で鍋でも!」」

K「え~??私の家ですかぁ?それはやらなくていいですよ~」

M「おめ~は何でそんな事言うんだよ」

K「え~」

・・・仲良いね。キミタチ。

(;´▽`A``


この日はこんな感じで終わりました。


ポチくんにはごめんなさいだけど、結構楽しかったです。





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Last updated  October 11, 2005 10:36:49 AM
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