迷子の月

迷子の月

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October 27, 2005
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: 月葵とポチ
10月27日

その日はミーティングがあったのでもっと遅くなるかと思ったのだけど、案外早めに終わったので暫く待った後にメールしてみた。



PM 8:15

『仕事終わった?』


でも、ポチくんはまだ終わっていないのか連絡なし。

送ってから、待つ事約25分。


PM 8:39

『今仕事終わったよ いつもの所に向かうね』

少し風邪気味だったので車の中で横になっていた私は、車を動かしたくなかったのでポチくんに迎えに来てもらう事にした。




『車は○○に置くからお迎えに来てね』


メール送信した後、ポチくんが来るまで安静にしていたのだけど・・帰って寝たほうが良かったかな~?



コンコン

ポチくんがお迎えに来た。

私はアタフタと起き上がって車を出た。


「お疲れ様」

「お疲れ様」

(*^-^)(^-^*)

「あれ?声、どうしたの?」

「うん~・・風邪気味なの」

「なんか酷そうだね?」



「どうする?あんまり遅くならない方がいいよね?」

「うん~・・でも、今日遅くなるって言ったから帰ってもご飯ない~」

↑ってそっちの心配か?月葵!

「そっかぁ。じゃ、軽く買って食べようか。で、今日は早めに帰って・・」

「うん」



コンビニでいつもの様にお買い物。

ポチくん、夜遅いとあまり食べない。

なので、私もそれに付き合わされる。

ポチくんは古くさい考えの持ち主なので、多分大食いの女は好きじゃないと思う。

いや、別に私は大食いではないのだけど、せめて普通に食べさせて欲しい・・

男より女は小食とか絶対に思ってる筈。

今時珍しいくらい。

いくら奇麗でも煙草吸う女性は受け付けないし、未だに女性は皆裁縫セットを持ち歩いてると思ってる。

私はもともと煙草吸わないからいいんだけど、裁縫セットはなぁ・・

ポチくんの理想像を、見事に私が打ち砕いたけどね。



***


「ポチくん」

「ん?なに?」

「そういえば、最近ポチくんに抱っこしてもらってないかも」

「抱っこする?」

「うん。いいの?」

「うん」

(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

「ありがとう♪」


食べた後、ポチくんに抱っこしてもらう事になった。

ポチくんの体は温かい。

だから大好き。

寒くても案外平気。

風邪気味なので、更に甘えた全開です。←いつもか・・?

車は、抱っこするには狭いけれど私の一番好きな時間。

そして、後ろからぎゅっと抱き締められたまま、キスされるのが堪らなくイイ。

だけど、ポチくんが調子に乗ってお腹をつまむのは許せん。

「あのね?」

「え?」

「最近、私仕事の話していないと思わない?」

「・・うん。そういえば」

「どうしてだと思う?」

「うん。折角逢うんだから、仕事の話は止めようって事だよね。でも俺、月葵ちゃんに色々聞いて欲しくて・・」

少しは当たってるけど、ちょっと違うんだな。

私が仕事の話をしないのは、ポチくんの言うとおりそういう事でもあるのだけど、別にポチくんに話すなとは言ってないんですよ?

ただ、少しポチくんの方から気にかけて欲しかった。

私だって色々ある。

だけど、愚痴ばかり言うのはどうかと思ったからセーブしてた。

私が言わないから、仕事が落ち着いていると思っているのかもしれない。

「悩みとかあったら何でも言って」って言ってくれるけど、我が儘なもので、言わなくても気付いて欲しいって思ってる。

そんなの、言わなきゃ分かんないのにね。

我が儘。



「あのね?付き合って暫く経つけど、私達って案外お互いの事知らないよね?」

「うん?お互いの事?」

「そう。私の好きな物、言ってみて?」

「好きな物?」

「うん」

「えっと・・・・・遊園地好きで・・(中略)主食はパンよりご飯が好きなんだよね?」

「そう。よくそんな事覚えてたね?」

「うん。パンはおやつなんだよね♪」

「うん」

ポチくんからは、思った通りあんまり出てこない。

唐突だったので急には出て来なかったのかもしれないけど。

「じゃ~私の番ね?」

「うん」

「ポチくんは、3人兄弟の長男で~妹2人。好きな物は、甘い物と車と年上のお姉さん」

「うん」

「で、甘い物でも王道の物が好き。いちごのショートケーキとかバニラとか」

「そう」

「熱い食べ物が苦手で、高校の時は硬派で応援団とか陸上とかやってて~・・・(略)」

ポチくんに抱き締められながら指折り数えて言う私。

それを見守るように頷くポチくん。

ふと、私はある事を思いついた。

「そーだ、ポチくん」

「ん?」

「今度、ハニカミごっこしない?」

「ハニカミごっこ?」

「そう。紙に相手にして欲しい事何個か書いて、ゲームで負けた方が引いて言うとおりにするの」

「おもしろそうだね」

「やる?」

「うん。やろう♪」

ポチくん乗り気だぁ。

ヨシヨシ。

(*^-^)


そこまでやるとポチくんが私を自分の方に向かせ、唇を重ねてきた。

「逢いたかったよぉ」←口癖?

「ホント?」←疑り深い。

「うん。ホントは毎日逢いたいんだけど、仕事遅くて。月葵ちゃんを遅くまで待たせる訳には行かないし・・」

「うん」

頬ずりされ、顔を撫でられる。

そしてまたキス。

私が風邪気味なのにも関わらず、スケベポチの手はするするとアチコチに伸びてくる。

「む~」

「あ、風邪引いちゃうね」

言って、ポチくんは私の服を元通りにする。

何度も何度もキスをしてるので、ちと不安になった私。

「うつったらどうしよう?」

「大丈夫だよ。怪しくなったら薬飲むから」

「うん・・・」

(* ^)(^ *)チュッ♪


「そーいえば」

「うん?」

「昔読んだ漫画で、変な事書いてあったの」

「なんて?」

「風邪引いた時にエッチするとすぐに熱が下がるって・・」

(〃'∇'〃)ゝえ?


「そうなの?」

「ほんとかどうか分かんないけど、何か根拠があるのかな~?」

別にポチくんを誘っている訳ではないのだけど。

この話、他の漫画でも読んだ事があるから、全くのデタラメでも無いような気がするのよね。

分かんないけど。

「試してみる?」

( *^)^*)チュウ

「・・・・」

(* ̄∇ ̄*)にこぉ~

冗談で言ってみたのだけど、ポチくん既に発情してた。

ポチくんにその手の冗談は通じないのであった・・


だけど、ここはちょっと人目がある。

こんな所ではイヤだ。

だけど、もう遅い時間になっていたので宿泊料金になってしまう。

ってかポチくん、もう我慢出来ない?


「ここはいや~」

「ここはいや?」

「うん」

私が言うとキョロキョロ辺りを見回し

「大丈夫だよ?曇ってるし、人も通らないよ」

言って押し倒す。

「いや~こんな所ではいや~」

「いや?」

ポチ、こまった顔して私を宥めようとする。

「大丈夫だよ?」

「駄目。人が通るもん」

「人?・・・通る・・か」

やっと納得したのか、少し考え

「じゃ、場所変えるね?」

運転席に移動した。

でも、キーを入れ時間を確認すると、もう既に12時近い。

「・・・・」

ポチくん考え込んでいる。

明日仕事だもんね。

エッチはしたいが、睡眠も取りたいといったところか。


「・・・今日は・・止めとこうか?」

振り向いて私に言う。

「止める?」

「・・・・」

考え込んでいるポチくんに後ろの席から悪戯。

頬にチュッとしたり、耳たぶを舐めてみた。

↑挑発するなよ。

すると、ポチくんが後ろを向いてにっこり微笑む。

( *^)^*)チュウ


ポチくんは、車を動かした。

風邪気味なのに悪化したらどーするんだ?

だけど、もうそんな事も言ってはいられない。

車は動き出したのだから。

自業自得?

車が停まり、あ~あとか思いながら外を眺めていると、ポチくんが運転席から後ろ座席に移ってきて、背中から抱きつかれた。

「月葵ちゃん・・」

こうなったのも、挑発した自分が悪い。



南無~・・


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Last updated  November 7, 2005 08:14:03 PM
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