迷子の月

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December 14, 2005
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テーマ: ポチ日記(490)
カテゴリ: 月葵とポチ
月葵、ポチくんと別れました。

誕生日も逢えない。

フォローのないポチくんに短気な私がキレたというのが結末。

私も悪いしポチくんも悪い。

どっちもどっち。


忙しいっていっても、私がメールすれば一応返信してくるし、遅いといっても毎日だいたい9時~10時。

毎日とは言わないけど、たまにメール位出来そうなもの。

だって、あいのりみたりドラマ見たり、旅行に行く暇はあるんだから。

私は短気だけど、別に仕事が忙しいからといって怒っていた訳ではない。



それって我が儘って言われれば、仕方ないけど・・

でも、ポチくんは多分そういうの分かってないと思う。

仕事が忙しいのを、全く分かってくれない女だと思ったのかもしれない。


ポチくんは、温泉に行こうと自分から言い出したのに、いつまでも連絡をくれなかった。

ヤキモキした私が前日メールして、その夜にドタキャン。

私がメールしなかったら、ドタキャンのメールすらくれなかったかもしれないと思うと余計に腹が立つ。


12月5日 AM 7:46

『今度っていつ?25日?10日ちょっとでも逢えないの?』

私が送ったメールに対し、


12月5日 PM 9:41

タイトル『こんばんは』




今度逢えるのはクリスマス。

でも短い時間?

車で何分かの距離に住んでいるのに一ヶ月以上逢えないなんて、耐えられない。

もう、私に前ほどの愛情はなくなったのだろうな。



いくら『逢いたい気持ちに変わりはない』



なんてメールもらっても信じられなくなっていた。

今となっては、もう本人に聞く事も出来ないけど。

誕生日にも逢えないなんてキレるでしょう?

しかも、逢えない理由も教えてくれない。

結局、私ってポチくんにとってそれだけの女って事なんでしょう。

仕事が遅くても次の日は休み。

少しでも逢おうという気があれば逢えたのに・・


悲しさと怒りが込み上げ、私はキレてしまった。

私って何?

貴方には必要じゃない?

何だかそう言われた気がした・・

ケーキなんていらない。

ただ逢いたいだけなのに。

逢えないのなら理由を言って欲しかった。

怒りに任せて、私はポチくんに酷いメールを送ってしまった。

12月5日 PM9:57

『そんなのいらない もうやだ疲れたよ』

このメールに対し、ポチくんからは何も返事が来なかった。


それが答え?

分かったよ。

きっともう、ポチくんも疲れちゃったんだね。


***


そして迎えたポチくんの誕生日。


私はポチくんにメールを送った。

未練たらしいと思いながらも。

『お誕生日おめでとう あなたにとって楽しく送れる日になるといいですね お仕事忙しいでしょうが風邪など引かない様頑張って下さい』

最後に『さようなら』とでもいれた方が良かっただろうか・・?


返事が来たのはお昼過ぎ。

PM 1:01

タイトル 『ありがとう』

『メールありがとう とても嬉しかったよ これから寒くなるから体調崩さないようにそれでは・・・』


最後のメールだけお昼に送って来るなんて・・忙しいだろうに。

仕事の合間を縫って送って来たんだろうな。

彼からのせめてもの優しさだろうか?


ポチくんはもう、去年のように私を無理に引きとめようとはしなかった。

お互いに限界だったのかな。

このメールを読んで、私の目は涙で溢れてしまった。

でも、周りに気付かれないように声を殺して泣いた。

それからは、気持ちが不安定になって午後は仕事にならなかった。



***


仕事が終わり、気持ちのやり場にどうしていいか分からない私は、ポチくんとのつきあいを知っている友人に電話してしまった。

彼女は泣きじゃくる私に、精一杯励ましをくれた。

夕飯の支度をしなくてはならない時間だというのに、私の話に付き合ってくれた彼女。

私と、妻である彼女の話を聞いて察したダンナさんまで電話の向こうで励ましてくれた。

『月葵さん。パパが他にもっと良い男いるって言ってるよ』

『うん。・・そうだね。ありがとうってパパに言っておいて』

『ありきたりな事しか言えないけど、時間が経てばきっと良い思い出になれるよ。いつか運命の人に出会えるまで自分を磨いて。今までの事はその人に逢うまでの練習だったんだって思えるよ」

『うん』

『そうだよ~私なんてもうパパしか駄目なんだから。ねぇ?パパもそうだよね?羨ましいよね?』

電話の向こうで夫婦で会話してる。

なんて微笑ましいのだろう。

『ちょっとぉ。パパも「うん」だって。失礼だよね?』

彼女は、こんな状況の泣き虫な私の事を笑わせられるパワーがある。


彼女という友人がいて良かった。


ありがとう・・・


私にとって、彼女という友人は宝物です。


***


電話で散々泣いたからか、その夜はあまり泣く事もなく眠りについた。


何日か経ち、私はポチくんに酷いメールを送ってしまった事を後悔していた。


今更だけど、あの事だけでも謝りたい。


12月14日 PM 8:21

『いつも我が儘言って困らせて・・今更だけど酷いメール送ってしまってごめんなさい お仕事頑張ってね』

これが、今の正直な気持ちだった。

でも、やっぱりさよならが言えないのはまだ日が浅いから?

それとも未練?

分からない。


ポチくんからメールが来たのは11時近く。


PM 10:40

『いや俺こそ・・(中省略)だけど逢えるととても嬉しいんだ 寒くなるけど仕事頑張ってね』


これが、ポチくんから私への最後のメール。

彼からも「さよなら」はなかった。



でも、これで終わり。

メールを読んで、はっきりと終わったと思った。


憎みあって別れた訳じゃない。

でも、お互い運命の人ではなかったのだ。

そんな事最初から分かっていた事。

なのに、ずるずる関係を続けて来たのが悪いのだから。


***


電話やメールなんかでケンカするのは絶対したくないと思っていたのに、やってしまった私。

挙句別れてしまったけど、今でも好きな気持ちには変わりない。

逢うと泣いてばかりいたけど・・でも、ポチくんと出会えた奇跡をありがとう。

それだけは言える。


1年もしないうちに、また仕事中会ったりするだろう。



いつか、ポチくんと笑って話せるようになれたら良いなぁと願わずにはいられない。





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Last updated  December 18, 2005 03:18:52 PM
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