落砂



落砂は造語ですが。
昔の日記を読んでいたら出てきました。
気に入ったので乗っけてみます。






過ぎ去りし日々の速度を勘違いするのは、

落ちた砂が遠く下にあるからだ。

小さく見える堆積した過去の時間と

自分の回りにある

これから落ちていく砂とを比べ、

錯覚を生じる故だ。



そして、絶えず、この子瓶の砂は

遥か下に飲み込まれていく。

頂上に居座った一欠けらの意思さえも

いつか細い管を通り、

そして埋没するのだろう。











そんな砂時計の話。


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