元宮磨崖仏


国東半島 史跡めぐり

≪元宮磨崖仏≫

穏やかな表情 「元宮 磨崖仏」
1 元宮磨崖仏

 豊後高田市大字真中(まなか)にあり、日常の 生活道路沿いに この磨崖仏はある。
 元宮八幡のむかって右横の崖に掘られており、言われないと、知らずに通り過ぎてしまう位、
 周囲に溶け込んでおり つい、見過ごしてしまう。
 六郷満山の一つ 田染(たしぶ)郷の中心にある 元宮磨崖仏。

 元宮磨崖仏を中心とした 周辺集落含めた地域名を総称して 現在でも「田染」と呼ばれており、 
 人々の中で根強く 生き続けている。

 仏像は、熊野磨崖仏と同様、サイズこそ違うが 崖に掘られた磨崖仏である。
 造立された時代としては、室町時代と推定されている。

元宮磨崖仏
6体の磨崖仏が掘られていた「元宮磨崖仏」
2 元宮磨崖仏

6体の磨崖仏が掘られていたようだが、1体欠落しており 現在、見られるのは5体である。

   右側より、
             1. 毘沙門天(多聞天)                         七福神の一人
             2. 矜羯羅童子(こんがらどうじ)           不動明王の脇侍
             3. 不動明王                  大日如来の化身    
         4. 持国天                    東方守護神
             5. 声聞形尊像 (地蔵菩薩?)         地蔵であれば、六道済度菩薩
                                                                           後の時代の追刻であろうと言われている
 欠落しているのは、3不動明王と 4持国天との間 不動明王 脇侍である

 (豊後高田市観光協会記述より引用)


断崖絶壁に掘られた磨崖仏
3 元宮磨崖仏

 断崖絶壁の壁自体を 湾曲に掘り抜いた部分に 石仏が彫られている。
  年々風化されていく姿を見かねて 昔の姿を少しでも後世に残すべく 陳情を重ねた結果、
 平成13年4月 念願の覆屋が完成した。


元宮磨崖仏の近隣には、「田染の荘」 (たしぶのしょう)
4 田染荘 (たしぶのしょう)

 元宮磨崖仏から 車でわずかの場所(小崎地区)には、平安~鎌倉時代から そのままの景観を残す荘園(土地)がある。
 それが、田染荘(たしぶのしょう)である。

 昔、宇佐神宮の領地でもあった田染荘は、水の豊かな水田地帯として 重要視されていたひとつである。
 この景観を後世に残すべく 現在、保護に努めている。

田染荘(たしぶのしょう)

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