新月通信 

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2004.12.30
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カテゴリ: 本作り日記
■木と水の結婚

今朝、ヴィジョンともファンタジーともつかないのような
夢を見て目が覚めました。

それは木と水の壮大な結婚。
何のことかわからないでしょ?
「本」というのは紙という媒体に、インクという印字で書かれたものでしょ?

紙は木でできており、それは、魔術では「火」を表し、「男性」を象徴します。
印字はインクでできており、それは、「水」を表し、「女性」を象徴するのです。

それが合体したものが、「書物」というものです。

天と地の融合、創生をあらわしているのです!
それを夢で教えてくれたようです。

それらが私の夢の中のファンタジーとなり、
森林で出会った男女が水辺で結婚しているイメージを取り、
(まるで『指輪物語』のようだわ)
壮大な幻想を送ってくれたのです。

こんなに神聖なことを、私はしていたなんて・・・。

■オリジナリティはどこに?

最近悩んでいることがあります。

それは私のオリジナリティのことです。

私は文章を書く時は、全然考えて書いていません。


書き出すと、どこかからか言葉が聞こえてきて、それを自動書記のように書き留めるのです。
だーっと流れるように、鉛筆で走り書きをしていきます。
パソコンのキーボードでは遅すぎるぐらいです。

ですから、理路整然は当然なく、論理的にみて正当かどうかも、
全然考えていません。


だんだん自信がなくなるのです。

私の頭を通過して出てくる言葉というのは、
私が生まれて、育ち、教育を受け、本を読んで、
蓄積された「言葉の総体」でしょ?

そうすると、私の考えもひょっとしたら、どこかの誰かが言っていたことで、
どこかの誰かが書いていたことかもしれないのです。


そう思うと、私の文章は誰かの「盗作」になってやしないか?

私が絶対に最初に考えた「言葉」はありません。
そうすると、それらを組み立てた「文章」も絶対私のものであるかどうか、
わからなくなってくるのです。

どこからどこまでが、私で、
どこからどこまでが、他人なのだ定かでなくなるのです。

こうなると、私自身の著作に自信がなくなるのです。
本当に、私の作品なのか?他人の物まねでしかないのではないか?

そう思うと、筆がぱたと止まってしまいます。
(私の場合は、声がまったく聞こえなくなってしまいます)

編集のNさんに、そのことを相談すると、
「著者が、誰もは一度、ぶつかる壁です」と言っていました。

「すべての原典は『聖書』に集約されている」とも・・・。


この間、安部なつみさんの盗作問題があったけれど、
彼女も、偶然に同じ詩が浮かんだ、と言えないこともないでしょう。

全く新しいものというのはあるのでしょうか?

クラシックの世界でも、
あの天才モーツアルトでさえ、その当時の作曲家を
すべて学んだ(真似した)上で、の作曲だったのです。

何かと何かの組み合わせ、合体で、ちょっと新しいけれど、
画期的なものが生まれるのでしょうか?

今朝の夢は、そのことも私に教えてくれていたのでしょうか?





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Last updated  2006.02.17 10:16:16
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