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2025.05.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
「ふぅ~~~。」
歩きながら、
「それにしても、可愛いお嬢さん。旦那様似…???…それとも、奥様似…???…ははははは。」
そして…。麻友、コートのポケットからスマホを。
「…一応、ライン、しとくか。今頃は…。」





…こちらは…。木守家。

汐梨、勝臣に、
「…え…???…芙美花も…。」


「あぁ。39度だって。」

頭の下には氷枕。汐梨、
「あ~~~ん。コホッ。んん。」

勝臣、
「とにかく…、寝てな。コロナじゃ、なかったから。ひとまず安心。」

その声に汐梨、両眉を上下に。


僅かな沈黙。そして…。


汐梨、
「参った~~~。」

勝臣、汐梨に、
「うん…???」



勝臣、眉間に皺を。そして、微笑みながらも頷いて、
「あぁ、多分。陰性だから…、インフルだと。」

汐梨、両眉を上下に。
「はぁ…。39度なんて…。」
上唇をグニュリと。



事実。和歌山を実家に持つ高井戸家。
耀司の記憶にも、汐梨の記憶にも、病気となって、病に伏した景色は、一度として、なかった。


勝臣、汐梨に、
「今なんて…。まぁ。…いつ何時、どんな事が起きるか…。」

汐梨、
「悔しい~~。」

その声にまた勝臣、眉間に皺を。そして、慰めるように、
「うん。…確かに。」

「悔しいよ~~。一度も病気になった事、なかったのに~~。何で今。」
そして汐梨。
「高井戸家…。私や兄さん、知っている限り、病気なんて…。」

勝臣、頷きながら、
「うんうん。知ってる。」
そして…。
「とにかく…。薬は飲んだから。…熱、下がったら、病院、行こう。…仕事は…。…まず、一週間は…。」

「コホッ。」
小さく頷いて汐梨。
「…だよね~~。」
僅かに掠れた声で。

「あ。」
勝臣。
「電話。…って事は…。」
リビングに。


「はい。もしもし。お義兄さん。」



耀司、芙美花の部屋で。
「あぁ、俺。…芙美花、コロナじゃなかった。」

その声に勝臣、
「へ…???」
そして、安心したような顔で。
「はは。そうですかぁ~~。」
そのままスマホを耳に。

そして寝室に。汐梨の傍で、
「芙美花ちゃん、コロナじゃなかったって。」

汐梨、その声に安堵したような顔で、
「うん。」

勝臣、スマホに、
「はは。良かった~~。じゃ、多分、インフル。」


耀司、芙美花を見て、
「だと、思うけど…。」

汐梨、眉間に皺を。
「うん…???…兄さん。」

勝臣、汐梨を見て、
「うん…???」

「兄さん。どうして芙美花がコロナじゃなくって、インフルって…???…検査キッド…???」

勝臣、スマホに、
「お義兄さん、コロナの検査キッドって…。」

耀司、スマホからのその声に、
「うん…???」
そして、
「あ、いや…。多分、あるか…も…???」
そして、思わず誤魔化し笑いで、
「どこにあるのかは、分かんないけど…。」

芙美花は目を閉じて眠っている。

勝臣、声を聞きながら、
「え…???」
汐梨に、
「キッドはあるとは思うけど、何処にあるのかは…。」

汐梨、瞬きしながらも、
「はっ…???…じゃ。」
掠れた声で、
「じゃ、なんでコロナじゃないって分かんのよ~~。コホッ。」

勝臣、
「無理しない。」

汐梨、また小さく頷いて、
「う、うん。」

勝臣、スマホに。
「お義兄さん…???…コロナじゃなくってインフルって…。どうやって…。」

耀司、勝臣のその声に、思わず…、坂下の顔が…。
「あ。あ、あぁ~~~。」
そして…。
「はぁ…。…仕方がない。」
スマホは耳から外れている。

芙美花の部屋で胡坐を掻きながらの耀司。再びスマホを耳に。
「麻友さんに、電話した。坂下麻友さんに。」

勝臣、
「麻友さん…???…坂下麻友さん…???」

その声に汐梨、
「あ。」
そして、
「あ、あ。…コホ。…そっか~~~。坂下。…麻友さん。」

勝臣、汐梨に、
「誰…、それ…。」

汐梨、
「あ、あぁ~~。」
そして勝臣を見て、
「義姉さんの…、そっくりさん。」

思わず勝臣、
「え…???」
そして…、思い出したように、
「あ、あ~~~。」
そして、頷きながら、
「うんうんうん。なるほど。」

勝臣、既に汐梨から話は聞いている。

「杉並の~~。」

汐梨、その声に小さく頷いて。

勝臣、すぐさまスマホのスピーカーを。
「そうでしたか~~。杉並の~~。」

スピーカーから耀司の声。
「うん。…俺も、どうしたら分かんなくって。…で、師長に。」

弱々しい声で汐梨、
「…で、電話したんだ。」

耀司、顔を傾げて、
「汐梨…???」

「パパから、スピーカーに。」

耀司、
「あ、あ~~。そっか。」

スマホから耀司の声、
「あ、あ~~。…けど…。全然出なくって。…で、仕方なく、坂下さんに。…で、さっき…。来てくれて…。いろいろと。」

汐梨、目をキョロキョロと。
「そっかぁ~~。う…。」

耀司、
「汐梨…???」

勝臣、
「無理すんな。薬、飲んでるけど、まだ…。」

汐梨、
「はは。体中、熱っつ。凄い、ぼぉ~~っと。…けど。コホッ。でも、意識はねぇ~~。…はは。寝るわ。」

勝臣、ニッコリと。
「あぁ。」
そして、スマホに、
「じゃあ…。お義兄さん。」

耀司も、
「あ、あ~~。うん。」

通話は切れる。









ママでいい…。   vol,301.  「悔しいよ~~。一度も病気になった事、なかったのに~~。何で今。」

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最終更新日  2025.05.19 21:45:40 コメントを書く


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