THMISmamaの~お洒落の小部屋~

THMISmamaの~お洒落の小部屋~

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

THMIS

THMIS

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

カードを洗濯@ Re:晄史から案内されて眞鍋家のリビングに。(10/12) カードを洗濯は、 0896243676 からどうぞ…
癲狂院@ Re:「旦那が一緒なんだから安心しな。」(05/15) 癲狂院の知りたいことは、0896244450 か…
ショルダーバッグ@ Re:「密着取材、話を受けたの、佐津香さんと課長なの。」(04/02) ショルダーバッグの知りたいことは、0896…
タクシーの中@ Re:「今、病院からそっちに向かってる。タクシーの中だ。」(12/27) タクシーの中については、 0896240183 を…

フリーページ

2025.05.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
手書きハート
耀司。
「坂下さん、すぐに来てくれて。最初に、検査キッドで。…そしたら陰性で。…恐らく、インフルって。」

スマホから睦美の声、
「そうでしたか~~。とにかく、メッセージ見てびっくりして。」

耀司、
「睦美さんには、知らせておかないとって。」

瞬間、睦美、胸が熱く…、僅かに目が潤む。
「ありがとうございます。」

「あ。」

耀司、その睦美の声に、
「え…???…睦美さん…???」

睦美、
「あ。…え…と。」
そして、何かしら安心したような口調で、
「…でも。耀司さん、自宅で仕事を。」

耀司、瞬間、
「あ。あ、あ~~。はははは。」
耀司も睦美の声に、
「実は俺も…。芙美花がこんな事に…。で、思ったんです。家での仕事で、助かった~~って。」


「耀司さん。」
慰めにも似た声で。けれども、
「あ。耀司さん、朝ご飯。」

すぐさま、
「あ~~。はははは。それはもぅ、昨夜の残り物を。…で、パセットにもさっき、ご飯を。」



耀司、
「もぅ~~。それは…。」
僅かに考えて、
「コンビニにでも行って、何か。」

「あ~~、はい。分かりました。」
そして睦美、
「じゃあ~~。芙美花さん、熱が下がれば、そのまま受診。」

耀司、頷きながらも、
「えぇ。そうなります。」

睦美、口調を伸ばしながら、
「今日は~~。39度もあれば…。受診、難しそうですね。」
「ん~~~。何とも…。」

「あ。でも。…夕方前には、汐梨さん。」

その声に耀司、僅かに目が動く。そして、
「…なんだ、けど~~。」

瞬間、睦美、目をキョトンとさせて顔を傾げて、
「え…???」

耀司、スマホに、
「実は…。汐梨にも電話したんですが、本人が電話に出なくって。どうしたのかって思ったら、何と、汐梨もインフルでって。」

間髪入れずに睦美、
「うそ。」
スマホを持って、仰天したような顔で。
「し、汐梨さんも…???…インフルエンザ…???」

耀司、頷きながらも、
「えぇ。旦那の勝臣君が、今、まだ休んでますって。汐梨も39度って。」

睦美、
「うそ。」
そして、
「わぁ~~~。そんな…。」

耀司、スマホに、
「今、インフル、流行っているみたいです。学校に休みの電話をしたら、他の生徒の家族からもって、担任の先生が…。…で、さっき、芙美花の友達のおかあさんからも電話があって、芙美花の友達もインフルって。」

「そうなんですか~~。」
睦美。
「じゃあ、私、レッスンが終わり次第、伺います。」

瞬間、耀司、
「あ。それは、やめて下さい。睦美さんにもインフル、うつっちゃいます。」

けれども睦美、
「あん。でも…。私は去年の今頃には、罹っちゃってますから。…それに…、去年の11月には、予防接種も、しっかりと。」
そして睦美。
「大丈夫です。しっかりと整えて伺いますから。…じゃないと。大変でしょう~~???」
睦美、語尾を強調するように。
「…それに…、芙美花さん。着替えだって~~。お洗濯。…それに。いつまでも同じ氷枕じゃ。」

瞬間、耀司、
「あっ。」

途端に耀司、
「いっけねぇ~~。まだ、アイスノンのまま。」

すぐさま睦美、
「ほら~~~。あ。でも、39度も熱があるのなら、アイスノンより氷枕です。換えてください。」

慌てて耀司、
「そう…、ですね。」
そのまま椅子から立ち上がり、部屋から出て、
「氷枕、氷枕。…って、何処…???」

スマホから、
「キッチンの…、どこか、棚の中に…。」

耀司、キッチンの棚を片っ端から開けて、
「ない。ないないないない。」
そして、
「どこだ、どこだ~~???…アイスノンなら、冷凍庫からすぐに。」
そして…、アチコチ周囲を見渡しながら。それでもしっかりとスマホを耳に。
「ん~~~。どこだ~~???」

スマホから、
「普段、薬箱って何処に…???」

途端に耀司、フィンガースナップ。
「あっ。そうだ、」
朝、探した薬箱の…。すると…。薬箱の隣に薬箱と同じくらいの大きさの箱が…。
「何だこれ…???」
と、思い出したように。
「あ。これ…。…そうか、これか~~。」

スマホから睦美の声。
「何ですか…???」

耀司、思い出しながらスマホに。
「これ…、コロナの検査キッドです。」

その声に睦美、
「へぇ~~~。」
すると…。
「奥様、…用意、してらしたんですね~~。」
優しそうな声で。

耀司、睦美の声に、
「えぇ。…そのようです。」
そして…。
「あった、あった。氷枕。」

スマホから、
「ありました…???」

耀司、
「えぇ。四角いケースの中に。…で、新聞が畳まれて入ってます。」

「じゃあ~~。それですね。それに氷を入れて。」

耀司、言われたままに。
「あ、うん。」
そのまま氷枕をキッチンに。そして冷凍庫から氷を。
「どのくらい…。」

間髪入れずに睦美。
「全部です。…でも…。家庭用の冷凍庫の氷じゃ。」

耀司、氷を入れながら…。
「半分も…。」

「足りないと思います。でも…。耀司さん。その氷枕に水を入れて下さい。」

耀司、スマホに、
「分かりました。」








ママでいい…。   vol,305.  「あ。でも、39度も熱があるのなら、アイスノンより氷枕です。換えてください。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

楽天ブログ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.05.24 18:50:08 コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: