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こんにちは。唐突に、まだ昨年の旅行記を始めてみます。きっと、皆さんにまた、失笑されてしまう・・・・・ きっと、どこを旅行してたんだかもお忘れでしょうが、プーリアですよ。今日は、街の紹介というよりも、イタリアの飲み物です。上の写真、”CHINO” とかいて ”キノ”(アクセントはノですよ)というんですが、イタリアでよく目にする炭酸飲料です。通称”キノット”とかも言われているみたいです。(というか、サンペレグリーノの出しているキノットがキノっていう商品名なんだと思うのですが、定かじゃないです。) キノットっていう柑橘類がありまして、それを香料にして作った飲み物が”キノット”味は、ちょっとスパイシーなコーラって感じです。私これが大好きで、イタリアにいくと必ず飲みます。 今のところ 日本では見たことがないので、イタリアにご旅行の方、是非試しに飲んでみてください! ほかにも、サンペレグリーのは ちょっと 大人な炭酸飲料をたくさん出していて、”ほろ苦いオレンジエード” とか ”カクテル”という名の食前酒風味の ノンアルコール飲料とか・・・・ 夕食に出かける前に、BARで一杯食前酒を飲む習慣のある彼ら。お酒のまったくだめな私はよくこの”カクテル”を勧められました。味はカンパリソーダ。ほんの少し苦味があります。でも、もちろんノンアルコール。話の種にイタリアにお出かけの際は探してみてください。
2008.09.07
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マテーラの町で熱さにやられるも、次の日にはぴんぴんで”まだまだ、私もいい回復力持ってるじゃないか!!”と感心。プーリア最大の都市バーリを見ることなく、予定はつまっているので、後ろ髪を惹かれる思いで、オストゥーニへと急ぎます。プーリアは小さな街にいつも”白亜の街”とか ”バロックの街”とかキャッチコピーがついているのですが、オストゥーニはまさに”白亜の街”遠くから近づくと真っ白なおとぎの国が緑の中に浮かびます。比較的開けていて、交通の便もそれほど悪くない(いいとは言えないですが・・・)この小さな街に拠点を置いて残りのプーリアのたびをまわることにしました。ちなみにこの写真はオストゥーニの道端に生えていた植物。こちらレッスンでも良く使う、ケッパーです。先っぽがちょこっと赤みがかっているのが、つぼみで、小さな白い花が咲きます。あの、よくスモークサーモンに添えてあるのはこのつぼみを摘んで酢漬けあるいは塩漬けにしたものです。意外とどこでも生えてます。
2008.06.10
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『6月に2週間お休みをいただきます』→明らかにイタリア旅行です。ということで、去年の旅行記が終わってないことに自分でびっくりしています。 今回は、マテーラ。マテーラは、プーリア州ではなく、バジリカータになるのですが、プーリアとの境にあるので、いってみました。ところが、実は旅の中で一番心に残っている場所になりました。マテーラは、石の洞窟が集まったような町で、世界遺産にも認定されています。その、様子はまさにキリストの時代のエルサレム。(いったことはないので分からないのですが、イメージとして・・・)実際、何年か前に上映されて 話題になった メル・ギブソンの『パッション』のロケ地にもなっています。とにかく暑く日差しが強い日で、石の街入ると、人影はまばら。そりゃそうです。ほんとに危険なくらいの暑さですから。水を買って、ひたすら街を見学すると、団体の人たちが見えました。 誰かいる!!と思ったら、日本の観光客の方々。やっぱり、日本人ってすごい!でも、もっとすごいのは石の家。外からはなんだか本当にはるかかなた昔にタイムスリップしたような様子で、街全体が石釜のように暑いのに、中に入るとひんやりしていて気持ちがいいんです。しかも、さすがは イタリア人。CAFEも中に入ると素敵なインテリア。実はこの後、途中であまりの暑さでふらふらしてきた私、大事をとってはやめに退散。ホテルに帰ったら暑いはずが、震えてきてしまい、これがもしや熱中症?とせっかく一日しか滞在しない予定だったプーリア最大の街、バーリもまったくみれないという事態が待ち受けているのでした。 なので、また、絶対いつかいってやる!!と胸に決めました。皆様も、南イタリアご旅行の際は是非、マテーラおすすめですよ!!でも、夏は避けたほうが無難です!
2008.05.12
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あまりにも久しぶりでございますが、やり遂げる意志のある去年の夏の旅行記、少しずつですがちゃんと最後まで綴りますので、どうぞ気長にお付き合いください。前回あまりにも前すぎて自分でも見返してしまいましたが、海水浴にいったみたいですその後訪れた街は Gallippoli ガッリッポリです。この街はやっぱり魚介がおいしー!! 私の好きな 青山にあるレストラン CORTESIAの 江部シェフは、かつてプーリアで修行をされ、今もレストランの料理にはそのプーリア料理のは存分に生かされているのですが、そのシェフにプーリアに行ったならどこに行くべきか?とたずねたところ、この小さな街 Gallippoliとお答えに。別に何かがあるわけじゃないんです。岬なので、景色は抜群。魚市場があるので食べ物がおいしい。もうそれで十分です。あとは、夕日を見ながらロザータ(プーリアはロゼワインがおいしいんです!)を飲みながらゆっくり食事できたら最高!!ということで、何もない町を見て、夕日がゆっくり見れそうなそして、おいしそうなトラットリアをさがし、準備万端。けど・・・まだ日は高い。前も書きましたがイタリアの夏は日が長いんです。夕日が見られるのは9時すぎ。そんな時間まで夕飯食べずに我慢なんて・・・ということで、少し早めに、ゆーっくり食べて、最後に夕日が見れればOKと自分に言い聞かせ、まだオープンしたての海沿いのトラットリアでお食事。絶対食べたかったのが、うにのパスタ。うまい!の一言です。うにのパスタってクリームもおいしいですが、やっぱりトマトですよね!!その他にも、Zuppa di Pescie(魚のスープ)の中には、ぷりぷりのいか、アンコウが入っていて、魚介を楽しませていただきました。 そして、やっとこの夕日。きれいすぎておなかいっぱい。(確実に本当におなかいっぱいだったんだとおもうのですが・・・)この夕日はきっと一生忘れません。
2008.04.08
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今日はすごく寒く、”冬”な一日でしたね。なんだか年々こういう、”冬”な日が少なくなっている気がしますね。そんな”冬”な一日の締めくくりに、わたしの2007年夏の思い出の続きを書き記したいと思います。思えば”トスカーナ&プーリア旅行記”レッチェの記事、”次回は海水浴!”の予告をしたまま・・・・ということで、こんかいはイタリアの海水浴です。イタリア人はビーチだーいすき。ビーチといえば”海の家”イタリアにももちろん海の家があります。海の家の前にはビーチパラソルとデッキチェアならんでいて、海の家で1日いくらか払うと(確か日本円で1000円ちょっとな額だった気がします・・・)この、パラソルとチェアを貸してくれて、快適なビーチ環境を約束されます。そのほか、ビーチでは困るトイレやシャワーや更衣室なんかも海の家にちょこっと支払っておけば安心。もちろん飲み物や軽食なんかも購入できるのです。わたしもこの海の家にお世話になり、デッキチェアに陣取ってみたのはいいのですが、すぐ飽きてしまい役に立ったのか・・・こちらの海はプーリアのガーリッポリという岬の近く。せっかく海のきれいなプーリアに来たのだから・・・と思い海水浴をしてみたのですが、結局印象に残っているのはガーリッポリで食べた夕飯でした。(食べることばっかりなんですね。)何を食べたかは次回・・・・
2008.01.14
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さて、今日は先日の謎?です。こちらはレッチェ。お昼間の様子。レッチェといえばプーリアの中でもかなり大きなバロックの街。さぞかし人もいっぱい????なんと、大きな街にもかかわらず、人っ子が見当たらないのです。道を聞きたくても誰もいない・・・なんか、この街外しちゃったのかなぁ?なんて思っていたら・・・・こちら、おなじ街レッチェの夜の様子。人であふれて、何かのお祭り???ってほどです。(後ろのガチャガチャしたのはみんな人の頭です。)そう。南イタリアは夜にならないと人が出てこないのです。昼間は、暑くてたまらないので昔ながらのお昼休みをしっかりとって、(もちろん海は人がいっぱいですが)夜になって、日が落ちてきたらみんな街に繰り出すんです。(きっと先日の洞窟のレストランも、夜はさぞかし盛況なんでしょう。)でも、イタリアの夏といえば、夜9時ごろにまで明るいんです。ってことはみんな9時ごろから街に繰り出し、ご飯を食べ、夜中の2時くらいまでは騒いでる感じでした。元気です。まあ、一人旅にはうれしい明るさですけどね。実は、トスカーナからプーリアに旅立つ時、トスカーナの友達みんなに、”プーリアは危ないから気をつけろ!”と脅されていました。(後でそのことをプーリアの人たちに話したら、プーリアの人たちはトスカーナは危ないと思ってるといっていました。)でも、この様子だと、夜より昼のほうが人気が少なくて危ないんじゃないかと・・・・ともかく、プーリアで今までのトスカーナにはない、南イタリアな時間の流れにびっくりさせられました。それにしても、プーリアは暑い!(この暑さには今後も苦しめられます・・・)次回はプーリアの海水浴です。小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.11.04
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久しぶりに旅行記です。前回やっとラツィオ州ローマからプーリア州バーリまで飛行機で。朝の飛行機でしたが、案の定1時間遅れで出発。イタリアに定刻出発という奇跡は起きないのでしょうか?バーリの街はプーリアの中でも大きいのですが、今回は素通りしまして、ひたすら南、レッチェまで移動です。途中、ポリニャーノ・ア・マーレという街により、お昼を食べました。この辺は、海岸沿いに波で侵食されてできた洞窟がたくさんあり、それを利用した、ホテルやレストランなどが有名な町です。そのなかでも、”GROTTA”というホテルはとても評価が高く、宿泊は無理でも、せめていい眺めを見ながらお昼でも・・・・ということでちょっと奮発しました!どうですかこの眺め!レストランはなんと左端に見えている階段を下りたところにあるので本当に洞窟の中。こちら↓ちょうど階段の上からとった写真。このレストランに地上から行くには、ひざが笑ってしまうくらいの階段を下っていかないといけないのですが(もちろんエレベーターなんてものは存在しません)、実は海からも入れるらしく、いつかは海から登場したいなぁなんて思いました。ここで食べるべきものは、やっぱりなんと言っても生の魚介類でしょ!ということで、生の魚介のアンティパスト盛り合わせをオーダー!そもそも、プーリアにいきたいなぁと思ったきっかけが、”プーリアでは、生のコッツェ(ムール貝)を食べる”と聞いたからです。なんだか、海外で生の貝。しかも夏なんて結構勇気が入りますが、そこはチャレンジ精神旺盛なもので、しっかりいただきました。真ん中にある、真っ赤なのがムール貝。ムール貝でもやはりいろいろと種類があって、生食できるもの、できないものがあるので、間違ってもそこらへんのムール貝でチャレンジしないでくださいね!お味は・・・まずくない!が正直な感想です。というのも、左にある、大きなアサリのような貝がまた珍しく、プーリアにしかいないのだそうですが、ノーチ(くるみ)という名前がついている貝で、これが味がしっかりしていておいしい!また、右の牡蠣も磯の味がしておいしい!ということで、実はムール貝がぼや~っとしか覚えていません。このほか、セッピア(もんごういか)、アカ海老、白身のお魚(ナンだったか思い出せません)もあったのですが、いかがぷりぷり。今までに食べたことのないような食感で感動しました。”やっぱり、海辺はいいなぁ。トスカーナは肉・肉・肉だもんなぁ”なあんて思いながら、これからのプーリアの旅に期待を馳せておりました。しかし・・・ひとつだけ気になることが。とーっても有名なレストランなのに人っ子一人いないのです。お昼時なのに・・・どうして?なぜ?と思ったのですが、さすがに店員さんに”なんですいているんですか?”なんて聞けっこないので、なぞのまま。この謎が、この後南イタリアをなめてかかった私に災いをもたらすのでした・・・・(謎は何てことないのですが、次回のブログで・・・)でも、お料理はおいしいし、景色はいいし、ちょこっとセレブな気分で、いつかはホテルにも泊まりたい!と心に決めてバロックの街レッチェに!ということで、次回はレッチェです!小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.10.30
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皆様お久しぶりです。こんなに不定期のブログあっちゃいけないですよね・・・初夏行ったイタリア旅行記を綴っていたはずなのに、気がつけばもうすっかり秋です。季節の流れるのはなんて早いんでしょう・・・なんて感心している場合じゃないです。更新がんばります。(口だけ?)さて、すっかり忘れ去られたトスカーナ&プーリア旅行記ですが、今回はやっとトスカーナ最終回。今回のトスカーナは、仕事はまったく抜きで(厨房に入ることなく)BARを営業している友達夫婦の家にお世話になったこともあり、本当にサン・ジミニャーノの街の人ほとんど知り合いになったんじゃないかと思うほど、いろんな人に出会いました。イタリアにおけるBARのありかたと、サン・ジミニャーノの人たちの暖かさを改めて感じた滞在になりました。最終日はもちろんみんなで食べて飲みました!この景色と、おいしいものと大切なお友達のいるトスカーナは私にとっての大切な癒しの場所です。さて、次はトスカーナからプーリアへ。トスカーナには大きな空港が2つあります。ひとつはフィレンツェ、もうひとつはピサですが、そのどちらからも プーリアに行く飛行機の直行便がありません・・・どうがんばってもローマで飛行機を乗り継がないといけないわけです。というわけで、あきらめてローマまではバスか電車で行こうと思っていたところ、やっぱり友達がお車で送迎!!サン・ジミニャーノからローマまでは片道車で3時間ほど。結構な長距離なのに、ありがとうローマに着くや否や、ローマはさすがは大都市。私も実は飛行場があるからいくぐらいで、あまりなじみのない土地。しかも、イタリア人でもローマでは車に乗りたくないというほど交通マナーが悪い。そこに、外国人の私と、私と同じかそれ以上にローマに疎い友達とでの珍道中。ガイドブックを見ながらどうにか目的のホテルに着いたところで、ご飯をたべるぞー!と張り切っていたら、”マックがいい!!”のリクエスト。いつも不思議に思っているのですが、イタリアの人は意外にもマック好き。普通のセットを頼んだだけなのに、日本円にしたら軽く1000円は超えてしまう高さ。周りにもっと安くておいしいパニーノだっていっぱいあるのに、マック好き。”たまにはこういうの食べたいんだよね。”ということです。やっぱり、知らない土地に行くと、どこにでもあるマックって落ち着くのかなぁ?ローマのマックでイタリア人のお友達とご飯。なんだか、完全におのぼりさん翌日は寝坊しないようにして、プーリアに飛びます!ということで、次回からはいよいよプーリア突入です!! ちいさなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.10.14
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こんにちは・・・・またやってしまいました。どうもまめじゃない様で・・・しばらく更新してない間に、京極夏彦にはまって、徹夜で読書したり、”24”夜通し 1.5倍速でみたりなんてしてたわけじゃないんです。今回は以前お伺いしたパン屋さんの突撃お昼ご飯です。イタリアの人って本当に親切で、ちょっと仲良くなると”うちにご飯食べに来ない?”ってほぼいってもらえます。これって本当に楽しいし、うれしいし、勉強になるんですよね。 小さな街、ウリンニャーノのパン職人マルコはもう、典型適な人もうらやむトスカーナ暮らしなんです。パン工房を見学している途中、マルコがお店の近くの倉庫に連れて行ってくれました。その中には、見事な 生ハム&サラミがぶら下がっており、 オリーブオイルとワインの樽までありました。これをみて、もうかなり期待をしていたのですが、その生ハム、サラミ、ワインにオリーブオイルが全て自家製というので、もう 興奮してしまいました。なんでも、毎年 豚は冬に1頭 農家より買って、それを自分の手で、生ハムやサラミにするそうで、ワイン畑に、オリーブ畑も家のうらにあり、さらに さらに 牛肉はやっぱり決まった農家から 1頭単位で買うそうです。(もちろん親戚一同で分けて、冷凍しておいたのを少しずつ食べていくのですが・・・) それだけじゃありません。 山を持っていて、そこではトリュフもとれるそうで・・・ 果物もそこでかなりの種類収穫でき、ジャムなどにしているです。もう、恐れ入りましたって感じですよね。仕事がひと段落して、パン工房からは車で5分の自宅に着くと びっくり。イタリアのおうちにしては少し変わった感じの、大きな箱といったお家。聞けば、500年以上も前に小学校だった建物を改築して住んでいるそうです。写真を撮り損ねたのですが、リビングは大きな教室だったのでしょう、天井は高く、昔ながらのガラスがはめ込まれていて、それはそれは素敵なのです。そこにドンっと不思議な置物・・・テーブルにしては・・・・とおもっていたら、家を修復する前は門扉についていた石で、口からは水がでてきたそうです。裏庭には、釜やらグリルやらもう、わくわくするようなものばかり。極めつけにプールまでありました。うらやましい限りです。イタリアの人って本当に古いもの修復して美しく見せるのが上手です。古いものほど価値があり、それをみんな誇りに思っているんですよね。見習いたい。そして、マルコの奥様に”さあ、テーブルについて頂戴”といわれ 出てきたものは・・・・まずは自家製のサラミとコッパ。もちろんおいしいに決まってます。おまけにパンも自家製で(当たり前ですが)焼きたてですからすすんじゃいます。残念ながら私は下戸なので 自家製ワインは お味見程度でやめときましたが、オリーブオイルはもう、最高です。そして、お次に出てきたのは、トマトソースのペンネ。とどめがこちらビステッカ アッラ フィオレンティーナ。 Tボーンステーキです。VIVA ITALIA!!! トスカーナの人は今でもこうして お昼っから ちゃーんと優雅にフルコース食べてるんです。もちろん EUになった今日、生活様式はだいぶ変わってきたようで、家に帰らずパニーノでお昼を済ます人だってたくさんいます。でも、これこそイタリアのトスカーナの生活なんだと思います。(ちなみに、マルコの年頃の娘さんは”私は肉はいらない”と食べていませんでした。夏なので水着を着ないといけないから肉は食べないそうです。)なんて豊かなんでしょう。イタリア人は人生を楽しむことを本当によく知っている気がします。この後、デザートにはジェラートとフルーツ。カフェと続き、お土産に自家製のジャムまでいただきました。今日初対面なのに・・・・なんてすばらしいおもてなし。 実は内心、次回は生ハム&サラミ作りを見たい!とたくらんでいます。 あー思い出したら、おなかすいてきちゃいました。
2007.09.12
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今回の旅で楽しみにしていたことのひとつ。それはパン屋さんの見学でした。 先日のサン・ジミニャーノ マストイート でかいた、おすすめブルスケッタのお店で、使っているおいしいパン。そのパンは、サン・ジミニャーノから 車で10分ほど離れた、ウリンニャーノという街の小さなパン屋さんで作られています。外から見たところ、ココがパン屋さんだなんてほとんど分かりません。それもそのはず、このパン屋さん、地元の人はもちろんここで買いますが、お客さんのほとんどが、サン・ジミニャーノ近郊のホテルや、レストランなんです。私の友達もこのパン屋さんから歩いて3分のところで 家族でホテルをもっているのですが、(VECCHIO ASILO) そこでももちろん ここのパン屋さんのパンをつかっています。ここのパン屋さんって、パン屋さんの名前も実は今だに知りません・・・・いつも お店のご主人(兄弟)の名前 (マルコとロレアーノのパン屋)で呼んでいました。トスカーナのパンはイタリアの中でも特徴があり、塩が入っていません。初めて食べたときはなんてまずいんだ。というか、何のあじもしない!と思っていました。一般に、トスカーナは農夫が多いので、食事の味は塩辛い!そのため、パンには塩味がないといわれています。まさに、漬物に白いご飯という組み合わせですね!それが不思議、いろいろなところでいろいろなパンを食べていると、だんだん分かってくるんです。余計なものが一切入ってない分、焼き具合、つまり具合、粉の味等々、どこのパンがおいしくて、どこのパンがおいしくないのか。私がオイシー!!とおもってこれはどこのパン?と聞いたところいつもおなじ答えが返ってきて、それはいつもこの、マルコ&ロレアーノ兄弟のパン屋さんでした。ということで、ずーっと気になっていたパン屋さん。今回、イタリアに行くにあたって、パン屋さんの近くにホテルを持つ友達に、”あのパン屋さんを見学したいんだけど・・・・”と相談してみたところ、なんと 友達のいとこでした!!さすがイタリア It’s a small world.しかも、驚くことに、今回おうちに泊めてもらっていた サンドロはこのパン屋さんで働いていたことがあるそうで、”なんだ、早くいってくれたらいつでも 頼んだのに!”ということでした。本来イタリアのパン屋さんは、朝というより私にとっては夜から仕込み始めます。昔、サン・ジミニャーノで、隣がパン屋さんのアパートに住んでいたことがあるのですが、私が、夜友達と遊んで帰ってくると、もう仕込みをはじめていました。そんなこといっても、さすがに 夜中から仕込みをみるわけにもいかないので、最後の生地を仕込む朝8時からお邪魔しました。イタリアでは、お菓子もパンも酵母といえばほとんどこちら、ビール酵母です。ちょうど生イーストのように粘土状になっているものを使います。これを小分けにしたものが、お店にも売っていて、家庭でも普通はこちらの生ビール酵母を使います。作っているパンの種類は多くなく、PANE TOSCANA(トスカーナパン)と 全粒粉入りのパン。そして スキアッチャータと呼ばれる、うすべったいピザのようなパンのみ。このスキアッチャータ、面白くて、イタリアでは普通 フォカッチャって呼ばれていると思うのですが、トスカーナでは スキアッチャータ。そしてシエナでは チャッチーナと呼ばれています。シンプルなパンは作り方もシンプル。種となる前種に小麦粉(イタリアの00粉と呼ばれる粉)、水、ビール酵母を混ぜてよーくこねる。それを発酵させて 分割、成型、二次発酵、オーブンで焼く。以上です。しかも彼等は、はかりも何も使わずどんどん入れていくだけ。おいしさの秘訣を聞いても、混ぜて焼くだけさ!とだけしか教えてくれませんでした。後で、サンドロにこっそり聞くと、生地の調整、オーブンの調整は職人技。そして、やっぱり粉選びと、おいしい水がポイントなんですって。しっかり12時まで 邪魔をしながら見学をすると(その間つまみ食いでややおなかいっぱい)、マルコから思いがけないお誘い。”うちでおひるをたべないかい?”まってました! イタリア人のおうちにご飯を食べに行くのはレストランに行くより間違いなくおいしい物が食べられます。こんな初めて会った外国人をおうちに招待してくれる 親切さに感謝しつつ、お昼が待ちどうしくてたまりませんでした。ということで、次回は”突撃マルコ宅のお昼ご飯”です。って、私パン屋さんでなにを見ていたんだろうって感じですね。小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.08.20
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さてさて、もう夏も残り少なくなっていますが、まだ夏の初めに行った旅行記が書き終わりません・・・・ ゆっくり最後までお付き合いください今回は サン・ジミニャーノ マストイート!!サン・ジミニャーノは観光地なので、イタリアらしいこてこてディープな食堂を見つけるのは大変です。どちらかというと、観光客も大満足の こてこてトスカーナ料理のレストランがほとんどになります。もちろん、イタリアにいったからにはそんな レストランでトスカーナを堪能していただくのももちろんいいのですが、旅の途中、ちょっと胃も疲れたし、今日は軽く済ませたいなぁなんてときありますよね。そんなときにおすすめ!!!こちらは私の一押しのお店のブルスケッタ。サン・ジミニャーノの目抜き通り(サン・ジョバンニ通り)を進み、井戸のある ピアッツァ デッラ チステルナ(井戸の広場)、ドゥオモをすぎ、もう一方の門(サン・マッテオ)に通じる大道り、(サン・マッテオ道り) を進むと、右側に 小さなお店の前に テーブルといすの出ている 活気のあるお店があります。名前は’Gustava’ (グスターバ) 実は 私お店の名前を知らなくて、今回改めて ショップカードを引っ張り出してきてはじめて知りました。この店は イタリアの多くがそうなように 家族経営。だんなさんと 奥さんが いつもお店にいます。だんなさんは いかにもイタリア男性。かわいい女性のお客さんをつかまえてはちょっかいを出しています。奥さんは、こちらもイタリア女性。いつも ばっちり決まったファッションにファンキーなめがねをかけて しゃべりどうしています。 ここのメニューはあるのでしょうが、ココはイタリア式に大体行くと、何食べる?ときかれるだけでメニューは出てきません。お店の中にはショーケースがあり、その中には ナスやトマトなどの野菜やオイル漬け。そして、チーズやハムなどがきれいにならべられています。この中の組み合わせなら何でもOK。チーズやハムをつまんでもよし。パニーノにしてもらってもよし。ブルスケッタにしてもよし。私のおすすめはブルスケッタ。 なんともパンがおいしい上に、夫婦の持つオリーブ畑で作られたオリーブオイルのおいしさを堪能できます。もちろん、サン・ジミニャーノ代表的な白ワイン ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ も数多くそろえていて、グラスで飲めます。たまにはレストランじゃなくて、こんなお食事も イタリアらしくていいですよ。 'Gustava' via san matteo,29 San gimigano(SIENA)そして、デザートはもちろん・・・・・ジェラートです!!!!サン・ジミニャーノにはトスカーナのジェラート大会で何回も優勝している有名なジェラテリア(ジェラート屋さん)があるんです。'gelateria di Piazza' Piazza della cisterna San gimignano(SIENA)先ほどの井戸のあるという広場 ’ピアッツァ デッラ チステルナ’の一角にいつでも人だかりのある ジェラテリアなのですぐに分かります。最近はあまりにも有名になりすぎたのか、日本語のメニューまであるんです。いつもどれにするか決められないくらいたくさんの種類のジェラートが並びます。私のおすすめは マンゴー。面白いところで、サン・ジミニャーノらしく ヴェルナッチャのジェラートなんてのもあります。かつて、毎日このジェラートを食べ続け、ぶくぶくに太ってしまった経験あり。気をつけてください。 他にもいろいろとおいしいものはたくさんあるのですが、特におすすめはこの2つです! それでは次回はイタリアのパン屋さんです。小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.08.16
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先日、CAGGIOという場所をご紹介いたしましたが、今日はその晩の夕食!彼らとBBQってのもすごくひかれたのですが、サン・ジミニャーノの城壁の中でお食事!ガイドブックなどでサン・ジミニャーノのページをみるとだいたいこちらのお店がのっていると言う目抜き通り(サンジョバンニ道り)にあり、落ち着いた雰囲気のレストラン。”ベル・ソッジョルノ”というお店。ホテルの中のレストランなので、ガイドブックによっては、レストランではなくホテルの欄にのっていものもあるとおもいます。実は私はこのお店にいくの初めてだったんです・・・これを聞いて友達夫婦は逆にびっくり。サン・ジミニャーノは決して大きな街じゃないのにどうして街で一番有名なレストランに来たことがないのか??ということでした。理由は簡単。私が働いていたレストランと定休日が同じだったからです。普段の日はまかないを食べるし、もちろんレストランの営業時間中は仕事ですから、外でご飯を食べるのは朝かおやつか夜中か。そのため、定休日のおなじレストランには来たことが一度もなかったんです。入ってみてびっくり。お店は広くゆったりとしていて、なんと壁がガラス張り。そのガラスの向こうにはトスカーナの丘、糸杉、オリーブ畑、ブドウ畑といったなんともいえぬ気持ちの良い景色が広がっています。カメリエーレ(ウェイター)達もみんな、ブルーのストライプのシャツに、クロのパンツ、ソムリエエプロンというかっこいいユニフォームでにこやかに対応してくれました。友達夫婦、旦那さんサンドロはこのお店でコックとして働いていたこともあり、レストランのオーナーまで挨拶に来てくれました。私の働いていた”イル・ピーノ”というレストランと、ここ”ベル・ソッジョルノ”にはいつもだいたい日本の研修生がいます。今回も、日本人の女の子2人が厨房で一生懸命お仕事をしていました。いやー、思い出すなぁ7年前・・・日本人の学ぶ意欲はすばらしく、どんな田舎のレストランにいっても、有名なレストランの厨房には必ずといっていいほど日本人の研修生がいます。ベル・ソッジョルノのお二人、がんばってね! 今回いただいたものは・・・・・ポテトとチーズクリームの前菜〔写真上〕・アヒルのラビオリ〔写真下)この2品です。 前菜は少々、どちらもレストランらしくきれいに盛り付けてあり、味ももちろんおいしかったですよ。でも、どちらもチーズの味が濃く、暑かった一日を締めくくるには多少選択ミスだったなぁ。みなさまも、サン・ジミニャーノにお立ち寄りの際は ”ベル・ソッジョルノ”で是非お食事されてください! 次回はサン・ジミニャーノ マスト イート!!ジェラートです。小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.08.02
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さてさて・・・やっと旅行記に復活です!今回の旅行では、事前に友達に”何かお料理に役立つことがみたい!!”と伝えておいたこともあって、本当に貴重な体験をいっぱいさせていただきました。そのひとつがこちらの農家。トスカーナでは、田舎暮らしはひとつのステイタス!場所はCAGGIO(カッジョ)というのですが、サン・ジミニャーノより車で30分もかからないところにあります。といっても、そこまでの道は険しく、まるでモトクロスのコースのよう。っておもってたら、本当にモトクロスのコースもすぐ脇にありました!そんな道なき道を進むと、かわいいお家がいくつか建っていて、その前には広大な牧場と森。 お家は別荘として貸し出しているそうです。こんなところに別荘なんてうらやましい限りです。こちらのオーナーはもちろん牧場のオーナーでもあるのですが、これがまたかっこいい。(写真下)後姿をこっそり撮っちゃったのですが、分かりますかね?彼、裸馬に乗ってるんです。普通に牧場に放している鞍も何も付けていない馬に、ロープを首にかけただけで、パッパカ、パッパカ・・・まさにカウボーイ。ワイルドすぎます。私は乗馬はおろか、子供の頃ポニーに乗ることすら拒否をしたほどなので(大きい動物は基本的に怖いです)それがどんなにすごいことなのか、まったく想像がつきませんが、一緒にいたサンドロはあれはすごいとしきりにいっておりました。 なにも、私はここに彼を見に行ったわけではございませんしっかりと見たいものがいたのでつれてきてもらったのですが、それがこちら。 こちらはただの豚さんではございません。日本ではイベリコ豚の影に隠れ、知名度は少々劣りますが、シエナの豚さん”チンタ・セネージ”でございます!この豚さん、私が始めてイタリアにお料理留学に行った1999年はあまりシエナでも見聞きする機会がありませんでした。それもそのはず、ほぼ絶滅しかけていたとか。それを、かの有名なスローフードの流れもあって生産する農家が少しずつ増え、今ではシエナの代表的な特産品になっています。 こちらのチンタ君も、どんぐりが大好物。そして、特徴は胸の辺りにある白い帯。これをチンタ(帯)というんです。生肉で食べるというより、どちらかというと、サラミや生ハム、ラルドに加工されるほうが多いのですが、脂が甘い!最近は日本の輸入食品店や、イタリアレストランでもだしていることがあるので是非召し上がってみてください。(日本てすごい。) でも、チンタ・セネージと呼ばれるには厳しい規定があるそうですよ。チンタ君たちは出荷が近づくと、検査を受けるそうです。検査員の人たちは、白い帯がはっきりとあるか、お乳は12ついているか、などのチェックを受け合格しないとチンタ・セネージとは呼べないそうです。また、種の保存のため、チンタ・セネージと認められたチンタ君からだけ子供を取るそうです。みーんなチンタ・セネージには変わりないのに、なんだか変な気もしますが、とても弱い種なので、個性をはっきり出すためには仕方がないそうです。ちなみにお母さんが茶色いのは、豚は汗をかかないので泥浴びをするためです。こちらは、先ほどのお母さんの子供なのですが、生まれたときにお母さんの下敷きになり、足が2本折れてしまい、彼らに人工飼育で育てられました。 名前はフェリックス。”ブヒ、ブヒ”いいながらズーットみんなの後をついてまわっていました。かわいい。でも、いつかはフェリックスもあのお母さんのように大きくなって、そしてそして・・・すこし複雑な気持ちですね。 ちなみに、フェリックスのBBQをするので遊びにおいでと誘われたのですが、日程が合わず実現せず・・・残念。もうちょっとフェリックスが育ったらまた伺いますこのほかにも、こちらには、羊の一種やら、ロバやら、ラバやらいろんな動物がいたのですが、イタリアのなにが素敵って、彼は本当に最近、(私がこの旅行から帰った直後)結婚(3回目だそうです)をしたのですが、お相手はサン・ジミニャーノでアートショップを営む、アーティスト。二人とも、結婚式は、ジーンズにジャケット(D&Gらしいです)というかっこよさ。おうちも素敵で、田舎がすばらしいだけじゃなく、田舎でなおかつものすごく、かっこよく文化的に生活してるっていうのがいいなぁと。わたしも、トスカーナの田舎(カンパーニャ)に別荘ほしいなぁ・・・ 次回は。。。この日の夜に行ったレストランについてのレポートです! 小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.07.26
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こちらは、今回私が泊まらせてもらっていた、ご夫婦。サンドロ&フランチェスカ。今は、サン・ジミニャーノの、バス停すぐ横にある ”CAFE GIARDINO”というBARを夫婦で経営しています。 なぜ私たちが友達になったのか・・・・写真右の背の高い、ご主人、実はコックさん。サン・ジミニャーノでも有名なホテル&レストランの”ベル・ソッジョルノ”で働いていたこともあります。私も、サン・ジミニャーノにある、”イル・ピーノ”というレストランでステージをしていたので、どこかでつながりはあったのでしょうが、最初に友達になったのは奥さんのフランチェスカ。サン・ジミニャーノにはじめて住んだとき、ちょっとしたことから通うようになった、かばんやさんがあります。そこで働いていたのが、フランチェスカ。好奇心旺盛な性格と面倒見のいい性格で、イタリアにいる私の良きお姉さんでした。たまたま、だんなさんがコックさんだったこともあり、そのうち一緒にご飯を食べに行くようになっていきました。そして・・・・好奇心旺盛なお二人、なんと私の帰国後日本に来てくれたのです。サンドロは、さすが料理人。日本料理にはとっても興味を持っていたようで、毎日日本料理。あの時ほど和食を毎日食べ続けたことはありません!その後私もイタリアに旅行すると、一緒にご飯を食べたり、メールやカードを送ったり。そして、2年前サン・ジミニャーノの玄関に彼らのBARをオープンさせました。 今回彼らのBARをみるのが初めてでものすごく楽しみにしていたのですが、BARっていいですよね。なんだか、イタリア人の生活の豊かさの象徴って感じがします。朝は、みんな仕事前に カプチーノと甘いお菓子。お昼は パニーノや 簡単なお料理に カフェ。合間に カフェ!そして、仕事が終わると みんな 食前酒を飲みにきます。仕事終わりの 食前酒。いいですよね~!ちなみに私は 下戸なので まったく お酒が飲めないのですが。フランチェスカはそんな私のために、いつもジンジャーエールを入れてくれます。 今回の旅は、彼らのおかげで、本当に実り多きものになりました。本当にありがとう! 次回はそのサンドロが連れて行ってくれたサン・ジミニャーノ近郊の農園のお話です。 小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.07.17
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さて、今日はサン・ジミニャーノ。この街は、イタリアの中でも私が個人的にとっても思い入れのある街です。先日フィレンツェまで、迎えに来てもらいサン・ジミニャーノへ・・・とお伝えしましたが、上のお写真がサン・ジミニャーノ。ちょっとはなれたところからしかも、木々が生い茂ってるので、すこしみにくいかもしれませんが、塔の街として有名です。イタリアにはいたるところに 塔がたっています。塔は富と権力の象徴。中世では、その塔の高さを競って権力者がどんどん塔を建てました。サン・ジミニャーノのより車で40分ほどのところにある、シエナ(こちらはまた今度書きますね)の街も、かつてはたくさんの塔があったのですが、シエナは政府の塔(マンジャの塔)よりも高い塔を建ててはいけないという、おふれがでて、そのほかのものはすべて取り壊されてしまったそうです。一方、サン・ジミニャーノは1つの大きな権力が存在しなかったため、党は数多く残されたままに。もちろん、ドゥオモの塔より高いものは作ってはいけなかったそうですが、双子の塔なんていうのを作り、2本足したら、オレの塔が一番高い!なんて、ちょっと傍からみたら子供っぽく感じる争いを繰り返していたようです。(お料理大好きですが、歴史に弱いので、多少間違えてたらごめんなさい)いまでは、その美しく残された14本の塔の街は 世界遺産に登録され、観光名所となっています。フィレンツェからもバスで1時間ほどでつくので、トスカーナを旅された方は、立ち寄った方もいらっしゃるのでは? サン・ジミニャーノはとっても小さい街なので、正面の門から入り、目抜き通り(サン・ジョバンニ 写真下)を歩いて、10分としないうちに城壁のもうひとつの門に出てしまいます。ところが、小さな街のいいところは、街の人がほとんど顔見知りなことです。10分でいける大通り、知り合いに挨拶しながら歩いていくといつになったらつくのやら・・・私がついた日は、もう夕方6時でしたが、まだまだたくさんの観光客でにぎわっていました。イタリアの夏は夜が長い!(サマータイムですからね)夜の9時ごろになってやっと日が暮れてきます。ということで、つくなり街の皆さんに挨拶に行ってきました。いつ行っても、あたたかく迎えてくれるみんなと、すばらしい自然と、美味しいものがあふれているサン・ジミニャーノが大好きです。いつもイタリアに行くたびに感心するのですが、イタリアの人は、古いものを美しく、大切にみせることに大変気を配っています。書いてて、また行きたくなっちゃいました。次回は、今回もものすごーくお世話になった、私のお友達について紹介したいとおもいます! 小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.07.14
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さて、今回の旅行2日目は、フィレンツェのお散歩&友達のいるサン・ジミニャーノへの移動です。普段、サン・ジミニャーノへは フィレンツェより出ているバスに乗って1時間半ほどなのですが、友達が仕事の合間に迎えに来てくれるということなので、甘えて、夕方までフィレンツェを散歩することにしました。いやー、暑いです。イタリア。想像以上でした。まずは、午前中のうちに行きたかった市場へ。フィレンツェの街中には大きな市場が2つあります。ひとつは 中央市場(メルカト チェントラーレ)。この市場は2階建てで、1階には肉屋さん魚屋さんなど、2階に野菜や果物が売っています。また、市場の周りには 屋台のお土産やさんがずらっと店を開いているので、フィレンツェに遊びに行った方は、きっとこの近くをみてまわる方も多いのではないでしょうか?でも、私が今回行きたかったのは もうひとつの市場 サンタンブロージョです。この周りは、観光スポット!!ではないのですが、有名なレストランやオステリアが軒を連ねる地域。かの有名な、チブレオもこの近くにあります。サンタンブロージョの市場は中央市場に対してこじんまりとしていて、より生活観あふれます。例に漏れず、市場の周りでは、布や洋服、生活雑貨の市場が開かれています。市場にいくと、なんだかわくわくしてしまう私、一通りぐるっとみたところで、お昼に。市場っておいしいものの宝庫ですよね。しかも安い。中央市場の中にもあるのですが、市場の中には簡単な食事ができるところがあり、私はいつも、”トリッパイオ”と呼ばれるようなお店にいきます。おみせといっても、近くにテーブルといすはすこしあるものの、ほぼ立ち食い。メニューはサラダ、トリッパ、茹で肉、簡単なパスタぐらいのもので、今回は茹で肉(ボッリート)の パニーノをつくってもらいました。皆様も、たまには市場でディープなランチいかがですか? その後は、私の大好きな場所、”サン・マルコ修道院”にて、フラ・アンジェリコの受胎告知をみました。ヨーロッパは6月は観光シーズン真っ只中!活気にあふれていました。次回は、サン・ジミニャーノの街についてです。小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.07.12
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今日から、少しずつですが、イタリア旅行記を書いていこうとおもいます。今回は6月24日~7月6日までイタリアに行っていたのですが、全体的な感想は、ユーロの高さと、イタリアの暑さにまいり、南イタリアのスローライフに感心した旅でした。 まずは今回はもろもろの事情で普段は絶対に選らばいないであろうアリタリアの航空券(結果的には往復ともJALの共同運航便のため、JALに乗ったのですが)だっため、成田→ミラノ→フィレンツェ のフライトでした。 私の個人的なお気に入りは エールフランスの夜便。パリ経由でフィレンツェに朝つくものなのですが、JAL、アリタリアを乗り継ぎ、フィレンツェにつくのは定刻で午後9時半ごろ。 いつものようにアリタリアはミラノからフィレンツェ行きが1時間以上遅れ、フィレンツェに着いたのは結局11時近くなってしまいました。 そんなことは想定内!!!初日はそのまま、フィレンツェ市内にホテルを予約しておきました。 なぜか、事前にホテルを予約しているときに空室が少ないなあとおもったら、アパレル関係の見本市があったようです。 で・・・上の写真ですが、イタリアの建物は古いものが多いので、安いホテルなどにはエレベーターがついていないこともしばしば。 私はかつて、シエナで5階(イタリアは0階から始まるので実質6階)に住んでいましたが、エレベーターがなく、毎日階段をぜいぜい言いながら登っていました。でも、おうちのドアには”FINALMENTE ALLA CASA”;”ついに家”と書いてあり、そのかわいらしいジョークに癒されていました。 フィレンツェのホテルにはきちんとエレベーターがついていたのですが、イタリアのエレベーターって私たちの見慣れたボタンがひとつないんです。 そう。”閉”のボタンがないんです。(あるやつもたまにありますが) きっと、そんなせかせかしてないんだろうな。 初日から、”あぁ、イタリアの時間だなぁ”と 感じた瞬間でした。 次回は、フィレンツェ散歩をお伝えします! 小さなお料理教室 ミンニョロ ミンニョラ
2007.07.10
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