まほろ市は東京の外れに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに 高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc. ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。 ~文庫裏表紹介文より
三浦しおんさんの本、はじめて読みました
いろいろ事件が起こるし、どれもけっこう深刻なはずなのに、たいへんなことではないような書かれ方をしているのは、主人公の多田が、知ろう、求めようとせず、だれとも交わらないでいたいと思っていたから、かな。
だけど、高校時代、多田の小さな悪意から小指を切断してしまう事故にあってしまった、行天・・・ 勝手なことばかりして、他人も自分もどうでもいいようなそぶりをみせるくせに、本当はだれよしもやわらかくて強い輝きを胸の奥に秘めている。みんなそのことを知っているのに、本人だけが気づいていない・・・ と行動することによって、多田は自分のペースでいられなくなる。 結果、多田は、幸福は再生する、 形を変え、それを求める人たちのところへ何度でも訪れる、と、 希望を持つことができるようになる・・・
・・・行天が、出会った日に人を殺そうと思っていた、っていうのを、多田はいつ聞いたんだろう…
本の中にはでてきていないから、この後もこの二人はかかわっていくんだよね、自分のこと、あんまり話しそうもない行天の中にも、きっとなにが起きたんだろうな、って、ちょっとうれしく想像しちゃいました。
とっても読みやすい文章で、描かれている景色が見えてくる気がする。 事務所だとか、依頼人のアパートとか、駅前の塾送迎の車とか。
登場人物も、主役の二人以外もみんな個性的で、おもしろかった。
主役、って書いちゃったけど、まさに私の中で映像になって動いてるような、そんな印象でした。
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今はこれ、編んでます

また計算ちがいなのか、大きくて・・・ほどくのむりかな、どうしよう・・・