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チェーンストアの店舗段階の機能


チェーンストアの店舗段階の機能の本質は、《店舗のみがお客様との唯一の接点の場》となること。
店舗段階での役割は次の6つ。

(1)お客様へのお値打ち提供の最初で、且つ最後の仕上げの場所
お客様への《お値打ち提供》の場は、店舗しかありません。
製造段階でいくら品質の高い製品ができても、店舗段階で決められた『品質の最低基準』を割ったものを提供したり、品質のバラツキが大きかったりしたのでは何もなりません。
チェーンストアでは、店舗段階で提供する商品をもってする以外にお客さまに満足してもらう手段はありません。

(2)フレンドリー強調の唯一の場所
ポピュラー・プライスのチェーンストアのお値打ちは、親しみやすく、楽しく、豊かにポピュラー・プライスで食事ができること。
親しみやすく、楽しく、豊かに食事ができるためには、フロアでの接客作業でフレンドリーが強調されていなければなりません。それは、《お客様へのスマイルから始まり、そしてスマイルで終わる。》
お客様からメニュー表を見せてくれと言われたときも、水をもっとと言われたときも、ソース類を請求されたときもすべて応答の第一歩は、そのお客様に笑顔を向けることです。

(3)クリンネス維持の場所であり、それをお客様に認めてもらえる唯一の場所
クリンネスとは、スカッとした清潔感のことであり、それは単純に感覚だけの問題ではなく、食堂業では、材料や加工済製品の品質の維持まで含まれます。

(4)材料の最終加工の場
店段階での調理作業と製造段階での加工とを分割する理由の一つは、店段階での調理作業をお客様への《お値打ち提供》の上で、どうしても必要な工程だけにしぼり込むことにあります。その方がより速く、より確実に、より低いコストでお客様に目標とする品質基準の商品を提供できるからです。

(5)コスト削減の場所であり、純利益高確保の決め手の場所
人件費を含めて販売費や管理費の大部分は店舗段階で発生します。純利益高を直接左右するのは、経費であり、その経費の最終的な削減センターは店舗。そのことを逆に見れば、店舗こそプロフィット・センターであるということです。


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