かもめとチュウリップ

かもめとチュウリップ

点滴


 点滴の針を押さえるテープがないので痒くない。寝返りを打っても点滴の管がないのでどちらを向いても大丈夫。そんな姿は健康なときは当たり前なのに、とてもうれしく思う。
 37週が近くなると朝おなかの張りが少ないと点滴を取ってみようかと先生が言ってくれるときがある。たいてい午後に張ってくるので夜にはまた点滴生活に戻っているんだけどねえ。

37週に入る前日に点滴が取れた。張り返しがあったもののそのまま様子を見ようということになった。久しぶりの点滴なしの夜。
それまでおなかが大きいので大きな寝返りは打てないけれど寝返りを打つとき、無意識に点滴の管が引っかからないように確認していたようだ。その日寝返りをしていつものように無意識で点滴の管が引っかからないように確認して目が覚めてしまった。
「わ!!点滴取れちゃった!!」

そうか、もう取れたんだあ。


逆に朝おなかの張りが多かったり、大きな波が来ていたりすると看護婦さんの目が厳しくなる。
ちょっとトイレに気分転換に行っても
「寝ていなくちゃあだめよ」
といわれたり、
向かいのベットの人と話をするのに起き上がっていたりすると
寝ていないとだめよ。
本を読んでいても
疲れると良くないわよ。
じゃあ、いったい何をすればいのだ。

点滴が増えたり、頭が下がる状態に寝なくちゃいけなくなったりする。これはすごいショック!涙が出てくる。恐るべし点滴。


私の場合、ほぼ毎日シャワーにはいけたし、同じ日に入院してほとんど同時期まで入院していたお友達もいたし、それほどひどい状態ではなかったと思うけど、でも、つらった。
今でも腕には点滴の張りのあとが数え切れないほど残っています。

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