三日月の夜にはミルクティーを

三日月の夜にはミルクティーを

2007.11.29
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カテゴリ: 彼と彼女の物語
彼が通う耳鼻科の近所で、事件発生。


「やべぇ。警官がいっぱいいてさ。怖くて入れねぇ。」

「は?…もしかして、行かずに帰ってきた?」

「だってさ、捕まったらどうすんだよ。」

何か後ろめたいことでもあるんですか、あなたは…。

「後で行く。」

「…さっさと行きなさい。」

彼女はやさしく、背中を蹴ってあげたのでした。




心なしか小さくなって帰ってきた彼。

ボソッと一言。

「お巡りさんに、手引かれちゃったよ。」

「ん?…どういうこと?」

何故か離れた場所に車を止めさせられた彼は、終始警官にぴったりと寄り添われ、まるで幼稚園児が横断歩道を渡るときのような扱いを受けたとか。

んー。その昔を思い出すような、遠い目は止めなさい。





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Last updated  2007.11.29 20:17:15
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