三日月の夜にはミルクティーを

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キャンパスに描いた絵

(6)

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2009.01.09

先日、セルフのスタンドで、ガソリンを入れたときのこと。

あ…ガソリン、随分お安くなりましたねえ。
あの高かった時と比べると、値段が半分ぐらい（？）になっていて、びっくり。

いつもと同じ金額入れたら、危うくオーバーするところでした。

ふう。
危ない、危ない。

いえいえ。
そういう話ではなくて。

いつものように、セルフのスタンドで、ガソリンだけ入れようとしておりました。

給油口のキャップを開けて。

はい。
給油、給油。

「楽しーい。」

と、いつもなら言うところですが。
なんせ、このところの低価格で、ガソリンが入る、入る。

「ううっ、手が。」

握っているレバーがプルプルしてきますのよ。

「これって、離すとどうなるの？」

なんて考えていると、スタンドのお兄さんがやってきて。

「あのう。今、これ、サービスやってるんで。」

差し出されたパンフレットを、やっとの思いで受け取り。

「今日は、洗車はいかがですか。」
「いえ…今日はいいです。」

ん？
ここ…セルフのスタンドよねえ。

「えっ、ええっ。」

お兄さん、いつの間に。
車の後方から声を掛けられて、びっくりしましたわよ。

「他は綺麗なのに、ここだけどうしてこのままなのかなと思って。」
「は、はあ。」
「うちは板金もやってますんで、よろしければ見積もりだけでも。」
「い、いえ。いいですう。」

というか。
ここってセルフ…ですよねえ。

もう手はプルプル限界だし。
そこまでするなら、ガソリンも入れてよ。

と、思わず言ってしまいたくなるような親切さ。

そういえばこの前。
おつりが出てこなくて、機械が直るまで待ってたら、洗車のサービスチケットくださいました。

うーん。
“セルフ”という言葉の定義って、いったい…。