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みみyan

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2004.07.30
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息子のまなざし
LE FILS

2003年 ベルギー・フランス映画 1時間43分
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演:オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌ
配給:ビターズ・エンド

ストーリーは、職業訓練所で大工の講師をしているオリヴィエの元に、ある日フランシスという少年が入所してくる。少年の動向を気にするオリヴィエ。実は彼は数年前、オリヴィエの愛息子を殺した張本人だった。「人は聖者にならずに最も憎い人間さえも受け入れることができるのか」ということをテーマに描かれた映画。

「気持ち悪い」

と思った。

ドキュメンタリーを見ているような錯覚にしばしば捕らわれた。
オリヴィエは憎むべき少年が目の前に現れても、
決して騒いだり、罵ったり、無視したりもしない。
ただじっと、観察をする。
ハリウッド映画だったらここで、すったもんだが始まりそうだが
この映画は違う。ひたすらオリヴィエと少年の「日常」を追う。
カメラ目線はオリヴィエの肩越しや、隣の部屋から覗くような角度
で、主人公と同じ目線を観客も味わうことになる。
目をふせる、じっと見詰める、そらす、などなどだ。
主人公の心理がその目線でじわじわと伝わってくる。

また人物設定もオリヴィエの指には血豆があったり、

爪にドロが挟まっていたりと綿密に作り上げられていた。
美男とか美女が出てこないところがまた本物っぽくてよい。
出てくる役者たちも演技をしているようには見えず、
挙動に派手さがなくて良かった。

この世で最も憎い相手を目の前にしたときの、動揺や、

脚本や役者だけに頼ることなく、表現されていたと思う。
曇りがちな天気や、冬の枯野や寂しい風景が
主人公の心理を表しているかのようだった。
ただじっと、雪解けを待つ。



地味といえば地味なのだ。
音楽もなく、セリフのないシーンも多い。
走ったり車にのったりするときもカメラが固定されていなかった
ため、見ている途中で酔ってしまったりもした。
しかしあとから知ったことだが、実は各シーン平均20テイクも
撮ったそうだ。
なみなみならぬ創作意欲が伝わってくる。
映画ってすごい、と思った。
カンヌでパルムドールとって話題になった「ロゼッタ」を撮った
監督のものなので、そちらも見てみたい。





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Last updated  2004.07.30 23:48:17
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ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 http://himitsu.…
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