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カテゴリ: 英語教育-1
爽やかな風が吹き抜ける南房総の家のロフトで
今日は、こちらの本を読みました。


【送料無料】「英語公用語」は何が問題か

この本の「英語学習と動機づけ」の中で
著者の鳥飼 玖美子氏は、

「これだけ努力すると、これだけ「いいこと」があるよ
というふうに事前に努力と報酬の相関を開示してしまうと
子どもたちの学びへの動機づけは歴然と損なわれる。
学びというのは、「謎」によって喚起させるものだからだ。
自分の手持ちの度量衡」では、その意味も有用性も考量しがたい
「知」への要望が学びを起動させる。
中学で教えるすべての教科の中で、英語は唯一例外的に
「その意味も有用性も、中学生にもわかるように開示されている」教科である。
そのような教科の学習意欲がきわだって低いのは当たり前で
現在の英語教育が構造的に「英語嫌い」を作り出している。
だから最近の若者の英語力は下がっている
という見解である。」


という思想家の内田樹氏がブログに書いた
見解を紹介し

更に鳥飼氏は、

「英語は大事だ」「英語ができないと大人になって困るよ」
と英語学習の目的と意義と、とりわけその有効性を
くどいほど力説し
「がんばって英語をやればいいことがある」
という「努力と報酬の相関」を、
これでもか、というほど子供たちや生徒たちに
叩き込んでいるのではなかろうか。


と書いている。

「英語は大事だ」

「がんばって英語をやればいいことがある」
と、既に思って、刷り込まれて(笑)
子どもたちは、教室に通ってきているし
英語ができなくても困らない人生もあり
いいこと、の定義は、個人によって異なるので
私が、これらの言葉を生徒たちに言うことはない。
私が言うのは、
「努力しなければ、上達しない。
 上手になりたかったかったら、学習しなさい。」
である。

私にとって「知りたい」という好奇心と探究心が

英語について好奇心や探究心を持ったことはなく
英語が話せるといいことがあると思って勉強したこともなければ
英語に対して内田氏が述べているような
学問的な「謎」を感じることもなかった。

小学生の時、自分とは全く外見の違う子どもたちが

彼らが話している言葉ができず、
知りたいことが、知ることができなかったという体験から
英語ができるようになりたい、と思って習い始め
もっといろいろ知るためには、聞き出すためには
高い英語力が必要だと思い勉強をした。

知りたい、というのは自主的な行動であり
そのためには英語が必要だった。
つまり、英語を学ぶことに主体性があった。

親子英語が行き詰まる時、
必ず出てくるのが「動機づけ」である。
外発的動機づけなど短期的に有効な動機づけでは、
長期的に努力を継続することは難しく
そこに、子どもではなく親の主体性で進められている
という要素が加われば、
行き詰まってしまうのも、当然だと感じる。

どのように動機づけをすればよいのか?
と考えるのではなく
学習の主体性という観点から
子どもの英語学習をみつめてみると
よいのではないかと思う。







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最終更新日  2011年05月22日 10時31分10秒


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