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2009.06.03
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カテゴリ: 映画

出演者: ジュード・ロウ  マイケル・ケイン
監督: ケネス・ブラナー
製作: ジュード・ロウ
脚本: ハロルド・ピンター
原作: アンソニー・シェーファー

ミステリー作家として大成功を収めたアンドリュー(マイケル・ケイン)と、
アンドリューの妻のツバメで売れない役者のマイロ(ジュード・ロウ)。

マイロはアンドリューに離婚に応じるように迫るが、
「お前の財力では妻を養えない」と、かわりに奇妙な提案をされる・・・・

めちゃめちゃ、おもしろかった!!!!!!!


虚々実々が入り乱れ、仕掛けられたら仕掛け返す。
人間の内面的な闘争本能ってすさまじい。
どのセリフもどきどき。



1970年に舞台で初演、日本でも四季で上演されてる(下村サマのマイロが公式にでてた)。

こーれーは、舞台でもおもしろいはず。
濃いなー。がっつりくるわ。

ぱっと浮かんだキャストは、市村さんと藤原くんだけど(笑)。

妄想キャストは広がる広がる・・・。
例えば、アンドリューは北大路欣也さんとか、古田新太さんとか、平田満さんとか。
マイロは横田栄司さんとか、池内博之さんとか(個人的趣味)。

あー、誰かやってくれないかしら?
これを演じたい、演出したい!と思う人は世界中にたくさんいるんじゃない?

ケネス・ブラナー監督も幸せだっただろうし、
ジュード、マイケル・ケインは役者の醍醐味を味わったんじゃないかと。
ジュードはプロデュースもしてるしね。絶品な出来上がりになってるわけです。

以下すごいネタバレ





アンドリューのプライドの高さは、「自分博物館」みたいな家でよくわかる。
作品、自分の写真(大!!)、生活感のないインテリア。

そんなアンドリューの最愛の妻が、他の男に走る。
イタリア系「雑種」のカネも知性も定職もない、どこの馬の骨ともわからない男だ。

アンドリューはわかっている。男の盛りを過ぎた自分に、もう妻は戻ってはこない。


ミステリー作家だからシナリオは完璧。
マイロの好きなスコッチをこっそり準備して虎視眈眈とお迎えし、完膚なきまでに叩きのめす。
第一ラウンドはアンドリューの完全勝利。気分上々。
そりゃあそうだよね。マイロにとっては不意打ちだもの。

しかし、マイロはただのチャラ男ではなくって、これがアンドリューには想定外。
「イタリア人だから、復讐は得意」。きっちりルールを理解して、ゲームにのってくるではないの。
もうここからは、私的にジュード祭り
ときどき「巧いでしょ?」的な感じがするけど、仕方ないわ、巧いから(ファン馬鹿)。
もちろんすべてを受けてくれるマイケル・ケインあってのことだとは思うけど。

ワルイ、かっこいい、頭もいい。
好きな展開で、好きなジュードが観れて、完全に舞い上がりましたね。
カツラをとった瞬間は「んーー、やっぱり、ちょっとさみしーー」と思いましたが、見なかったことに。このあたりは、レンタルで観る最大のメリット。2回目からは「この警官の下品な言葉づかい、これもジュードがやってんのーー?」とどきどきしながらじっくりチェック。

自分の身を明かして、アンドリューに宝石をつけさせるのも素敵。
第一ラウンドでめそめそしてたとは別人で、自分の暴力に酔っている感じがいいわねー。
第二ラウンドはマイロの勝ち。

余裕のマイロ。アンドリューに第三ラウンドの開始を促す。
さすがはアンドリュー、ただでは終わらない。
マイロを「金で飼う」・・・ちがうな、「お前の心が好きだ、一緒に住もう」と提案する。
何でも自由にしていい。劇場を造ってやってもいい。ただし、マギーはあきらめろ、と。

ここからのマイロは最高すぎます
ヲチてみせて、誘ってみせて、自分が勝つ。
「今すぐ、ウィスキーを!」「朝からゆで卵・・・・。」 


・・・このぉぉーーー、極悪非道のエロテロリスト



それは、アンドリューは負けるね。妻はどうでもよし。
(追記:改めてみたら、マイロもマギーはもうどうでもよくなっているのだった。
    第三ラウンドは脚本も演技も見ごたえあるねー。)
マイロをあざ笑うつもりが、最大の屈辱を感じるハメになって。

最後にトートダンサーズみたいなコートを着るマイロも絶品


「レベッカ」みたいにマギーは気配だけ。
二人の争いが激化するほど三角関係の当事者がはじきとばされてるのがいいです。

あー、舞台でも観てみたいな。






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Last updated  2009.06.07 14:27:24
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