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うちは小さな派遣会社・・・
の皆さんがい~っぱい所属中・・・
社員が毎日出撃しています。
何とかI崎を押さえ込むことが出来ました。
明日、朝一に今まで働いた分の給与を、奴に振り込んで全てが終了。
もう何をほざこうが、I崎はうちとは関係なし・・・めでたしめでたし・・・。
でも、なんかのどの奥に小骨がささる・・・
まろは帰りの車の中でK社長に訊ねてみました。
K社長「
アンタ、今日行ったとこや、やったこと、何もわかってないの???」
まろ「・・・すいません・・・ (なんで謝ってんのかわからんけど) 」
K社長「アンタ、関西人だろ?」
まろ「・・・はぁ・・・ (それと何の関係が・・・) 」
K社長「・・・I崎ってな、Bの人間だったンだよ。」
まろ「?」
K社長「だから、B・・・部落だってば。」
あ・・・そか、そやったんか・・・・・・?
K社長「家、見てわからんか?同じ家ばっかだったやろ・・・しかもいかにも昭和40年ごろに建てられてるって感じの、川の側で、道が狭くって・・・関西なんか多いだろう?」
多いけど・・・でも、あんなにえげつないのは初めてやモン。
私の知ってるBは都会が多くてほぼ区画整理されてて、団地やマンションに変貌を遂げているものばかり・・・
もしくは、いっそもっとえげつないとことかなら知ってる。
でも、今日のところは、中途半端なんョ・・・まるで見せしめのように。
あんな時間に置き去りにされたような・・・
行く道もわからないような・・・
昼間なのに、みんなで息を潜めてるような・・・
K社長「・・・おそらく奴は今までああやって喰ってるきたンじゃないか?」
まろ「・・・ヤクザの恐喝屋か?
」
K社長「違う・・・言ってたことが理にかなってるじゃないか・・・ヤクザやチンピラは、もっと理にかなわないことをかなったように言うもんだよ。」
まろ「・・・確かに」
K社長「あいつは頭がいい・・・俺だって理屈にあわない話なら、もっと突っ込めたが、正論で攻められたら無理だモン。あいつ、ちゃんと勉強できてたら、弁護士にでもなれたんちゃうか?
でも、あいつは自分のやってることがどんなことか、それもよくわかってた!
だから、アンタの涙で振り上げた手を下ろした・・・そぅいぅことだ。
・・・ちなみに、涙、自然にでた?」
まろ「・・・そんなキャラやないでしょ、作戦ですわ。」
K社長「・・・やっぱりな。I崎の世界では、仕事一筋に純粋にバリバリやってる女性なんてのはいなかったんじゃない?だからそれについての攻略方法は知らなかった。
・・・なんにしても助かった、ありがとう。
アンタは会社の100万円からの損金を出さないようにした、お手柄ですよ。」
・・・I崎よ、アンタは 自分の生まれや過去を知られたくなかった のやな。
まろが面接に連絡無しで遅刻でもしようものなら、そこからつっつきたかったンや。
だから履歴書も、内容は丁寧なのに、乱暴な字で書いた。
フェイクファーのコートと帽子で精一杯のことしたかったンや。
でも、バシッとスーツきてBMWに乗っかってきた我々に引いたよナ。
自分はチャリンコやもんな・・・免許とる年頃に金、なかったンやろナ。
今回もうちからお金引っ張れなくて、外国いかれへん。
頭のええアンタは、世の中に置き去りにされたようなそんな家、一日たりともおりたくないやろう。
やりたかったこと、こうしたかったこと、いっぱいあったやろうに、おまいさん・・・
何もかも、 しょうがなくってできなかったことだらけ やったやろ。
でもな・・・最後のしおらしさ、潔さには、I崎のホンマの姿がやっと見えたと思うで。
けど、アンタの個性は派遣社員レベルじゃ使ってもらえん・・・でも、正社員に慣れない、士業や、商売に向いてても、それも資金面などで難しいはず。
あぁ、こんな奴が沢山アングラ世界にいてるネン・・・
夕暮れの木曽川を見ながらまろは心の中でつぶやきました。
「サヨナラ、I崎」
仕事はめっちゃ楽しくいこ~・・・ http://ktmhp.com/hp/fxfhf/
後記・・・『フェイクファーの男』 2009.09.25 コメント(2)
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激震・・・『フェイクファーの男』 2009.09.20