楽しい南の島

そうして日は暮れる。

そうして日は暮れる。
8月6日・その2

ゴロゴロとシアワセを噛み締めているうちに、
宵闇が迫ってきた。

このままここにはいられない。
だって、従業員の人達が、
デッキチェアを片付け始めたんだもの。

そうなのよ。
ここでも私達が、1番最後。
周囲に人影は無くなっていた。

こりゃイカン!!
サッサと退却だわ。

毎日、チェアのマットを一つ一つはずして、片付けるのね。
私達が快適に過ごすために、大変な手間がかかってるんだ。
ホテルの裏側も見てしまったわ。

部屋に戻ってゆっくり入浴。
なにしろ、バスルームが広いの!

シャワーブースが、別になってるから、
手足を伸ばして、のんびりお風呂に入れるんだもん。

壁には、魚のレリーフが飾られている。
このホテルの彫刻は、みんな
熟練した職人さんの手によるものだとか。

芸術品って訳だわ。

すっきりしたら、さぁ、ご飯だ。
ご飯だ~!

子連れの我々は、夕ご飯タイムが早い。
6時には、レストランへ到着。

本日は、インドネシア料理にいたしましょう。

注文して、待っている間に、
大きなえびせんクルップが、数種類出てきた。
これが、カリカリしてえびえびして、おいしいんだぁ。
ビールを飲みながら、カリカリ。
お腹一杯になりそうね。

・ナシ・チャンプル
大きなお皿の真中に、黒米入りご飯。
その回りに、
甘辛ピーナツソースがかかってるサテ。
さつま揚げみたいなの。ふわふわでウマウマ。
板状になった納豆を揚げた、テンペ・ゴレン。
春巻。インゲン。色々なオカズが乗っている。

・ミー・ゴレン
ヤキソバ。
チビ太、1人占め。
黙々と食べ続ける。これは花マルなのね。

・ソプ・ブントゥットゥ
夫が嬉しそうに注文した。
え:「それは、な~に?」
夫:「牛テールのスープだよ。」
え:「(驚愕!) バリで牛~?? 神様の乗り物食べちゃ駄目じゃないの?」
夫:「インドネシア料理だから、いいんだよ。」
え:「う、う、うっそ~!」

牛を食べる人間に対する、バリの人々の反応は?
ついつい、キョロキョロ周囲を見まわす。

無反応。

当たり前か。
毎日、観光客がやってきては、食べてるんだもんなぁ。

でも、それだけじゃなくて、
バリの人達は、おおらかに宗教を捕らえているらしくて、
自分たちも、牛肉を食べちゃうんだって。

なんだ。どきどきして損しちゃったわ。

それで、そのソプのお味は?
これが、これが、とってもおいしい~~!

野菜とテールのおいしさが、器の中で混沌としている。
それって、どういう味よ?
クローブが効いていて、味がしまってる。

白いご飯にかけて食べるの。
いいなぁ。えびもそれにすれば良かった。
もちろん、ナシ・チャンプルは、充分美味しかったのよ。

今夜も、満腹だ~。
夜の庭園を散歩して、部屋へ帰ろう!
明日は、何をしようかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日はどこへ行くのかな~?
お出掛け、お出掛け~!!

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