ねぼすけの読書感想日記

ねぼすけの読書感想日記

2008.05.05
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カテゴリ: 書評
 スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」(キングベアー出版、1996年12月)を読んだ。非常に有名な本であることは分かっていたが、数ヶ月前に古本屋で見つけて寝室のサイドボードに積んでいたものである。7つの習慣を身に着けることで人生の成功者になる(カンブリア宮殿の最後の質問のよう・・)と明確に信念を持って執筆された本である。習慣とは、何をするか・なぜするかの「知識」と、どうやってするかの「スキル」と、実行したい気持ちの「やる気」からなる(そうだと思う)。そして肝心の7つの習慣とは、依存から自立へ私的成功を目指す 1.主体性を発揮する、2.目的を持って始める、3.重要事項を優先すると、自立から相互依存へ公的成功を目指す 4.Win-Winを考える、5.理解してから理解される、6.相乗効果を発揮するに加え、これを絶えず 7.刃を研ぐ、からなる。ある程度当たり前だが、7つと言い切る所がすごい。
 1.の主体的な生き方とは、(自分がコントロールできないが関心のある)「関心の輪」に注目するのではなく、(自分のコントロールできる)「影響の輪」に集中してこれを拡大することと看破している。2.の目的を持って始める最も効果的な方法は、個人的な信条を書いておくことと説明する。そして家族中心でも仕事中心でもなく、この「原則中心」に生活をすることと具体的である。この2点は、とても新鮮な観点の指摘であった。(逆に、3.以降は、無理やり感がある)
 人間は(特に日本人は)どうしても自分の関心のあることにしか興味を示さないし、関心のない事柄にはたとえこれを改善する力を持っていようが冷酷なほど興味を示さない。影響の輪を拡大することに集中すれば、また違った結果になろうかと思う。(良い指摘だ)
 また、大多数の人は、意識的にも無意識にでも「家族中心」か「仕事中心」かだろう。原則中心とは、この今はやりのことばの「ワークライフバランス」を超越した優れたアイデアだと思う。10年以上も前に書かれた指摘が、ほとんど社会的にはほとんど無視されている状態であることは残念に思う。(といっても、すぐには「my credo」は書けないけどね・・)
 ちょっと古臭いが良書であることは認める。(★★★☆☆)





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Last updated  2008.05.10 18:31:09
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