三十路女のヤマトナデシコな日々

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遠野みなみん

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Valencia Orange トマソンRさん
2011.11.01
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11月に入って最初のお稽古は、 “炉開き”


11月は “茶人の正月” と言われるくらい、
1年の中でもっとも大切な節目の月なのだそうです

というのも、

11月になると、二つの大事なイベントが重なるからで、


【炉開き】 風炉の使用をやめて「炉」を開き、新しい季節を迎える

茶壺の口を切り、初夏に摘んで寝かせていた新茶を初めて使う


この二つはお茶の世界ではとても おめでたいこと でかつ重要なイベント事

ここから新しい1年が始まるため、まるでお正月のようだというわけ



めったにないイベントですので、
先生にお願いして写真を撮らせていただきました

(本来、お稽古中は、お写真はアウトらしいのですが・・・・・)



お教室の小間の茶室にも、
先月までなかった「炉」が切ってありました~

茶道お稽古(炉開き)


囲炉裏があるだけで、まるで暖房をかけているみたいに



席入りすると、何と先生がお食事を用意してくださいました


本来は“おぜんざい”なのだけれど・・・・・

と言いながら出していただいたのは、
お雑煮とお口直しの柿(ホントにお正月みたい!)

茶道お稽古(炉開き)


かしわ(鶏肉)、松茸、青物(野菜)の具がとっても豪華

何より、 おだし がと~っても美味しい

(先生、お料理がとってもお上手)


これから甘い主菓子もいただくので
甘いもの尽くしで飽きないように&お腹が空いているでしょうから
とのご配慮でした(感謝)


茶道お稽古(炉開き)

和ろうそくの灯った行燈のほの暗い光の中、
お腹いっぱい、美味しいお食事をいただき、既に正月気分



続いて、お濃茶をいただく前に主菓子が運ばれてきました

茶道お稽古(炉開き)

縁高 に入れられたお菓子のいただき方って習ったよね~
と復習しながら、順に菓子をとりわけます


今日の主菓子は、 「亥の子餅」

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「亥の子」つまり 亥の月(旧暦10月)の亥の日の亥の刻(午後10時頃) に、
穀類を混ぜ込んだ餅を食し、無病息災・子孫繁栄を祈った中国の風習に基づいて、
平安時代に宮中でもその行事が行われていたことが始まりとされているようです。

紫式部の『源氏物語』の「葵」の巻にも“亥の子餅”が登場する場面があります。

亥の子に食べる餅だから“亥の子餅”、または玄猪餅(げんちょもち)とも。
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あんこを羽二重のような餅でくるんであって
とっても美味しいお菓子でした

もうひとつは、

先生お手製の 「栗の渋皮煮」

(てっきりお店で買ってきた和菓子だと思ってました!)

栗が大きくて、上品な甘さで、これもまた美味



さて、いよいよ、 お濃茶 をいただきます

先生が丁寧に練ってくださいました


炉のお点前 も、 濃茶のお点前 も、じっくり見るのは初めて

自分達が習ってきたのとは、やっぱり違うなぁ・・・・



お濃茶のいただき方って、これでよかったかな???
と、これもまた復習しながら、

主客のやり取りや、お道具の拝見も
教えられるがままに一通りこなしました


楽茶碗(黒)、膳所焼の鶴首の茶入れ、先生お手製の茶杓、
美しい仕服(名称は覚えきれず)、お茶の詰は祇園辻利

覚えきれない



この小間の茶室の床飾り

茶道お稽古(炉開き)


掛物は、禅語の 「開門多落葉」 =門を開けば落葉多し

茶道お稽古(炉開き)

対句になっている漢詩の下の句で、
雨音を聞いている間に夜が明けたので、門を開けてみると一面に枯葉が落ちていた
昨夜、雨音だと思っていたのは枯葉が軒先をたたく音だった
という幽寂な閑居の風情....とのこと



香合は、 織部はじき

茶道お稽古(炉開き)

蓋に、 弦形のつま みがついているものを ハジキ と言うそう

(水指の蓋に見られるこの形のつまみもハジキと言う)


花入れは、一重切の竹の掛花入

茶道お稽古(炉開き)



ここで、またひとつ教えていただいたこと

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炉開きでは、古来、 「三部(さんべ)」 を取り合わせるのがよいとされる

三部(さんべ)とは、すなわち、
織部(おりべ)、伊部(いんべ)、ふくべ

伊部とは備前焼の別称、ふくべとはかんぴょう(夕顔)のこと

織部の香合、備前の水指、炭斗のふくべ
という組み合わせが多いとのこと

さらに、お正月と同じように、
三部に加え、松竹梅や菊などのおめでたいものや
柚、橙、柿、紅葉、銀杏などの季節のものを取り合わせるのがよいそうです
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さて、お濃茶の後は、広間に移って、
お稽古兼ねて お薄 をいただくことに


茶道お稽古(炉開き)

広間の炉の様子



茶道お稽古(炉開き)

初めての 炉のお点前 に戸惑いの連続



茶道お稽古(炉開き)

風炉のときと違うのは、


・茶道口の開け閉めがある

・居前(座る位置・向き)が斜め(“内隅ねらい”)

・柄杓の大きさ(合)が違う(風炉用より大きい)

・柄杓の釜へのかけ方(置く位置)が違う

・棗、茶筅、蓋置、帛紗などの置き位置・向きが違う


というところかしら.....


何より神経を使うのが“向き”

“内隅ねらい” とか“手なり”とか、
やっぱり慣れないと微妙にズレる、

というか、その微妙な違いが今ひとつわからない

(練習あるのみですかな)


茶道お稽古(炉開き)

今日の棚は、当代お家元 “坐忘斎好み” の “平生棚(へいじょうだな)”


天板が「丸」、中板が「三角」、地板が「四角」となっています


禅僧の 仙崖和尚(仙崖義梵) の禅画 『○△□』 (まるさんかくしかく)
などでも有名な、禅と係わりの深いこの「○△□」思想

(「崖」の字は、山かんむりが無い字が本当/常用外のためPC使用できず)


その解釈には諸説あるようですが、

密教の六大思想である、地・水・火・風・空・識のうちの
水(○)、火(△)、地(□)を象徴したもので、
宇宙の構成要素 を表すとも言われています


ちなみに、「平生」とは、おだやかに生きるという意味だそう



薄茶のお菓子は、 「とらや」 の干菓子 「推古」

茶道お稽古(炉開き)

紅白でこれもメデタイ感じ


そうそう、

平生棚といえば三本柱ですが、

柱が三本ということは、水次ぎの際は、水指は “半出し” です

茶道お稽古(炉開き)

半出しの場合、水指の蓋は、三手(両手)で水指点前(正面)に立てかけます


また、柄杓の扱いですが、
釜の種類によって、かけ方が違うようです

茶道お稽古(炉開き)

釜の口がこの写真のように姥口(うばくち)の場合は、
口作りに柄杓の合を乗せます


茶道お稽古(炉開き)

その他、立口(たちくち)、輪口の類の場合は、合を中に落としてかけます



初体験づくしで、とても楽しく貴重な経験をした炉開きでした






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Last updated  2012.04.05 16:08:49 コメント(2) | コメントを書く
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