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働き出してからあっと言う間に、二ヵ月半が経とうとしている。そんなに心配していた訳ではないけど、それなりに気になっていた人間関係は概ね良好だと思う。比較的みんな新入りの私に親切だし、フランス人:日本人の比率が1:30ぐらいのこの会社では私と同じ年齢・ポジションの日本人が居ないのでかえって気楽な感じもあると言えば、ある。・・けど、ややこしい事がひとつ!それはvouvoiementとtutoiementの使い分け。vouvoiement(ヴヴォワモン)とは、相手を指すのに(英語でいうところの『you』の代わりに)『vous(ヴ)』を使うこと。一方のtutoiement(テュトワモン)は相手を『tu(テュ)』で呼ぶこと。フランス語には敬語や謙譲語がほとんどないけど相手を『vous』で示せばかしこまった感じになるし、『tu』にするとくだけた言い方になる。こう書くと謙譲語や尊敬語の区別に時々悩む現代人としては一見フランス語の方が楽な様に見えるけど、実際はそうでもない。だって・・・日本の会社ではたとえば『1年先輩の同僚』にも『社長』にも丁寧な言葉で話すのが一般的だと思うけど、実はその内容って全然違っている。(1年先輩の人にはふだん『ですます調』で話していても、謙譲語を使う事なんてないし。)、一言に『丁寧語』と言っても、その中には様々な濃度(?)のものがある訳だ。なのにフランス語の場合『ゼロか100か』の選択なんだものね・・。・・・私の迷い(?)を書こうと思っていたけどフランス語の一般的な話を書いていたら長くなったので続きは次回にします。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。写真はモンパルナス・タワー。この中で働いている訳では全然ないのであしからず・・・。
2008.10.21
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フランスの大手映画館チェーンの1つ、ゴーモン(「ゴモン」の方が仏人に通じやすいかも?)のオペラ座近くの支店をご紹介します。(この地区には「パラマウント」も入れて3つのゴーモンがありますが、今回写真をアップするのは住所が「31, Boulevard des Italiens」の方です。写真は全て「JUNO」を観に行った時に撮りました。)まずは、入り口すぐのチケット売り場。人に隠れて写っていませんがここには、予約した人やGaumontの映画パスを持っている人専用の発券機もあります。チケットを買ったらエスカレーターで地階に下ります。この日は私達にしては珍しく早めに着いたので上映室にはまだ入れず、部屋の外で待つ事になりました。パリに数多くあるゴーモンの映画館の中でも、ここまで待合室が広いのは珍しいかもしれません。もう、お気づきですね。ゴーモンの映画館は赤で統一されているんです。レジャー系映画館らしく、売店も充実しています。でも何でも高めなので、私はできるだけ館内での買い物はしない様にしてます他のゴーモンにもあるのかどうかは覚えていないのですが、ここの売店では真横にこんな箱を置いてキャンディー(?)やグミも販売していました。予想通り主人は買いたがりましたが、売店でアイスとお水を買って「高っ!」と驚いた直度だった事も手伝って、我慢に成功した様です(笑)。いよいよ入れ替えの時間になったので上映室に入ります。いつものごとく最終の回だったので「あちこちにゴミが散らばっていても仕方ないな」なんていう覚悟もしていたのですが(深夜のシネコンにはありがちな光景)、平日だったからか、それともお掃除の人が優秀なのか、この日のこの映画館はとても清潔な印象で快適でした。最後におまけです。こちらは、シャンゼリゼにあるゴーモンの待合室。(「Bienvenue chez les Ch'tis」を観にいった時に撮りました。)閉館間際に撮ったので消えてしまいましたが、ふだんは、あちこちにある小型テレビに新作映画の予告編が写っていてシネコンらしい雰囲気が出ています。(落ち着かないと言えば落ち着かないけれど、嫌いではありません。)ただ・・・やっぱり場所と時間帯が悪いのでしょうね。ところどころにジュースの入っていたカップなどが投げ捨てられていてがっかりでした。今回はキレイ目な写真ばかりをアップしました。でも私が1番よく行くゴーモンは、このシャンゼリゼ通り27番地にある映画館ではなくてその斜め向かいの50番地にある方で(私が観たい映画は何故かそちらで上映されてる事が多い)、そこは待合室が全然充実していません。いつもギリギリに行く事が多いのであまり関係ないとはいえ・・・ちょっと残念だな。ランキングに参加しています。投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。
2008.03.25
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