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2022年02月28日
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あらかぶ裁判や井戸川裁判、西村裁判など、原発裁判に傍聴支援で行っていますが最近は仕事とぶつかることが多く、特にあらかぶ裁判はご無沙汰しています。
 今回は西村裁判で一緒に事務局を担った中村さんからのメールです。

みなさま

   2/6 にあらかぶさん+なすびさん講演会「原発と被ばく労働を考える」が開催されました。大変充実した内容の集会でしたので、以下、簡単に報告します。

(中村泰子)

 西東京市公民館市民企画事業として、柳沢公民館であらかぶさんとなすびさんの講演会が行われました。参加者は 32 名でした。講師のお二人は、息の合った掛け合いも交えながら、みっちり 1 時間 30 分の枠を使い切りました。質疑応答も活発に行われ、大変中身の濃い集会だったと思います。

  あらかぶさんは、なぜ福島に行ったのか、 1 Fでの仕事、危険手当問題、白血病の発病と経緯、労災申請から認定、提訴から 5 年の今についてなすびさんによるパワーポイントの映像を使いながら熱く語りました。自分だけではなく、被ばくして働いている人たちみんなの問題だから声をあげなければならないという思いに貫かれていました。

 あらかぶさんが今一番イラッときたことは、労災認定の判断をした厚労省検討会の座長だった明石眞言氏が、平気で東電側に立って意見書を出してきたことだと話しました。

  なすびさんは、福島第一収束作業の現場状況、危険手当、安全管理、労災認定(被ばく労災の場合)、原賠法の事業者への責任集中、総合保険の適用除外、 1 F死亡事故、東電の事故事例や死亡事例の情報公開の極端な後退、など広範にわたる問題について解説しました。

 また、あらかぶ裁判について、現在弁護団と支える会が取り組んでいる争点について話しました。一つは、あらかぶさんの被ばく量は記録線量より多いこと、ガラスバッジの計測値が適正であるという明石意見書に対して放射線被ばく防護の観点からの反論を準備していること、もう一つは、国・東電の、「 100mSv 以下の被ばくと発がんの因果関係は証明されていない」論の根拠論文はないことを明らかにし、 ICRP (国連放射線防護委員会)や UNSCEAR( 原子放射線の影響に関する国連科学委員会 ) のお墨付きを検証・批判すること、と話しました。

 あらかぶ裁判の闘いは、被ばくをめぐる嘘を暴く挑戦という段階に入り、被ばく労働だけでなく、福島第一事故による健康被害全般に関係する重要な問題提起となるだろうと思いました。

 質疑応答では多くの質問が出され、有意義な対話の場となりました。山田真先生(小児科医、八王子中央診療所理事)も参加されていて、原告が因果関係を立証しなければならないということ自体がおかしい、被告東電が被ばくと健康被害の因果関係はないことを立証すべきと発言され、まさにそのとおりと思いました。

 <なすびさんからの補足>

 山田真さんは、自分が関わる医療裁判でも同じように被害者=原告が因果関係の証明を求められ、不当判決が続いている。あらかぶさんの場合、たばこ、飲酒、野菜不足というなら、それと白血病の発症との因果関係の立証を求めるべきではないか、そのような闘いを繰り返さないといけないのではないか、との話でした。それと、先日提訴された甲状腺がんの被害者たちの運動と繋がるべきと話されました(山田さんが支援医療団を作ったそう)。






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最終更新日  2022年02月28日 08時56分58秒
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