谷村さんへ

谷村さんの様に本当に拘束を最終手段としとしている施設が一体どれだけあるでしょうか?認知症のことでいうのであれば、認知症専門棟にで痴呆加算という加算を利用者していて、認知症のない物忘れと認知症の物忘れを説明できない人ばかりです。別に手短に説明しろ!と言うわけではありません。状況説明でもいいですけれど、という風に言ったとしても、答えれる方はいませんよ。はっきり言ってそんなの詐欺ですよ。専門棟という看板を掲げておいて、働いている職員が素人ばかり、よぽっどか家族の方が認知症の介護や接し方を熟知している。

そんな認知症のことを何も知らない職員が、どんなにカンファレンスしても、どんなに話し合っても、認知症の方にとっていいケアの方法は生み出されないのです。例えば生み出されたとしても、経験のある介護者がその意見を打ち砕いて台無しにしてしまうのです。

(2006年01月01日 01時38分48秒)

みんなで認知症を治そう!楽しく介護 みんなのえがお商会

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2005年10月28日
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テーマ: 介護(377)
カテゴリ: カテゴリ未分類
久しぶりに介護日記を書きます。

やはり拘束の事だ。なぜしてしまうのか理解に苦しむ。

1、拘束をしない→転倒→骨折→寝たきり
2、拘束をする→意欲低下→下肢筋肉の低下→寝たきり

上の二つをみると両方共に寝たきりになるんです。1は絶対に転倒するとはかぎりません。転んでも絶対に骨折するとも限りません。骨折しても、絶対に寝たきりになるとは限りません。全ては可能性です。

しかし2の方は、拘束する、時間がかかるが拘束をし続けていけば100%意欲低下につながっていく。意欲がなくなり、立つことをしなくなれば、どんなに理学療法士が頑張ったって、100%下肢筋肉の低下は起こります。そして、100%寝たきりになることが保障されます。

1の場合は歩こうと思い転ぶわけですから、自分が悪いという思いも少しは持っているわけで、立ちたい、歩きたいという意欲低下はそれほど起こらないと思います。特に認知症の方は、まだ、歩ける状態ではないのに、歩いてしまいます。立つ事、歩く事の意欲はなくならないと思います。意欲がなくならなければ、介護者側のケアの仕方によって、寝たきりになるか、ならないかが決まってきます。寝たきりになってしまったらなら、介護者側が能無しだった!という事です。

2の場合は、意欲低下をしていく過程で、拘束へのストレスが溜まり、それが暴言暴力に繋がっていく可能性があります。自分の嫌な拘束を止めてくれ!助けてくれ!と訴えているのにそれを無視するということから、利用者に介護者(職員)への不信感と敵意を芽生えさせてしまいます。そうなると悪循環のケアになってしまい、利用者との信頼関係が崩れてしまいます。

ここまで考えて欲しいと思います。なぜ考えないのだろう





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最終更新日  2005年10月29日 02時26分22秒
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Re:わからない(10/28)  
_AZ_  さん
拘束していれば、あとは無視していればいいから「楽」なんでしょうね・・・・
毎日24時間、何年もとめどなく終わりが無いような「自宅介護」でなら 拘束したくなる気持ちも分かりますが、
それが施設でとなると話は全く別ですよね。
人員を増やして介護を充実させられればいいのでしょうけど、
人件費削減を目指していれば、無理な話で・・・
経営が能無しとも言えるのかもしれないですけど、
介護をする人達の質を上げるだけの話では治まらないのかもしれないと思っています。
質が良くても重労働では続きませんしね・・・ (2005年10月29日 22時27分23秒)

いろんなケースがあると思います  
谷村 さん
拘束は決して受け入れられるものではありません。しかし、拘束を絶対しないという事は、転倒・骨折というリスクとの戦いでもあります。私は、施設で働いている介護福祉士ですが、拘束という選択は最終手段として存在しています。職員の数は限られています。歩いて転倒の危険が高い利用者は職員の数ほどいます。付きっ切りをすればもちろん転倒は避けられますが、転倒リスク以外の利用者ももっといるわけです。例え、優先順位を考えたとしても、他の利用者へのケアをおろそかにするわけにはいきません。限られた職員との連携で、めいっぱい事故防止に努め、そして良いケアをしようと、日々頑張っています。しかし、夜勤帯ともなれば、職員の数もずっと減り、1名で20名程のケアに当たります。それが、現在の介護保険の範囲内で出来る職員配置なのです。利用者1名のケアに当たってる際、他からのコールがあり駆けつけたときには、転倒→骨折→入院→寝たきりという事も、非常にありうる事なのです。そして家族はいいます。「どうして転倒などさせるのですか?」と。入院という事は、家族に精神的・金銭的に負担となります。「こんな事になるのなら、必要な拘束をしてほしい」そんな事も言われます。入院生活を余儀なくされる高齢者のつらさは、とてもよくわかります。認知症の方であれば、なれない場所での生活は、不安で孤独で仕方がないのです。拘束に賛成しているわけではありません。ただ、拘束を選択せざるを得ない、そんなケースもあるのだと伝えたいのです。 (2005年12月22日 19時38分41秒)

Re:いろんなケースがあると思います(10/28)  

Re:いろんなケースがあると思います(10/28)  
谷村さんへ 続き
先ほどのコメントで訳解らない言葉がありましたので、痴呆加算を利用者が支払っているです。

僕が見ているケースは、拘束したらしっぱなしです。職員がステーションで雑談する暇が合っても、利用者と拘束を解き付き合ってあげる職員は僕を含めて2,3人です。

きっと谷村さんの施設は、職員の教育がなっているでしょうから、拘束をしっぱなしということはないでしょうが、僕の働いた4つの施設はそんな程度なのです。現にこのことを言って、拘束がなくなりました。4点柵から一日中三点柵、車椅子に乗っている時も拘束をしないという形でやっていますが、特に問題なく介護が出来ています。やれると言う事を知らないのです。そんな介護者が多いのです。

谷村さんの施設は認知症のケアプランにきっとセンター方式を使っているでしょう。

立つということでいけば、その方の生活背景や趣味を調べ、趣味活動をしてもらうことで集中するから立ち上がることなどがなくなる。と言う事だってあるわけです。もちろん、谷村さんの所は当然ながら当たり前のようにそのような活動はしていると思いますが、そんなことを考え付かない人もいるのです。

(2006年01月01日 02時20分04秒)

Re[1]:いろんなケースがあると思います(10/28)  
>谷村さんへ 続き

夜間のことでいうのなら、徘徊や昼夜逆転ですね。僕の知っている限りでは、ちゃんとアセスメントできていません。エビデンスにのっとった、科学的根拠に裏づけられたアセスメントをしているところがほとんどないのです。もちろん、谷村さんの所は、みなさんエビデンスに考えの下アセスメントをしていると思いますので、アセスメントがいい加減ということはありえないと思いますが。昼夜逆転が水分が足りないと起きると言う事さえ知らない人がいます。一日どのくらいの水分量が必要かも知らない人がいます。2.5ℓ程度だといわれていますが、それがなんで2.5ℓになったのかも知らないのです。こんな知識のない素人が、拘束なしの介護ができるわけないでしょう。すぐに拘束頼ります。最終手段でなく、安易手段です。谷村さんのレベルが高い施設は、ほとんどないので一緒にされない方がいいですよ。 (2006年01月01日 02時20分44秒)

Re[2]:いろんなケースがあると思います(10/28)  
2.5ℓ程度→2.5リットルと表示したつもりがばくりました
(2006年01月01日 02時24分44秒)

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