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幼幻記3 和田屋のロマンス
和田屋のロマンス
幼幻記 3
父は県庁に勤務していた。米沢からは汽車で通勤していた。
毎週土曜日になると父と母は夕方の6時を待ち合わせの時間にしていた。
市内大町の信用金庫本店の時計前にある二宮金次郎像がふたりの待ち合わせの場所だった。
父が東からやって来る。その父を、顔をちょっとだけ横に傾けた母がニコニコと微笑んで迎える。
「ただいま!」、「お帰りなさい」とふたりが挨拶を交わして、信用金庫の十字路を渡って向かい側の洋館に向かっていく。
その洋館は菓子店「和田屋」という昭和30年初期では珍しいモダンな菓子店だった。
ここでふたりはコーヒーやケーキを食べてしばらくの憩いを楽しむのだった。
たまに幼い私が母親について行くと、家でみる父や母とはまったく違った「甘い関係」を幼い私でも感じるのだった。
ふたりはとても仲良く話をする。
ただお互いの今日の出来事を話しているだけなのだが、洋館風の建物にマッチしたおしゃれなふたりは恋人同士と間違える雰囲気だった。
私はこのふたりの雰囲気がとても嫌だった。私の母も父も別な人格に思えて、ただただ孤独を感じるのだった。そしてたまらなく淋しくなりワウワウッーと泣いた。
母は困って自宅に電話を入れる。15分位経つと、祖母が私を迎えに来た。
私は祖母と自宅に向かい、父と母は仲良く映画館へと向かうのだった。
幼い私にも、あの時代にしてはとても贅沢なふたりに見えた。
私があと2ヶ月で4歳になろうというときに母が亡くなり、その後父は私のもとを去った……和田屋は後に福島県郡山市に移転し、和田屋の跡地に大沼デパート米沢店が建った。そのとき私は17歳になっていた。
2005年7月14日記
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