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寒いのは苦手だ。だから冬なんて大嫌い。スキーをやらなくなったので、よけいに冬の楽しさなんて感じなくなった。

そんなことを思いながら、ヴィヴァルディを聴いた。

『四季』は、小学校だったか中学校だったか、授業で音楽鑑賞することになっている曲なので、まあほとんどの人は知っているはずだ。
この音楽鑑賞ってやつ、音楽嫌いにとっては授業がつぶれるので大歓迎だったかもしれないけれど、昔から歌うことが大好きだった私には退屈以外の何モノでもなかった。その曲がどんな様式であろうが、誰が作っていようがどうでもいいことだし、そんなことより大しておもしろくもない曲を「すばらしいでしょ」と聞かされるのはバカバカしいと思ってた。音楽なんて所詮ひとりひとりが自分で感じればいいものなのに、感想を求められてもね~。
小学校の高学年だったかな。ある時、音楽の先生がひとりずつに「これまで音楽鑑賞した中でどれが一番印象に残っていますか」という愚問をして、ほぼ全員が同じ答えだったというのを覚えている。先生、「あら、この曲は人気があるのね」と満足そうだったけど、それは違うゾ!!
とにかく、学生時代には有名な曲を“強制的に”聞かされただけあって、もったいない聞き方をしていたことだけは確かだ。今日、『四季』で馴染み深い「春」を聴いたんだけど、こんなにヴァイオリンの美しい曲だったっけ?と新たな発見をしてしまいました。演奏はイギリスのケネディという人らしい――。
ヴァイオリンの音色は、他の楽器よりも演奏する人の個性が現れやすいような気がする。上質さ、奔放さ、ダイナミックさなど、奏者の「気質」みたいなのが感じられる楽器だなぁと私は思う(私が無責任に思っているだけのことです。深くツッこまないでね)。
ケネディがどんな人か――音色以外に何の根拠もないけれど、この人のこと、私はたぶん嫌いじゃないとどこかで感じている。





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最終更新日  2003年01月06日 17時30分44秒


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