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岡山では老舗のギャラリーから電話がある。


え?ご存じなかった?
私、こう見えて、大学時代は絵を描く人だったんですのよ。


この業界に入ったのだって、元々はイラストレーター希望だもん。絵は描くのも好きなのだ――いや、好きだったのだ。
高校時代に渡辺藤一さん(童話作家・立原えりかさんのご主人で、サンリオから画集も出ている)のパステル画に魅せられて、独学でパステル画に取り組んだのがそもそもの始まり。好き勝手な描き方でやっていたら、友人が通うデザイン専門学校の先生が興味もってくれたりして、「こういう画材もあるよ」とか「パステルと組み合わせるとたぶんおもしろい」とか「新しい紙が入ったから」とか言って、あたたかくサポートしてくれたり。私って昔から友人・知人にだけは恵まれた人生を送っていて、作品展するのを勧めてくれたりしたのもそういう一人からだった。
美術とはなーんの関係もない普通の大学に通いながら、ずいぶんと楽しい経験をしてきた。喫茶店でバイトしてたら、そこのお客さんだったディレクターの人が「ちょっと描いてみる?」と声かけてくれて、実は私の絵はポスターになったりもしているのだよ。ほほほほ。

なのに私は絵を描かない人になってしまった。
気づいたのだ、ヘタでおもしろくもない絵は、誰にとっても魅力がないことに。

でもさー、それが“母子展”というのはどうかな(爆)。
「私はもう絵は描かないので」とやんわりとお断りを入れたのだけれど、「でも考えておいてね」と嬉しいようなそうでないようなお言葉。ははは、どうしたってやりませんって。


第一、夏には別のギャラリーでの開催が決まっている。これ以上忙しくなるのはイヤだし、来年やるならもっとおもしろいイベントにしたいんだよねぇ(ギャラリー同士の「うちの作家を取った、いや取らない」にも巻き込まれたくないしなぁ)。
束縛はきらい。もっと自由に楽しくやれるのがいいなぁーと思う今日この頃。





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最終更新日  2004年01月21日 19時14分51秒


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