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カテゴリ: アート・舞台
県北の、といってもほとんど鳥取との県境。奈義町の現代美術館へ行く。ここ、わりとロングランでユニークな企画をやるのよね。今日見に行ったのは8月7日から会期の『未来美術館へ行こう!』というもの。広島の美術作家、柴川敏之さんの作品だ。


作品はすべてサビで覆われた遺品。今から2000年前にポンペイの街が一瞬にして消え、1700年を経てから遺物が発掘されたように、“2000年後に現代社会が発掘されたらどうだろう?”というのがテーマ。
蚊取り線香、ウルトラマンやバルタン星人、キューピー、ペコちゃん、招き猫、携帯電話、カセットテープ、カップ麺、絵画、電球、ウォークマン、クレジットカード、プラモデルのパーツ、トロフィー…。身近なあらゆるものが「遺物」になってそこにある。
展示の仕方も工夫があって、「ほら、ここからだとまるでキューピーが三尊像のように見えて後光が差しているようでしょう」とか「携帯電話が戦車のように見えて軍国主義に向かっているようでしょう」とか。ご本人から直接説明いただけてラッキー。
作品どうやって作ってるんですか?とうかがうと、実際のモノを一度やすりをかけ、それにサビや銅を粉にしたものを振りかけて風合いを出しているのですと!!それをたまごでくっつけ固めながら15回ぐらい工程を踏んでいるので、本物の遺物のような状態になるんですって。
これは触っていいですよと言うので一体だけ触らせていただいたら、サビをくっつけたとは思えない強い質感。ほんとうに出土したみたい。

銅鐸だって、実際のところどうやって使われたかを見た人はいないわけだから、案外もっと身近な道具だったかもしれないし。というようなことを柴川さんはおっしゃる。だよね。蚊取り線香が2000年後に出土したら、どういうものと思われるんだろうか。あの渦巻きに魔力を込めたとかなんとか言って、呪術の道具として分類されるかもしれないよなあ。バルタン星人はもっとナゾ多き遺物となるだろうなあ。埴輪にしたって、そういうものだったかも。


……と、遺物をたっぷり見たあとで、またビカリアミュージアムに行き(奈義町と言えばここでしょー)、化石を掘り起こしたのでした。今日は大物が発掘できたのに勢い余って壊してしまい、学芸員の方にしきりに「惜しい、惜しい」を連発されました。











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最終更新日  2005年10月10日 20時06分26秒
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