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2006年01月10日
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カテゴリ: アート・舞台
絶対。絶対絶対絶対絶対、ぜーったいに行かないと言っていたのに、明日で会期終了と思うとウズウズ。で、行ってしまったよ『人体の不思議展』。

そう、いろんな人から「うん…感動というんじゃないけど…まぁ、見ていてよかったというか…」とうやむやな感想しかもらっていないこの展示。本物の人体を輪切りにしたり、血管だけにしたりっていうの、そりゃあ「おもしろかったー感動したわー」と嬉々として話されても引いちゃうかも。
ま、私の感想も同じく「ううむ…感動というか、すごいというか、びっくりというか……(残酷というか)」。もっと学術的な雰囲気かと思ったらそうではなくて、結局のところ見せ物小屋をおそるおそる覗きに行く感覚に似ているのかも(私は見せ物小屋のことをよく知らないが)。結局、人間って好奇心の塊なのね。

入り口付近では、ダンナかKAIの近くにいないと卒倒しちゃうんじゃないかとドキドキしていた私が、最後にはしっかり人体標本に触っているという(触ってよろしいという一体があったのでね)。これは本物の人だとわかっちゃいても、筋肉や骨がベロンと出ているそれを「どういう質感なんだ?」となでているのよね。
もっと喜ぶか(という表現も変なのだが)と思っていたKAIが意外にダメで、標本の間近には近寄れないワ、触るのも躊躇するワ、最後には「うぅ、気持ち悪い…」。もっと小さな子どもは、頭部分の血管を見て「あー、それで鼻血っていっぱい出るのか。わかったわかったー」と無邪気に声を上げていた。いや、違うと思うんだけど(笑)、ま、いいか。

帰りの車の中で、この標本技術は確かにすごいものだけど、作ってる工程考えたら恐ろしいよねぇなんて話した。ダンナは血管の標本が衝撃だったらしく、その周囲の肉とか臓器とか、細かく取り除くなんてこともしてるよなぁ。げぇ。なんて言っていた(んー、それは考えないことにしなくては……)。
そのすごい技術は、人間を、生身を感じる肉ではなくて樹脂でできたフィギュアのようにしてしまっていた。リアルなんだけど、どこかリアルじゃなくて、昔ながらの標本展示のホルマリン漬けの方がどれだけ生々しいことか。ここからは、私から出てきた胎盤の赤や、母や舅から切り取られた病巣の血の匂いは感じないものなあ。


それにしてもこの展示の意味ってなんだったんだろう。
こんな技術があることを知ったのは「へぇー」だったけど、実際の人間を標本として展示しちゃうって。生命の神秘とか小宇宙が云々とか言ったって、なんか違うよねぇ。自分の好奇心に嫌悪感を覚えたことも事実です。








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最終更新日  2006年01月10日 22時11分10秒
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