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2008年10月27日
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木造の古い校舎は洒脱で、飴色に光る手すりに重い歴史が感じられる。私はここで音楽を学ぶ学生。特に目立った行動も起こさず取り立てた才能もなく、先生らの目にとまることはない。仲がいいのは2人の友だちだが、彼女らも真面目さだけが取り柄のような、あまり印象に残らない生徒だ。

理事長先生が急死した。

この学校の上層部では意見の対立があり、理事長の座を狙ってドロドロとしたものがあることは雰囲気でわかっていた。厳めしい校舎の中の規律は厳しく、それだけで毎日が張り詰めているというのに、理事長の急死となると、さてどんなことになるのだろう。
――というかさ、これは本当に自然死なのかな?
なにげに3人で話しているのが聞こえたか、理事長の座を狙うと思しき女史が私たちを呼び止めた。「あなたたちにお願いしたいことがあるの」。
それは葬送のセレモニーを手伝ってほしいということらしいが、これまで目立ったこともなく、名前さえ知らない私たちに声をかけるというのはいかにも不自然なことだった。理事長の死への疑いは濃く、しかし監視下におかれてしまった私たちは言いなりになるしかないのかしら。いや、それはダメだよね。3人で目配せする。
それにしても、この学校の構造は不思議すぎる。学生として生活しているものの、私たちは校舎の全容を知らない。3階建ての校舎に階段はひとつ。ただ、どういう造りになっているのか、階段を上っただけではたどりつけない教室もある。そして、敷地内にある朽ちた建物。なぜそれを取り壊さないのかそれは前々から気になっていた。探偵ごっこというわけじゃないけれど、理事長はどこかで殺されたのかもしれないと不謹慎な好奇心が働く。

古い木の階段を上がると屋上に出る。すると、なんとなんと、そこから見えるのは目の前を走る新幹線。ああ、そうだ。私はここで絵を描いた。幼稚園の時だ、あの絵はここで描いた!!と急に思い出が甦る――――


そして、どういう展開か、KAIの幼稚園時代の先生が現れて目が覚めた。



今日、母校に絡んだ電話があり、予知夢とまではいわないけれどなにかしらシンボリックな夢のようだった。
家族に言わせると「サスペンス番組の見過ぎ!!」なのだけど。














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最終更新日  2008年10月27日 14時39分38秒
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