mirismな日々

mirismな日々

妊娠発覚時のココロ。懺悔です。


「仕事をずっとしていたいんだよねえ。子供ができたら続けられない職種だし。。。別に子供なんていなくてもダンナがいればいいな」
と答えていた人間です。
大学を卒業後、子供の頃からの夢だった職業に就き、やっと自分の好きなように仕事ができるようになってきた28歳。深夜残業、休日出勤も当たり前の職種柄、よっぽど理解のある旦那様でないと結婚すら難しい環境。ましてや子供なんてできたら、保育園に入れたとしても今までのように仕事をすることは難しいだろう…だったら子供なんていらない!

そんなふうに思っていました。

2004年5月にはキャリアアップを目指して、転職。

さあ、これから!という矢先の6月
妊娠が発覚しました。

正直、「なんで今?」
新しい職場に慣れるのに一生懸命で、夜はバタンキュー。ほとんど夫婦生活もなかったのに…
だいたい、入社して一ヶ月で「妊娠しました」なんて申し訳なくていえない…

ほんとに情けない限りですが、あの頃の私は自分のことは棚に上げたうえに目の前にあるやりたいことにだけしか頭が回らないひどいジコチュー人間。我が子の誕生を喜んであげることすらできず、もうどうしていいのかわからずに、泣いてばかりでした。

近くでみていた主人もつらかったと思います。
私がどれだけ仕事に夢中かを知っていたから。
ほんとはもっとはやく子供がほしかったのに、仕事をしたいという私のために、あと2、3年はがまんしよう、といってくれていたやさしいだんな様。

どんどん情緒不安定になっていく私の様子を見続けて一週間、主人が口を開きました。

「どうしても仕事を続けたいというなら、今回はあきらめよう。子供はたしかにほしいけど、ヤヨイのほうが大切。こんな精神状態で無理矢理産むことにしても、お前のココロが壊れてしまうかもしれないだろ。そのほうがつらいから」

なんて人なんだろう。
あんなにほしがっていたのに、その気持ちをおさえてまで私のことを思ってくれるなんて…
(ほんとは子供が欲しい)声に出さない主人の本心を思うと、涙が出そうになりました。

この言葉を聞いて、逆に私の決意は固まりました。
「この人の子供を産みたい」

ありきたりではあるけれど、仕事の代わりは誰にでもできるけど、主人の子供は私にしか産めない。いつか、子供のために仕事をやめたことを後悔する日がくるかもしれないけど、そんな私も受け入れよう。だって、未練が残るくらい仕事が好きだったんだから!しょうがないじゃん!子供ができたからって、じゃーもうやめます、やったー!って思うようなてきとーな仕事してきたんじゃないってことじゃん!

若干開き直り気味ですが(爆)こんな感じで、よし、産んでやる!とモチベーションをあげていったのでした。



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