美月らしく

美月らしく

2006.08.21
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カテゴリ: cinema,drama
リリーさんのではなくて、江國香織さんの方、岡田くんの方です。

すごく切なくて苦しいのかな(T_T)…と思ってたから。
でも体調もいいので(?)見てみたら、
そんなでもないのね。

詩史(黒木瞳)は40歳、青山のセレクトショップのオーナーで、
ダンナ(岸谷五朗)はうれっこCMプランナー、子どもなしの優雅な暮らし。

なのに、友人の陽子(余貴美子)の息子・透(岡田准一)を恋人にしてる。
透が18のときから、3年間。


で、ふたりの恋物語なんだけど・・・
若いオトコノコが、キレイな熟女との関係に溺れる、というのはわかる。
女の方は、自分に経験がないのでわからないが(だって20も年下だよ(^^;;
でも、恋なら、若くて美形の情熱的な男の子との恋というだけなら、
それに落ちていくのもわからないでもない。

でも、その後よ。ちょっとどうなの?
40をすぎた女が、そのオトコノコのために、離婚してすべてを捨てて、
生活の糧(ショップ)も手放して、フランスまで追っかけていくというのは、
どうみても夢物語という感じ。
このトシまできたら、恋にも打算が働く。
女だって、何が得で、自分はどうすべきかがわかっているはず。



だけど、黒木瞳の演技だと、よけい夢物語に見えてしまうんだな~

それよりも耕二(松本潤)と喜美子(寺島しのぶ)の不倫の方がリアルで
共感できる。
なんと言ってもダンナ(宮迫)が俗物で、いかにもいそうなつまらんヤツだし。
あんなダンナに「今夜は酢豚だな(二マッ)」と言われてるより、


「このまま死んでしまうのはいやなの。
 でもブレーキが壊れそうで、こわい」というのはすごく理解できるし、
ふたりの関係の終わりもとてもよかった。

それに高校のときに同級生の耕二と関係した母親が許せないという
平山あやちゃんの役の女の子の気持ちもわかるな。
耕二はいいとして、女同士として、母親はぜったい許せないという気持ち。

この作品でいちばんよかったのは、
陽子(余さん)が詩史に怒りをぶつけるところでした。
そりゃ、大事の息子を、
女手ひとつで大切に育ててきた息子を、
キレイに育った自慢の息子を、
40オンナに、しかも自分の友人に、おいしいところで取られたら
それは母親として怒り狂うでしょう。トーゼンでしょう。
ワインだってぶっかけたくなるでしょう。

岸谷さんが岡田くんに
夫の怒りを爆発させるところも迫力あって共感、だったし。

そうすると、ワキがリアルなだけに、
よけいに主人公のふたりが浮いてくるのよね。

結論として、岡田クンを鑑賞するにはとてもよかったけど、
恋愛を語る作品としては、ちょっといかがか、という感じでした。
それよりも主人公のふたり以外の部分が
かえって際立っていた作品でした。


   05年1月公開作品





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最終更新日  2006.08.21 18:35:52
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