美月らしく

美月らしく

2007.02.01
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カテゴリ: 介護の花道
(昨日から続き)

介護保険の認定の変更を申請するには、介護保険証番号がいる。
ハハは保険証は「キッチンのTVの棚の下の箱の中」→「玄関の
電話台の下の箱の中」→「コタツの部屋の棚の箱の中」の順に探せば
あるとのことだった。

ところが、家についてみると、テレビの下にも、電話の下にも、
コタツの部屋にも、箱がいっぱい、ていうか、家中、箱だらけなのだ。
よくもまあ、こんなものまで、というものも全部保存してある。
(しかし、肝心の物が見つからないぞ)

某Mが書いた手紙だとか、ハハが綴った旅行記、日記、etc,etc.…

オットとふたり、すっかり消沈して「ここ、せつないね」と。
しかし、レトロになるな、といい聞かせて、家捜しを続ける。
「もうないぞ」とあきらめかけた頃、原点に戻ったオットが、
テレビ下の棚の“横の”箱の中から、保険証を見つけた。

それを持って、役場、福祉課へGO!

福祉課ではIDカードに「えりか」という“名前のかわいい”女性が
親切に諸事もろもろ、初心者向けに説明してくれる。
申請のことを無事理解し、以前ハハの担当だったケア・マネージャーさんの
居る場所を教えてもらった。地図もコピーしてくれた。
何人もの人が集まって場所を教えてくれる。

昼食を後回しにして、そこに向かうことに。


そこは、「地域包括支援センター」という場所で、距離的にも遠く、
かなりの山道を、「ほんとにここか?」と疑いながら、でも人に聞くにも
誰とも会わないので、疑心暗鬼のまま進むしかない。
ようやく「山の途中の小高い丘の開けた所のグラウンドのPの横」


ケア・マネージャーさんは、50代後半くらいの上品な奥さん風のFさん。
悪気はないのだが、何度も
「誰も家には戻れないんですね」「誰もいっしょに暮らせないのですね」と
念を押すので、すごく自分が極悪人間に思えて、気力が下がる。

ハハがあの家で、誰かが帰ってきて暮らしてくれることを
願っていたのはよくわかってる。
けど、それは無理なのよ。
あんな化石のような、山の中の村で、私たちがどうやって適応していけるか。
ならば、自分の家に引き取れば?となるのだろうが、
それも、車椅子で、認知症が出始めている状態では、やはり苦しい。
誰にも仕事と生活がある。一時的なヒロイズムでやれることではないのだ。
何十年続くかも知れないことなのだから。

Fさんは、子どもたちのいる地域の方にハハを来させたいという私たちに、
「誰でも老人は自分の家が一番なの。自分が暮らしていた場所がいいのよ」
と、ハハの家の近くの老人マンションを奨められる。

やはり、そうなのかなぁ。

帰りの車中は、昼食を抜いたこともありひもじく、切ない気分に支配される。
自分が極悪非道な無責任人間のようにも思えてくる。
私は長男の嫁の義務と責任を放棄してる?
いやいや、現実的に考えていこう、先は長いかもしれんのだし。
と言って、おやつタイムに遅いランチをサービスエリアでとった。


ということで、翌日には何とかセンターから連絡があり、
ハハの病院に来るということです。
なので、明日は病院に認定の立会いに行ってきます。





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最終更新日  2007.02.01 12:07:49
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