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神坂俊一郎

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Sep 18, 2010
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カテゴリ: 車について
今日の帯広は晴天ですが、朝は濃霧でした。
十勝最大の都市帯広ですが、ここにも地域不況の並みが押し寄せています。
十数年前に初めて訪れた際は、西武デパートがありましたし、海産物問屋も盛況でしたし、街全体に活気があったように思ったのですが、小売業の郊外移転、市街地の空洞化もあり、中心部を歩いているのは、ビジネスマンと観光客とお年寄りが目立っています。

さて、今日は全く違う話題です。
私は、この22年間メルセデスベンツを乗り継いできましたが、車には、格があるものです。
例えば、トヨタの場合は、レクサスブランドとセンチュリーを除けば、クラウンが頂点に、マークX、カローラ、ベルタ、ヴィッツと言った感じのピラミッド構造が存在するわけです。
同様に、メルセデスベンツの場合、マイバッハを除くと、頂点はSクラス、そして、Eクラス、Cクラス、Bクラス、Aクラスと続くわけです。
ただ、メルセデスの場合、昔は少々違ったのです。
どう違ったかと言いますと、22年前に私が初めて手に入れたメルセデスは、190(形式W201)という通称小ベンツと言われた車種だったのですが、当時のSクラス、ミディアムクラスに続くコンパクトクラスでありながらも、造りそのものは、Sクラスと同等のものを追及していたのです。

正直、当時乗っていたソアラが、ポンコツの軽自動車に感じるくらいに、ボディーの剛性の差があったのです。
最近また持ち出してきましたが、メルセデスベンツの社是「最善か無か」(「ベストでなければ意味がない。」と訳した方がわかりやすいと思います。)を体現した車だったのです。
当然ながら、中間のミディアムクラスにもSクラス並みの造りの良さがあり、W124という形式のEクラス、190の造りの良さをそのまま大きく快適に変えた車でした。
実際、点検の際に代車として提供されたE280は、2年で走行8万キロも走っていた車だったのですが、運転してみて上には上があると感心したものです。
運転には興味はないながらも、ソアラよりも当時彼女の愛車だったゴルフの良さがわかった妻が、一度乗っただけで、「この車、本当にいい車ね。将来乗りたいわ。」と言ったほどだったのです。
つまり、当時のメルセデスベンツの場合、クラスの違いはボディーサイズと装備品の違いだけで、造りは全て最善を追及されており、ある意味格の違いはなかったのです。
残念ながら、1993年に190が後継のCクラスに変わった前後から、ベンツは「最善か無か」の社是を捨て、利益も考えてコストダウンした車造りに転換したように思います。
私は、190を2台続けて乗った後、1994年にW124型最終モデルのE220ステーションワゴンに乗り換えたのですが、ミディアムクラスにも、ビッグマイナーチェンジを機に利益追求の影響が及んでおり、以前乗ったE280よりもシートなどの質が落ちていて、がっかりしました。
それでも、いまだに名車といわれるこの車は、しっかりしたいい車で、大変よく走りました。
約6年で10万キロ寸前までほとんどトラブルらしいトラブルなく過ごし、サスペンションから異音が出るようになっても、操縦性には何ら影響はなかったのですが、妻が心配して買い替えを勧めたので、2000年の6月に、後継の、コストダウンの影響を受けたとともに、丸目でベンツのミディアムクラスらしくないと評判が今一つだったW210型のE240ステーションワゴンに乗り換えました。
この車、E240と名は付いていますが、前のE220はそのまま2.2リットルのエンジンだったのに対し、何故か2.6リットルでした。

初代のCクラスと並行して造られたこのモデルのEクラス、600万を超えるメルセデスにもかかわらず、コストダウンの影響がはっきりわかる車であり、必要十分な道具でしたし、後期型で改善されていたというのですが、何となく大雑把な造りで、あまりいい車とは思えませんでした。
また、初代のCクラスも、評論家の意見は賛否両論ながら、非の方が多かったと思うのですが、AMGモデルを除くと最上級モデルのC280に、点検の代車で乗せてもらったことがありました。
印象としては、メルセデスらしくない急発進をする車で、十分なパワーのために速いのですが、以前の190のような落ち着きがなく、硬めの足回りで面白味もなく(元々メルセデスベンツは、運転して面白い車ではないと思いますが)それでも限界自体はBMWよりも高く設定されていますから、むしろ飛ばせばBMWファンが喜びそうな車でした。
さすがに叩かれて反省したのか、Cクラスも、モデルチェンジしてW203型(ワゴンはS203)のひょうたん型ヘッドライトのモデルになってから大分改良され、特にビッグマイナーチェンジ後のモデルについては、昔のメルセデスの良さを彷彿とさせるいい車に戻っていました。
子供たちが家を出て行って、大きなステーションワゴンの必要性が薄れたため、2004年にC180コンプレッサーのセダンに、2007年12月に、最終モデルのC180コンプレッサーステーションワゴンに乗り換えました。

また、Cクラスに続いて、1997年には弟分のAクラスも登場しました。
この車、ベンツの小型車として鳴り物入りで発表したら、ヨーロッパの車雑誌のテストでものの見事に横転し、大慌てで改良せざるを得なくなったことでも有名になってしまいました。
代車で一番多く乗った正直な感想としては、前輪駆動ながらもメルセデスベンツらしい安全なハンドリングを持った変な車で、床下を二重にしたサンドイッチ構造とかで、衝突安全性にも大変配慮されているらしいのですが、造りは値段なりのところがありますから、本当にメルセデスらしい良さを求めるためには、Cクラスよりも上を買うべきだと思います。
ですから、このクラスで普通にいい車が欲しいとお考えの方には、普通にいい車のフォルクスワーゲン・ゴルフをお勧めします。
となんやらぐちゃぐちゃと書いてきましたが、要は、メルセデスはメルセデスで、AクラスからSクラスに至る歴然とした格、ヒエラルキーができてきたわけです。

ところが今回、愛車を旧モデルのCクラスステーションワゴンから、現行Eクラス(W212型)の中堅モデルのE300セダンに乗り換えて、新たな発見があったのです。
この車、700万を超える、私が今まで乗った車の中でも、飛び抜けて高価な車です。
恐らく、年収1千万以下の普通のサラリーマンが手を出せる最高限度の車でもあると思います。
で、新たな発見なのですが、私は、この車に買い替える時に、同じEクラスセダンの中では廉価版でエコカー減税対象車のE250CGIブルーエフィシェンシー・アバンギャルドに試乗したのです。
感想は、以前のメルセデスの落ち着きを持ったいい車であり、エンジンも1.8リットルターボ(何故E250なのか?)ながら軽快に良く走るとのものだったのですが、同じEクラスの中で、一つ上のE300とそれほど大きな差があるとは思っていませんでした。
ところが、商談になると、メルセデスベンツ本社が、エコカー減税対象でない車については、利益度外視の条件で出してくれたとのことで、信じられないほど値引いてくれて、試乗した車並みの値段が提示されたのです。
ですから、本来の価格差100万円の分装備の豪華なE300を選んだのです。
本当はステーションワゴンが欲しかったのですが、値引き条件の差とちょっとした手違いで、セダンになりました。
しかしこの車、納車されて、ほんの数キロ走っただけで、何だこの差はと愕然としました。
試乗したE250CGIのセダンは、小さなエンジンながら軽快に走るいい車でしたが、3リッターエンジンは、そもそもの余裕が違うのです。
今までのEクラス2台と比べても、圧倒的なパワー、静粛性、そして、乗り心地の重厚さが際立っていたのです。
妻の一言が、その差を物語っています。
「今まで乗ったEのワゴン2台は、安物だったの。」
つまり、Eクラスの中でさえ、値段相応の厳然たるヒエラルキーがあったのです。
確かに、100万も安い最廉価版は、お買い得なのです。エコカー減税の対象車でもあります。
でも、この差を知ってしまうと、最廉価版のE250CGIブルーエフィシェンシーはお勧めしにくくなりました。
Bクラスは運転したことがありませんから飛ばしますが、私は、ベンツらしさを知りたければ、Aクラスではなく、無理してでもCクラスを買いなさいと勧めます。
そして、更にベンツらしさを知りたければ、ベンツの稼ぎ頭であり、その分研究開発費を注ぎ込んで造られているEクラスにしなさいと勧めます。
今回、そのEクラスの中でも、本当の良さを知りたかったら、E300か350にしなさいと勧めざるを得なくなりました。
そこには、仕様書でわかる、性能や装備の差以上の差があるのです。
諸元表をぱっとみてわかる差は、ブレーキが、E300以上は4輪ベンチレーッテッドディスクですが、ブルーエフィシェンシーは、後輪がソリッドディスクなのです。つまり、安全の根幹をなすブレーキからして差があるのです。
また、オートマも、E300以上は、パドルシフトがついていて、マニュアル的に使えます。
じゃあ、Sクラスはと聞かれたら、こう答えます。
「メルセデスの中でも最高の車に乗っているとの見栄を張りたい人が乗るべき車です。今やSクラスは、製造上Eクラスに対するアドバンテージはあまりありませんから、自分で運転する車としては、Eクラスの上級車種が最高だと思います。」
最近Sクラスの400ハイブリッド・ロングに試乗しました。
大変いい車ですが、Eクラスとの違いは、以前のメルセデスベンツに戻って、大きさと装備だけになったと思いました。
もっとも、押し出しも無茶もきく車ですから、その筋の人にはお勧め、いや必須かもしれません。
昔、お友達だった元某組関係者に言われたことがあります。
「わしら、無理してでもSクラスに乗らんと恰好つかへんのや。大体、ヤクザが軽自動車に乗って行って見。脅しもくそもあらへんで。」
もっとも、その人はアメ車好きで、左ハンドルのフォード・マスタングに乗っていました。
妻と婚約して帰省した時、彼は妻のことを本当に気に入って、自分の息子が結婚するかのように喜んで、そのマスタングを貸してくれたのです。
折角の好意に甘えて1週間乗ったのですが、運転席と助手席のシートのでかさは好ましいものでしたが、3.5リットルエンジンのくせに加速しないのろまな亀(燃費は、リッター7キロぐらいでした。)で、驚きました。
しかしながら、海外で運転した時に、この1週間の左ハンドル運転の経験が大変役立ちました。
その人、こうも言いました。
「チンピラでも、親父や他の組の組長のベンツ見て、そのうち俺も乗ったるでえと言う奴は見込みあるんや。傷つけたろうという奴はあかん。チンピラどまりや。ぶっ壊したろうって奴も、鉄砲玉にしかならへん。」
ビジネスマンの世界でも、頂点を極められる人は、メルセデスを選ぶと言われています。
メルセデスも、上には上があることを見せて、どんどん上を目指させるヒエラルキーのはっきりした車なのです。
どの世界も、着実に上のクラスを目指す人が出世するようです。
私は、若いころから、会長に「平がベンツに乗るとは…。」と渋い顔をされつつ乗ってきたためか、出世とは無縁の生活を送っていますが。
車の画像を載せようかと思ってみたら、私、自分の愛車の写真、全くと言ってよいほど撮っていないことに気づきました。
一枚ずつぐらい、撮っておいたらよかったかな。





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Last updated  Jun 11, 2023 01:34:14 PM
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Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞8(10/04) 記紀とは違うヤマトタケルを興味深く拝読…
Yoko@ Re:ヤマトタケル異聞1(09/21) ずうずうしくリクエストをしたYokoです。 …
Yoko@ Re:ヤマトタケル?2(04/19) 21日のご返信に気が付かず、ご返信せずに…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ アメーバブログも確認したら全…
神坂俊一郎 @ Re[1]:ヤマトタケル?2(04/19) YOKOさんへ 既に発見されたかも知れません…

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