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神坂俊一郎

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Oct 14, 2011
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テーマ: 地震情報(636)
カテゴリ: 日常
水曜日に福島件二本松市で甥の葬儀がありました。
本来なら浪江町で行うところなのですが、浪江町の人々が、二本松市に町ごと移転しているから二本松で行われたわけです。
甥、6日に東京で死んで7日に遺体を搬送してきたのですが、葬儀場も火葬場も混み合っていて都合がつかず、葬儀が12日になったのです。

浪江町だけで無く、妻の実家の葛尾村も現在全村避難中で、義姉が三春町の仮設住宅に住んでいるため、迎えに寄ってから二本松に行きました。
ところが、一応予習してから行ったのですが、仮設住宅が見つからないのです。
これお笑いで、妻と義姉、携帯電話で連絡をとりながら案内してくれたのですが、おのおの90度違う方向に進んでいるものと思って案内しているのですから、運転している私が目的地にたどり着けるはずがありません。
最初、90度違う案内でたどりついたのが三春ダム。
次にハーブガーデンの近くだからと言われて進んだのは、何と180度違う方向。
幸い別の仮設住宅を発見し、最初はここかなと思って住民に尋ねてみたら、「そんな人いないよ。」との回答。

でも、三春町には何と11カ所もの仮設住宅団地が築かれていたのですから、2カ所目で行き着いただけよかったとすべきでしょう。

迷ったおかげで2カ所の仮設住宅を見学?できることになったのですが、間取りこそ同じものの、材質や仕上げに微妙な差があって、興味深いものがありました。
ここの仮設住宅、ファミリータイプは割と広い2Kの構造で、一家5人では狭すぎるものの、一人か二人暮らしには広すぎるというところでした。
義姉は、最初息子と二人だったのですが、息子は生活のために出稼ぎに行ってしまいましたから、彼女、今我が家に来ている母子猫同様、無人の村に3ヶ月放置されていた愛猫を連れて来て一緒に住んでいます。

今日、NHKのクローズアップ現代で、岩手の仮設住宅が孤独で不便なところを強調していましたが、こちらの仮設住宅は、集落ごとの移住が徹底されたことから、孤独とは無縁でした。
元は隣の家が見えないぐらい広かった村をぎゅっと圧縮した分、良くも悪くも濃厚な人間関係の縮図が出現したわけです。
実際、食事だおやつだと、お互いものを持ち寄って過ごしている、大変ファミリーな仮設住宅になっていました。

大阪出身、完全なよそ者の私でも、ああ、どこどこの何々さんの末娘のだんなで通じ、こちらは全く顔も知らない人に、「今日の葬式はどこだんべ。」なんて聞かれて、ぎょっとした次第でしたが、それだけ親しく迎えてもらえましたから、まあ、いいところでしょう。

ただ、この仮設住宅、入居は原則1年、最長2年の期限付きで、それまでに村に戻れるという見込みの元に作られている応急的なものです。
結構立派なのに何故2年なのか疑問だったのですが、葬式の後の宴会(精進落としといいますが、どう見ても体のいい宴会です。)で、浪江町の関係者から、仮設住宅は基礎工事がされていないため、安全面から2年の入居制限を設けているんだという説明も聞けました。
また、浪江町も葛尾村も、放射線濃度自体は、全く問題の無いレベルまで低下しているとの情報も聞けました。

政府も、計画的避難地域を廃止したように、住民を帰すことをもくろんでいるようですが、安全の問題ではなく、生活が成り立つかどうかの方が問題なのです。
双葉町や大熊町などの原発周辺は、雇用も原発と関連産業に頼っていたわけで、当面原発が再稼働することはありませんから、帰っても働き口がなく、生活していけないところに帰ることもできないのが実情なのです。
帰ってこない人たちのために、土地を路線価で買い取るとの情報も流れていましたが、宅地も現実的な取引価格よりは大分安くなりますし、農地や山林は二束三文で買いたたくようなものになっていまいます。
これでは、チェルノブイリ周辺で実際行われたように、将来的な補償をしなくて済むように、思いっきり低い数値を設定して、広範囲の住民を追い払ってしまえという体のいい人払いと同じことになってしまいます。

村会議員の義兄とも話しましたが、20キロ圏内の葛尾村でも原発の雇用の影響は小さくなく、村内に進出していた企業が撤退している中、以前からの農畜産業も風評被害にあう危険性大ですし、雇用の確保が更に困難となっていて、避難している人たちの半分も帰ってきたらいい方かとの観測が流れているそうです。


それから、除染の問題は、持って行き場のない処分困難なゴミを増やすだけであり、本当に必要な場所だけに限定すべきだと思います。

問題山積ですが、一刻も早く元の生活が戻ることを祈ります。





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Last updated  Oct 14, 2011 10:15:56 PM
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Re:仮設住宅の風景(10/14)  
Jugem0927  さん
初めまして!
私は隣の福島県に住んでいます。
以前から携帯でこちらのブログ読んでました(レムリア編も追いかけて拝見してました)
今回、福島県の話題だったので、ついコメントしてしまいました。
昨日は二本松の避難所に野田首相来てて、私がTVで見た時は福島産のお米のおにぎりを食べてました。
早く色々な事が落ち着いてくれるといいのですが・・・



(Oct 20, 2011 12:37:31 AM)

Re[1]:仮設住宅の風景(10/14)  
神坂俊一郎  さん
Jugem0927さん
訪問ありがとうございます。
避難した人たちの生活の問題は大変で、下手に義援金をもらったことから、使い道を巡って夫婦げんかになり、離婚してしまった人もいたそうです。
皮肉なもので、那須の方が放射線量は高かったりするのですが、生活できていて余裕もありますし、若い頃はお世話になった親戚ですから、よい恩返しと、ちょこちょこ慰問に訪れています。
原発は収束しつつありますから、早く生活できる環境が整うことを祈っております。
(Oct 20, 2011 12:57:55 PM)

Re[2]:仮設住宅の風景(10/14)  
Jugem0927  さん
神坂俊一郎さん
>Jugem0927さん
>訪問ありがとうございます。
>避難した人たちの生活の問題は大変で、下手に義援金をもらったことから、使い道を巡って夫婦げんかになり、離婚してしまった人もいたそうです。
>皮肉なもので、那須の方が放射線量は高かったりするのですが、生活できていて余裕もありますし、若い頃はお世話になった親戚ですから、よい恩返しと、ちょこちょこ慰問に訪れています。
>原発は収束しつつありますから、早く生活できる環境が整うことを祈っております。
-----
那須にはよく行きます!つい先日も行ったばかりです。

そうなんですよね、那須の方が放射線量高いんですよね
色々と情報が氾濫していますが、最後は自己責任になると思いますす。
それも自分1人ならいいのですが、子供の事を考えると難しいところです。
(Oct 20, 2011 10:00:53 PM)

放射線量は、それほど心配はないと思います。  
神坂俊一郎  さん
Jugem0927さん
私のような、子供の頃に核実験の死の灰が降っても野外で平気で遊び、平気で何でも食べていた世代の人間に、特に甲状腺癌等の癌が増えているわけではありませんし、核実験で被爆者を大量に出したアメリカでは、逆にその記録を元に、5ミリシーベルト以下は特に問題は無いとの見解を示していました。(マイクロではなくミリ、つまり千倍違います。)
昔の夜光塗料はラジウムでしたし、コバルト60を物質の消化吸収等を調べるための追跡用ラジオアイソトープとして使っていましたし、それを素手で実験に使っていたこともありました。
でも、問題が起きたという話も聞いたことはありません。(おおらかというか、いい加減だったわけですが。)
そんな50代以上の年代の人間が、高線量下でも無事生きてきていたわけですから、今の線量なら、強いて除染などしなくとも大丈夫なレベルだと思うのです。
安全と言い切って責任をとりたくないから誰も言えないようですが。 (Oct 20, 2011 10:50:50 PM)

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