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小さいお子さんが二人いて家族が大変そうです、お母さんが病気にかかるとここまで大変なんだなあと改めて思いました。
ギラン・バレー症候群とは…
免疫系の病気ですがその原因には未だ諸説あり、完全に解明されていないのが実態です。このページの最後の部分に諸説についての紹介をしています。ギラン・バレー症候群は神経内科系の病気の中では珍しく完治しやすい病気だといわれています。典型的な症状としては、まず、手先や足先が急に動かなくなります。2,3日で動かない部分が段々からだの中央部に向かって進行してきます。ひどい時にはそのまま呼吸筋まで麻痺し、自分で呼吸ができなくなったり、顔面が麻痺して見たり喋ったり食べたりすることができなくなったりします。同時に感覚も麻痺してしまう場合もあるようです。発症から2週間くらいでピークを迎え、ピークを超えると段々体の中央部から動かせるようになってきます。病状も回復にかかる期間も個人によってまちまちで、1ヶ月ぐらいで完治する人もいれば、1年以上たってもなかなか回復せず、足や手に動かせない部分が残ってしまう場合もあります。
原因
カンピロバクター菌説
主に鶏肉に含まれるカンピロバクターという菌が体内に入った場合、免疫系がこの菌を殺すために抗体を作るのですが、この菌と人間の神経細胞が似ているために誤って抗体が運動神経を攻撃し、その結果筋肉が動かなくなってしまうという説です。この菌が体内に入ると2日ほどして、下痢・発熱・頭痛などの症状が現れ、その1週間後あたりから四肢麻痺や排尿・排便障害が起こるといわれています。再発予防措置として、カンピロバクターが原因だと思われる方は、鶏肉には注意してください。私は2回目のギラン・バレー以降、鶏肉はやめました。
サイトメガロウィルス説
サイトメガロウィルスは成人の8割が感染しているといわれていますが、そのウィルスに対する抗体が神経細胞を攻撃するという説。この場合、カンピロバクターによる場合のような下痢などの症状は現れないといわれています。一般にウィルスを殺す薬は無いといわれていますが、サイトメガロウィルスに関しては例外で薬が存在します。血液中の抗体値を検査してもらって、その値が高いギラン・バレー患者は、この薬を使うことで症状が改善することがあるそうです。
治療法
IVIG療法(免疫グロブリン静脈注射)
2000年12月12日に厚生省に認可された最先端のギラン・バレー治療法で、1994年から欧米では導入されています。免疫グロブリンは、他の人から血液からとった抗体を集めたもので、無色透明の液体で、血液製剤の一種です。この点滴を5日間受けます。メカニズムは良くわかっていませんが、ギラン・バレーの進行を抑え、回復を早める効果があります。日本で認可されたのは、献血ベニロンーIという日本のメーカーが製造している免疫グロブリンです。
長所は、プラズマエクスチェンジ療法が大掛かりな設備を必要とするため、特定の病院でしか治療を受けられないのに対し、どこでも簡単に治療が施せる(点滴のみ)という点にあります。統計的には、治療効果はプラズマエクスチェンジ療法と差は無いそうです。プラズマエクスチェンジ療法に見られるような強い副作用が無いのも特徴です。
短所は、肝機能障害を併発しやすいということです。IVIG療法を施したうちの4割が肝機能障害を起こすという報告もあります(IVIGの副作用参照)。GPTやGOTの値が、徐々に上昇し、だるさなどの倦怠感が生じます。肝炎などのように劇症化することは少ないようです。原因は未だ良くわかっていません。現在私もこの肝機能障害に悩まされています。
血漿交換(プラズマエクスチェンジ)
体中の血漿を機械を通して入れ替えてしまう治療法です。メカニズムとしては、運動神経を攻撃する悪い抗体を取り去ってしまうということだそうで、一般には急性期に行います。ピークを過ぎていても行うこともあり,健康保険の適応範囲は月7回までです.。機械を通して他の人から採取した血漿を大量に体の中に入れるので、拒否反応が出たり、機械を通すので血圧が急に下がり頭痛などの副作用が出ることもあります。施設の整った大きな病院でないとこの治療法は受けられません。
初めて知ったこの病気なのですが、すごく怖いですねえ、健康って改めて大切なんだと実感しました。
家の子達よりも小さい子がお母さん恋しがるの見てたらすごくかわいそうに思えました。
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