ナッツ坊やの「みっくすなっつ」

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2011年06月18日
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他の地域に同じく、津波が押し寄せた港町には、今も多数の大型漁船と瓦礫が残されています。

鹿折唐桑駅前の大通りも、大型船が漂着して道路が塞がれています。
視察で訪れたインドネシアのユドヨノ大統領がこの船の前で記者会見を行いました。

気仙沼には水産加工食品工場も多く、貯蔵していた魚介類も津波に押し流され、瓦礫と共に町に残されたことから、辺りは独特の腐敗臭が漂っています。

さらに夏の訪れと気温の上昇により蝿の大量発生を招く等、被災地の衛生状況は良いとは言えません。

水が退いた後に残され、町にこびりついていた泥は、乾燥して細かな粉塵に姿を変えて辺りを舞っており、これらを原因とするアレルギー症状を訴える人も多いそうです。
防塵マスクは必需品ですが、これから暑い時期の息苦しいマスクは大変です。

満潮時には町の至る所で冠水が起こり、通行出来なくなる箇所も多いので油断できません。

潮位上昇に伴って冠水・浸水が始まると、地面の亀裂やマンホールから水が噴き上げて溢れ出し、数分で水浸しになる地域もあるため、予め退避ルートを確認しておくことは重要です。

このような大規模な冠水・浸水は瓦礫撤去等作業の妨げにもなっています。
町の幹線道路は、冠水を防ぐために、常に砂利を足し敷いて、高くする作業も続けられています。

大津波の後に町を襲った火災による焼け跡も広範囲に残っています。
震災後に初めて被災地を訪れた時からずっとそうなのですが、全てが破壊された町の風景に、広島から来た僕は、どうしても原爆投下後の広島を連想させられてしまうのです。

瓦礫撤去も徐々に行われる中、町に残されていた大型漁船を海に帰す作業も始まりました。
大型漁船は、それをはるかに上回る超大型クレーンと超大型台車で運びます。
漁船や重機の巨大さとは対称的に作業は緻密さを極めます。
このような超大型の重機が存在している事自体と、高い技術力に驚くばかりです。

被災地では、未だ発見されていない行方不明者も数多いのですが、消防・自衛隊などが手を退いた今、日常的に捜索活動を続けているのは警察のみとなったようです。

先日、震災から100日という事で、宮城県内では他県からの応援部隊を含めた警察による集中捜索が行われました。


震災から100日経過しても未だに行方が分からない方がいて、ご遺体が収容され続けている現状に驚く方もいるかも知れませんが、被災地を実際に目の当たりにすれば、納得されるようなひどい状況なのです。
どんなかたちでもよいから、家族・親族との再会を果たしたいと、行方不明者を探し続ける人々の願いは尽きず、このような方々の辛い心情を考えると、いたたまれない思いです。

今も昼夜を問わず、何度も余震を感じます。
余震もいつまで続くのか?地域の復興は?
被災された方々にとっては、先の見えない不安な毎日だと思います。





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最終更新日  2011年06月18日 22時10分24秒 コメント(2) | コメントを書く


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