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2011.01.04
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今日も中3は入試予想問題演習に取り組んでいます。午前中に県入試の予想問題に取り組み、午後からはそれを採点して返却し、解答・解説をする、というパターンで授業を進めていきます。入試本番まであと6回ほどの演習を日曜日を利用しておこなっていきます。

何度も書いていますが、入試問題の出題形式は毎年ほぼ決まっています。これは公立高校入試だけでなく、大学入試センター試験にもいえること。こうした出題形式が決まっている試験への対処法は、やはり同じ形式の演習問題を数多く解くことにあります。「解く→ダメ出しをする」の繰り返しが最良の学習法です。

例えば、数学の問題です。自分の目標点が45点であれば、5点は間違ってもかまいません。昨日の予想問題でも、空間図形の問題がとても難しいモノでした。その問題に10分も時間をかけて正解したとしても、その所為で見直せば気づいたはずの計算ミスをチェック出来なかったとすればダメなのです。空間図形の問題は3点。簡単な計算問題も配点は2点なのです。

どの問題が自分には解けて、どの問題は解けないのか。また、解けるとしても何分ぐらいかかるのか。そうした「問題を見きわめる眼」をつくっていくことが入試予想問題演習の大切な目標の一つになります。このことはセンター試験に向かって勉強している高3生にも言えることです。いや、その後の就職試験のSPI試験などでもまったく同じことがいえます。

昨日も、解答用紙にいくつかの空欄があった中3の女の子に話しました。「わからない問題があって解答しなかったのだろうが、これは入試演習だよ。4択ならばどれかの答えは書き込んでおくこと。ちょっと印をつけておけば、あとで確認できるだろ」

1点を取りに行こう、という気持ちがまだまだ弱いのです。今の子供たちは、「競う」ということに慣れていません。こうして高校入試を通じてでも「競う」ことの意味をしっかりと知っていって欲しいです。学校では「点数にこだわるな」といった学習に慣らされてきています。彼ら、彼女らは「1点にこだわること」を悪いことだとさえ思っています。

実際の入試では1点が合否を分けてしまいます。自分の「夢」を実現するためには「1点にこたわる」姿勢を持たねばなりません。非情でしょうが、1点でもライバルより得点を積み上げて「勝つ」ことが入試の目標なのです。ここから入試までの学習法は、あくまで実践的に。1点にこだわったスタイルでやっていきます

それにしても、1日で「良い緊張感」が戻っています。昨日の「喝」が効いたようです





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最終更新日  2011.01.04 10:01:03
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