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2016.01.21
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今の県立高校入試の合否は、学校成績はほとんど関係ありません。いや、まったく関係ないと言ってもいいでしょう。こんな言い方をすると「うそだ。また、大げさにいってる」と非難の大合唱が起こりそうです。しかし、実際に生徒の指導をしていてのわたしの実感ですからしかたがありません。

miyajukuの周辺校では、学校成績 : 入試得点 : 面接 が、3 : 5 : 2 というところが多いです。1000点満点で、学校成績が300点、入試得点が500点、面接点が200点ということです。この比率ですと、学校成績の1点は入試得点の2.4点に相当します。いつもいっているように学校成績での10段階差は、入試の25点で逆転できます。

そんなことより、2次選考という枠を皆さん忘れています。こちらは、多くの学校が、入試得点 : 面接で、8 : 2 の割合で合否を決めています。学校成績は考慮しない学校が多いのです。しかも、2次選考枠での合格者がボーダーラインになっているのがふつうです。

この時期、中3生たちが自分の志望校に合格できるかどうか、ということを毎日のように考えています。その基準は、入試で何点とれるかということです。生徒たちの学校成績はほとんど考慮していません。結局、合否の分かれ目はボーダーラインです。このボーダーラインは、入試得点で考えるしかないからです。

ボーダーラインは志願者の倍率で動きます。わたしが予想しなければいけないのは、たとえば希望ヶ丘高校の場合、倍率が昨年度並みだったら入試得点で何点とれれば合格出来るのか、といった一点につきます。その志願者倍率が上がり、下がりした場合に、入試得点のボーダーがどのぐらい動くのか、といったところが最も重要な観点です。

と同時に、面接点で差をつける学校かどうかも大きなポイントです。希望ヶ丘高校は面接点で差がつきます。30点の面接点での差は、入試での十数点の差を逆転してしまいます。これは大きいです。面接点も開示されているので、過去のデータをみて、差をつけている学校を受験する生徒にはしっかりとした面接指導が必要になってきます。

とにかく考えることが多いです。学習塾です。わたしは精神論が大嫌いです。やれば必ずできる、といった言葉など最も嫌いなもののひとつです。しっかりとデータを分析し、数字で考えることがすべてです。そうした意味で「県立高校の合否は入試で決まる」ということです。同時に、生徒たちには、しっかりとした入試得点をとってもらう学習をさせることがわたしの仕事です。





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最終更新日  2016.08.03 13:12:51
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