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綺麗な鎚目でしょ~。バカにつける薬はないといいますが…道具バカ、健在であります。鍋や笊に恋い焦がれて はるばる京都まで行ったのが去年の秋。三十三間堂の塀沿いに、ひっそりたたずむ店。職人さんの工房から カンカンカンと気持ちいい音が響いていて、お店には、ずらり・・・美しい鍋が並んでいました。鍛金という技法は、一枚の金属板を炎で熱して、トンカチで叩いてという作業を繰り返して、見事な曲線に打ち出し、成型するのです。大らかで綺麗な鎚目。 曲線。 カシメ。 金属の肌。とにかく美しい。。。ものすごい技術と 根気のいる作業が結晶した、美しい実用品。生活の中の‘道具’です。一年前は、興奮しすぎて選びきれず、翌日、新幹線乗る前に飛び込んだ有次で段付鍋をもとめたのですが…あれから300日ほど経ってみてもやっぱり、あきらめきれません。「そうだ、京都行こう症候群」(私的に年に一度は発症)が、くすぶったままです。『in-kyo』の本コーナーで、表紙に釘付けになった木工作家・三谷龍二さんの著書 『遠くの町と 手と しごと』 にwestside33寺地茂さんの鍋と人柄が書かれていて去年、お店でお会いした寺地さんのことを思い出しました。職人さんっぽい堅さ・難しさはなく、なんともいい感じの‘おっちゃん’だったなぁ。この人の手から、この美しい鎚目が生まれているのが納得できる…そんなあたたかな人柄の職人さん。よく手料理をごちそうしてくれる料理上手な友人への御礼品+ちゃっかり便乗して、自分のも一緒に‘京都生活’から名前入り(彫り)のアルミ行平鍋21cmをオーダー。あまりの使い心地の良さに…もう鍋がくたびれるほど毎日、愛用中。出汁をとったり、煮物をしたり、野菜の下茹でしたり使うたびに 手になじむと同時に、キリリと背筋が伸びるような緊張感があるのです。さて、今年もそろそろ終盤戦。田んぼやら、家のことやら、今年も一年がんばった ごほうびを旦那からいただけるというので リクエストしてみたら…ついに、ついに、大物が、我が台所にやってきてくれました!!!27cmの両手浅型鍋。しかも名前入り!蒸気抜きも素敵でしょ~♪(←やっぱりバカ)ちょうど、今年の鍋シーズンに突入したことだし。も~ じゃんじゃん料理しまっせ~!さらに、どさくさまぎれ(私の定番技…)に注文した念願の‘銅製・行平鍋’も!重くて、熱まわりが良くて、注ぎ口の水切れもすこぶる良くて、煮物とかしても、ほっくりほくほく最高です!!!アルミも、銅も、まず 使い始めは お米のとぎ汁と くず野菜でコトコト煮て、鍋肌に皮膜をつくると 鍋が長持ちしますよ。一ヶ月近く、鍋の美しさを鑑賞してから、さぁ、いよいよ使い始めるぞーーー!っと思ったら、銅鍋がない。ない。ない。ない。あわあわ慌てて探していたら・・・あーーー。先に ムスコが使ってました。 彼のキッチンで。「じゅ~じゅ~♪ じゃじゃーーー♪」とか言いながら鍋にプラスチック&木製のオモチャをほりこんで、料理中。うぁ~ 内側の錫引きが剥がれてしまう~~~ と、青ざめる私。うむむむむ。感覚を育てるには、本物の道具を使ってこそよ・・・と、ヒヤヒヤしながら二代目・道具バカの成長を見守っております。
2009.10.21
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またまたごぶさたしておりました。前の日記をUPして、ひと月近く広島に帰省しておりました。道中、京都や倉敷なども旅行し、実家天国もたっぷり満喫♪その旅の後半から親子そろって風邪をひきこみ、新型インフルエンザか!?と疑うくらいタチの悪さで、リンパが腫れまくり、菌が暴れまくって発熱… 東京に帰ってきてからも寝込んでいて、最近やっと復活しました。まだ、コメントくださった方々にお返事もできてなくてすみません…。今回の旅は、ずっと行きたかった京都物欲ツアーからはじまりずっと会いたかった人にもお会いできて、絶品チーズの吉田牧場にもいけたし、高校からの友人女子&ベビーちゃんにも会えたし、渋いBarで旦那&男友達と日付変わるまでお酒呑めたし、瀬戸内の美味しいものも たらふく食べれたし…どこを切ってもにんまりしてしまう旅でした。てんこ盛りすぎて、どこから話せばよいのやら…京都では↓こんなとこで湯豆腐懐石食べたり。(冒頭写真)サスペンスでおなじみの南禅寺‘水路閣’を散策したり。って、そんな旅の記録を一枚づつ載せると長くなりすぎるので今回は収穫した品々のオヒロメを。次回は、行ってよかった店を書くつもりです。いつになることやら…。まずは、仁城義勝さんの‘拭き漆の器’一つの木をくりぬいて作るという見事な入れ子。栃の木の素材そのままの風合いを残しながら、丁寧に施した拭き漆の仕事。ピッタリと吸いつく優しい手触り。 こっくり深い 色と艶。簡素でありながら、凛とした気配が漂っています。東京では作品を拝見する機会がなかなかない作家さん。こちらの本に載っていて、いつか実物をみたいなぁと思っていた仁城さんの器。 旅の途中、偶然出会いました。重ね碗。 懐石に用いられる四ツ碗にお皿にもなる蓋をつけたものです。修行僧が使う器を元にして作られた仁城さんの応量器も、今後、機会を見つけて、ぜひ手にとってみたい。歳をとって、身軽になりたくなったら、身辺整理して、この器だけで日々ささやかな食事をとるというのもいいなぁ。続いては、ずっと行ってみたかった 『鍛金工房 WestSide 33』京都・三十三間堂の塀沿いに ひっそりと工房&店舗があります。やはり、道具バカには外せないお店でした。店内にずらり並ぶ 鍛造の料理道具に…目は奪われ、心は躍ります! なんとも美しい鎚目。技術がギュッと凝縮した、結晶のような小鉢です。私も鍛金をやっていたので、わかります。このエッジを出すのが、どれほど難しく高度な技か…すごいっ(涙)熱効率が素晴らしく良いという鍛造の銅鍋。雪平鍋か、シチュー鍋か、ヤカンか…あぁぁいつかはほしい逸品ですなぁ。京都・三条の『内藤たわし店』使い続けると ビロードのように柔らかくなるという束子を購入。金具が付いてないので、鍋や野菜を洗う時も傷つけません。(むっちり手は、イタズラ息子です)こちらも、京の老舗。 『一保堂茶舗』喫茶室にて、お濃茶で一服。で、自分用にもたっぷりお土産。お茶づくし。スモーキーな炒り番茶、熱々でいただくと最高です。そして、これまた、道具バカにはたまらない『辻和金網』以前、購入して以来、あまりの使い心地のよさに、ぞっこんです。静かな店内で御主人が黙々と金網を編んでらっしゃいました。これが、前から欲しかった焼き網! パンも、野菜も、魚も、ガスコンロでがっつり焼いた方が断然旨いのです。ま、ほんとは、炭火の方がもっと美味いけど、炭火を熾す余裕がないのでね。CMの佐藤浩市を真似て(?)アツアツ椎茸に醤油を垂らして、じゅ~~~~! こうばしい香りがたまりません。あーーー ビール飲みたいっっ こちらは、茶漉し(銅製) あくとり ゆどうふ杓子。これは、以前、伊勢丹の京都展で買って以来、ぞっこんのざる。非常に使い勝手がいいのです。ごはんがかまどで炊いたように美味しく炊けるという落とし蓋。そして、鍋で簡単に蒸し料理ができるという、丸網足付です。さらにさらに…錦市場の『有次』へ。有次で、マイ包丁をオーダーしたいところですが、私の腕前がそれほどでないので、まだまだ包丁はおあずけです。しかし、ズラリ並んだ美しい包丁は壮観でした。WestSide33で希望サイズがなくて断念してた大きな段付鍋と、有次で遭遇。 お出汁をとったり、麺や青菜をゆでたり、魚や根菜を煮たり…なんだか板前さんっぽい鍋に憧れて(笑)ぐふふふふ。名前を彫ってもらっちゃいました。 完全に自己満足の世界(笑)持ち手や、ディテールの細かな美しさはWestSide33の方が優れていますが、さすが、食の職人さんに使われ続けてきた有次の鍋、使い勝手は抜群です。出番が多く、連日使いまくってます。畑から届いたばかりの里芋、煮てます。 ホクホクうまうま。この鍋、なんか、おばあちゃんがどっさり煮物こしらえるようなイメージですよね。うちの古めかしい台所にもぴったりしっくり。わたしも、日々、この古くて寒い台所で(笑) 料理を作って、家族に食べさせて、また作って、立派なオカンになるのだ。この鍋がボロボロになるまで愛用して、いつの日か、私も貫禄のあるオカンになって、(その頃には料理の腕も少しは上がってるだろうから^^)銅製の段付鍋、オーダーするぞ!ここまで書いてて、ハッと気づいたのですが、私が旅で買ったものって、台所道具ばかりですなぁ。。。はぁ~ 自分でもびっくり。 ファッションとか、そういうのは皆無なのか…。頭の中、食べることばっかなんだなぁ…。ま、いっか。そして、今回の旅では、うれしいオマケの収穫もあり。ベビ蔵(1歳6か月)が、突然、お箸を使って食事しはじめました。特に教えたわけでもないのに、見よう見まねで、上手にお箸を使い、ツルツルすべる里芋を捕まえて、パクリ。おーーー!!!焼肉も、お刺身も、箸でつかんでパクパク食べ始めました。食べることに興味をもってくれて、嬉しいのなんの(涙)息子が将来、板前さんになってくれたらいいなぁ…というのが、私の秘かな希望なのです。 にひひ。
2008.11.30
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白×茶色の可愛い靴。 実は、手縫いなのです。一年前の今頃・・・桜の季節に、ベビ蔵が生まれこのブログが御縁で仲良くなれたhana*junemayさんから、お祝いに頂いたもの。封を開けて ひと目みた瞬間、思わず「わぁ~♪」と声が出た可愛らしさ。一針 一針、とても丁寧に縫い上げられていて、履いて汚してしまうのがもったいないほど 素敵な靴。自らも一児のママで、仕事もなさってて、そのお忙しい時間をぬってベビのために靴を縫いあげてもらったと思うと…あたたかいものがこみ上げてくる嬉しさ。 じーーーん(涙)カタチも とっても可愛くって、迷わずベビのファーストシューズにさせていただきました。おでかけの度に 落とさぬように汚さぬように 大事に履いて、一年経った今では、あんよもずいぶん大きくなり、入らなくなってしまいました。そして、今では我が家の宝物殿(と呼んでる棚)に殿堂入り☆これからもずっと、宝物です。ありがとう、hana*junemayさん!!!大切に保存して、いつか、ベビ蔵にも この靴の話を聞かせなくちゃね。そして、左のコッペパンみたいなデカ靴。まだ寒かった2月、前にここにも書いたことのあるつくばの『Shingoster LIVING』にふらりと行ってみました。Shingoster独特の静かな時間に浸りながら、美味しい珈琲をのみたくて。 重い扉をギギギと開け、蔵に入る。ほの暗い店内の一角、ぐぐぐぃっと眼が引き寄せられる靴が、静かにそこに居た。手にとると、質感のよさに また引きつけられる。 丁寧に作られているのが、一瞬で手に伝わる。 説明を読むと、オーダーメイドの靴らしい。靴の底敷に、『Forest』と焼印が入れてある。デザインは一種類のみ。 ハイカットとローカットの2タイプ。なんという潔さ。Shingoster LIVINGの店主御夫妻も、この靴を履いてらっしゃった。履きこんで、足になじんで、いい色。 いい皺が出てる。そして、なんとも味わいのある形。 普段、モノを欲しがらない旦那が、珍しく即決でこの靴を欲しがった。で、試し履き。陶芸家の吉村さんも屋根裏部屋(喫茶室)から降りてきて、一緒に試し履き。旦那、残念ながら足が大きすぎて入らない。 笑ってしまうほど ガックリ落ち込む。打ちひしがれる旦那の横で、私も 試し履き。こんなに足に吸いつくようになじむ靴は 初めて。足裏から踵まで、粘土で足型を採ったかのようにピッタリ! こんなに気持ちいい靴はいてたら、どこまでも歩けそう。欲しい。でも、さすが手づくり、いい値段するし。う~む。 …しばらく迷う。意気消沈旦那の力ない「いいよ」の声で、購入。オーダーメイドなので、細かな注文にも応えて、イロイロ調節してもらえる。私の足は左右でサイズが違う上に難点が多くて、親指だけ爪が上向きなので、痛くならないようにその部分だけ革を伸ばしてもらったりしました。だから、ネットでは購入できず、試し履きをして、サイズ確認をした方のみ注文うけるんですって。で、注文して、出来上がるまでは一ヶ月。 あー わくわく。 そわそわ。期待に胸膨らませて受け取った靴、しっかり厚い革と、丁寧な作り。革のハイカットブーツなのに、意外と軽い。さっそく、ガシガシ履いてます。 期待以上の履き心地に、毎日の散歩の前に なんだか わくわく してしまう。べターンと大きな足も、長所に変身したようで、晴れやかな気分。いつか、この靴を履いて、こどもとトコトコ散歩なんかできたら 楽しいだろうなぁ…。親のデカ足をしっかり受け継いだベビ蔵さん、もうそろそろ一人歩き始めそうです。↓まだ玩具につかまり立ち中だけどね。頭がデカイから、バランス悪いみたいで(笑) 一人立ちしては フラフラ倒れて号泣。早く歩いて欲しいような… もっと赤ちゃんでいて欲しいような。おしりぷりぷりしながら突進するハイハイを もうしばらく愛でていたい母であります。
2008.04.05
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はずかしいほど遅ればせながら…あけましておめでとうございます。旦那が家にいる年末年始の休みこそ、旧年中お世話になった みなさんにコメントやメールのお返事するぞー!と思っていたものの、はっと気づいたら…はや2週目。 ひぃぃ~。年始早々 ゆるゆるですが、今年もよろしくお願い申し上げます!ちょこっと振り返ると、昨年は 色んな意味で 自分史上最高の年でした。喜びも。 怒りも。 身体をかけ抜けていった感じ。未知なる子育て、手探りながらも 喜びを実感する日々。ベビ蔵の泣き声&笑い声とともに 大人も踊る一年でした。いろんなことが重なって、沈澱して、自分が混濁した日もあったし…自分の中に、初めての感情や意識がボコボコ生まれて手におえず。その混乱を旦那にぶつけてしまった嵐の夜もあった。 あー反省。 お地蔵さんのような旦那のおかげで、喧嘩にはならないんだけど、それでもまだキィィィーーー!と怒りの奇声をあげてみたり(涙)翌日になっても晴れない…そんな時は、気分をスパッと切り替えるために、お茶休憩。冷静に考えて、キモチを鎮めたい。一人でふらりとカフェに行くことも なかなかできなくなったのでベビ蔵が眠ってるわずかな時間 家のえんがわでオープンカフェ。 ぽかぽかの縁側喫茶。 身も心も あたたまる。あたたまると、キモチもやわらかくなるしね。 自分の中で、モヤモヤもなんとか濾過?浄化?して、あったかい方向へ行きたいから。冬になり、柿の木の葉が落ちたおかげで、日当たりが良い。何かがなくなっても、それが巡り巡って いいことをもたらしてくれる。…こともある。そしてまた、夏が来れば木が茂り、日陰ができる。 そうやって 自然も 私たちも 循環していくといいな。新春早々、話が長くなっちゃってごめんなさいよ~。ついでに ちょこっと器話。冒頭写真、ぽってり丸い急須は、角掛政志さんの。1月3日、ずっと行ってみたいと思ってた横浜の 『-teon-手音』 に、やっとこ遠征。桜並木の川沿いで、御夫婦だけでやってらっしゃる 静かなcafe&器屋です。いただいた珈琲、ぜんざい、甘酒(お正月特別メニュ)…どれもやさしく美味しい。そして、美しい女店主さんのやさしい語り口。 たまたま同じ時間を過ごす 素敵なお客さん達とも話が弾む。時計の針がゆっくり回る空間で、気づいたら4時間近く長居してしまいました。器屋には危険な子連れでも、とても気持ちよく迎え入れていただて、感謝。やさしい味と会話が混じり合って、夕暮れ時の窓景色とあいまって、記憶にも あたたかな灯りが じんわりにじみます。また、通いたい店が増えてしまった…。角掛さんのは、水切れがずごくいいんだよ~と噂を聞いていたんだけど、ほんっとに、よい! 一滴も垂れません。 手なじみもよく、茶漉しも細やかなつくりで、姿も…ぽってり。 独特の黒い鉄釉から生まれた何色もの黒・灰・茶色…混ざり合う色・質感も美しい。急須全体のカタチも絶妙なバランスで、思わずニンマリしてしまう。急須はもういらんやろ~とブロックする旦那を、なんとか口説き落とし、購入。角掛さんのリムの広い小皿なども、あまりにヨイので ドサクサまぎれに購入。同じく角掛さんのお醤油さし↓も、見事な切れ味。 この ぷっくりと幸福そうなカタチも、たまりません。 湯のみは、クリスマスイブに松本の『ギャルリ灰月』で遭遇。 阿佐美尚彦さんの作品。白い滑らかな肌に、貫入がとても美しい。 2007年のクリスマス、雪降る長野を旅してきました。 ベビ蔵と共に。↓蝶ネクタイに白タイツ。さらにハンチングという…初めてゴルフする田舎の社長スタイル(?)で、何をしてきたかというと…大学からの男友達が、結婚式を挙げたのです。 泥酔して階段落ちして頭パックリ割れた直後、さらに酒飲んだり池袋駅で友人を引き止めたくて切符食べたり…伝説の宝庫な男。プロレスラーみたいにガタイいいのに、リスみたいな目をしてる心根の優しい、男。そんな彼に、素晴らしく聡明で美人なお嫁さんがやってきた。 あぁぁ また一人、いい男が結婚してしまうのか~とちょっと淋しく感じつつ(笑)大学時代からの男友達5人と共に参加。挙式&披露宴の間、ベビ蔵が泣いたり騒いだりしたらどうしよう…と心配していたものの、男友達5人衆が交互に抱っこしたり あやしたりしてくれて、私は美味しいフルコースをガッツリ頂くことができました♪ありがとう、ますます男前な友たちよ!!! 式の後は、4次会?5次会?まで子連れで参戦し(旦那を含め…男性陣の協力のおかげです。ありがとね)「あんな楽しい友達が出来るなら、僕も同じ大学に行きたかった…」と、後日、旦那がポツリと呟いていたよ。 ほんとだね。 ブラックスーツ姿の心優しきベビーシッター達…10年前のみんなからは想像できなかったもんなぁ。。。 その翌日&翌々日は、大好きな松本の街を心ゆくまで散策。 東京とは違う キリリと寒い夜の散歩もオツでした。『軽食堂みたに』をはじめ、美味しいものも たっぷり味わえたし。ずっと逢いたかった人にも会えたし。大満足な信州ぶらり旅となりました。あー 載せたいことはもっとあるんだけど…かな~り久しぶりのブログUPすんませんが、今年もこのゆるいペースになってしまいそうです。そんな中でも、ぽつりぽつりと みなさんとやりとりさせていただければ いいなぁ。2008年、ますますパワフルになってきたベビ蔵 & ますます丸くなってきた旦那と共に健康に日々を重ねていけますよう。そして、みなさんにも幸多き一年になりますように。。。
2008.01.12
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はっと気づいたら、もう冬なんですなー。 およよ。木枯らしが、いい感じに吹き荒れておりますなぁーーー。 わくわく。今日は東京にも雪が舞ったそうです。 好きな季節の到来だ。普段は、デカい山ぶどうの籠に、オムツやミルク道具をほりこんで愛用している私ですが、秋から冬になると、革の鞄に目がいきます。街をフラフラしていたら、ひさしぶりに ズドンと射抜かれたモノがありまして…。冒頭写真の 『genten』 の鞄。このメーカーは革、布生地、縫製糸…いずれも天然素材にこだわり、金具等の素材も、製品を使い終わった時に錆びて土に戻る鉄や真鍮を使っています。そういうこだわりも含めて 私はgentenの製品が好き。この鞄は シープ独特の柔らかく、くったりした革の質感がいい。ストンとチカラが抜けたようなカタチも。 ドスンと置いた時の、ぼた餅のような感じも。 鞄の中も外も、細かい仕掛けがほどこしてあり、革のギャザーもいい味出してます。金具のまわりも革で包んであったり、内側にも革のくるみボタン。 そしてなにより、一番のグッときたぜよ~ポイントは↓美しく編み上げられて、継ぎ目のない持ち手。うぅぅ~ たまらんっ!革の厚みも絶妙で、持ちあげた時のギュッとしなる感覚といい、斜めがけにして体にしっくりぴったりなじむ形といい、まさに私の理想の鞄。スナフキンみたいに、いつでも旅に出れそうな、このゆるい雰囲気。たまらんぜよ~~~。お店で、この鞄のたたずまいに一目惚れしたもののなかなかイイお値段だったので、すぐには踏ん切りがつかず…数ヶ月早めにやってきた旦那サンタがプレゼントしてくれました。 あぁぁ~ ありがたやぁぁぁ~~~♪この鞄を肩からかけて、散歩したり、仕事したり、日々を重ねて。ボッロボロになっても、大事にします。ちなみに 今、使ってる財布↓もgentenの。 あと何年も撫でて育てたら、革の色艶に変化が出て、カットワークが美しく映えるだろうな。いよいよマダムな年齢になってきたので、長財布。 昔はおばちゃんくさいとか思ってたくせに、ここ数年、猛烈に長財布に変えたくって。いやー使いやすいのなんの。 どっかで聞いたけど、長財布はよくお金が貯まるんだそうな。 だといいなー。もちろん、使い始めは ありえないほどの大金入れてインストールしましたよ、gaburiさん♪これまた愛用品の‘じいさん時計’のベルト もgentenです。その他も、我が家を見回してみると、genten率高し。日々使う中で、味わいを増した革モノのひとつひとつ。愛着を持って、使い続け、クタクタになるまで使い果たしたら、土に還る…ささやかだけど、いいサイクルかも。さて、最近のベビ蔵ですが…7ヵ月にしてハイハイ&つかまり立ちをマスターしてしまいました。誰も教えてないのに、自然と始めて…人間って、すごいなー。動けるようになったもんだから、もう1日中ノンストップです。部屋中グルグルガジガジごそごそ…ゴツン…ウギャー><(泣) 今日は、ベビ蔵と一緒に庭の蜜柑狩りして、公園を散歩して、静かだな~一人遊びしてるのかな~と思っていた…らハッと気づくと↓ちゃぶ台を支えに立って、器を鑑賞中のご様子。がっしり握りしめているのは、先月、西荻「魯山」の個展で見惚れた額賀章夫さんのお椀です。あぁぁぁーーーーーー ゴチンとぶつけるのだけは やめてくれぇぇぇーーーー!!!!!と心の中で叫びつつも 小さいうちからよいものに触れさせるのはいいことだから…と静かに自分に言い聞かせる母であります。どうか、立派な道具バカ‘二代目’に育ちますように…。
2007.11.22
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ごぶさた しておりました。はっと気がついたら このヘボブログ、10万件もカウントがっ! ひゃー。いやはや…こんなに読んでいただけるとは…なんだかこそばゆいなぁ。。。とにもかくにも、みなさん、ありがとう!!!しばらく更新できませんでしたが、私たち家族は元気にドタバタ暮らしてます。赤ちゃんのいる生活は、予想よりはるかに大変で、でも想像よりはるかに愉しいっ。毎日クタクタになって眠りに堕ちる日々。旦那と二人で…恥ずかしながら、我が子への愛に溺れまくり。。。 24時間 絶賛 溺愛中! そんな感じです。 飲んだくれ息子は、3ヶ月にしてすでに8.5kg。 なかなかの大物^^。おっぱいのんで、眠って。。。見るたびにグイグイと成長している、その生命力に驚くほど。全力でグズる姿、夢中でおっぱいに食らいつく姿はなんとも愛おしく…でも、あと15年もしたらこの子も どこぞのかわいこちゃんのおっぱいを求めて巣立っていくのだなぁぁぁ と思うと、切なくて切なくて…(涙)バカな親心とはわかっているのですが母はそんなことでもセンチメンタルになるのです。あぁぁ もっと ゆっくりゆっくり大人になっておくれ。さてさて、友人からいただいた素敵なプレゼントなども、ここで御披露目したいのですが、まずは、自分たちからの贈り物を載せてみます。冒頭写真のスプーンとよだれかけ。 生まれる前からオーダーしていたものです。ベビースプーンは、三谷龍二さん作。最初の一口、木のスプーンなら口あたりがよいだろうと思って。イロイロ見て触れた中で、一番使い心地が良さそうな三谷さんのをオーダー!(一緒にベビーボウルもオーダーしたのですが、 三谷さん御多忙とのことで 同時には出来上がってきませんでした。 気長に待つしかないなぁ…。)そして よだれかけは、びわこふきんの布地に、‘針の森’さんという‘こぎん刺し’作家さんが同色の白糸で刺繍を入れて(写真ではよく見えませんが)手縫いで仕上げられたもの…とっても丁寧な作りなのです。ちなみに、どちらも日本橋のギャラリー『ヒナタノオト』で購入。赤ちゃんもご一緒にどうぞ~のお言葉に甘えて、ベビ蔵のギャラリー・デビューもヒナタノオト。大歓迎していただき、旦那の抱っこでベビ蔵もイイコにしててくれたので、イロイロじっくり観つつ、お茶などいただきつつ、長居してしまいました^^。 うっしっし。外出先&外食中は特にイイコにしててくれる我が子…さすが解っているのねー。おそろいの品を、うちと同じ3月に出産なさった‘tama-gon’さんの赤ちゃんにも、「たんと食べてすくすく育ってね」の気持ちを込めてプレゼントさせていただきました。早速、お食い初め膳に使っていただき&喜んでもらえて、にんまり^^♪それから数日後、うちのベビ蔵も、無事 百日を迎え『お食い初め』 をしました。元気に成長しますように。 一生食べ物に困りませんように。 と願いを込めて。美味しいお水とお米を一粒、パクリと食べて、ごっくんと飲み込みました。初めてのゴハンが父親の作ったお米というのも、幸せなことだな~。もっと大きいスプーンを使うようになったら、私が使わせてもらおうとモクロンでいたんだけど…どうもその前にガジガジ噛まれてボロボロになりそう^^ ま、それでも想い出としてベビースプーンはとっておくぞ。これから、いっしょにいっぱい美味しいもの食べよう!の気持ちを込めた、最初の贈り物。泣いた日も笑った日も、食べることは、パワーのもとだからね。 ---------------------------…と、まぁ 書きたいことは わんさかあるのですが、 日々の雑事に追われて、なかなか書きこむ時間もなく…。(実はまだ以前のコメントにお返事できてない方もいるのです。 ゴメンナサイ!) 誠に勝手ではございますが…しばらくは書きっぱなしブログにさせてもらおうかなぁと思っています。いつもコメントを嬉しく読んでお返事していたのですが、すぐにお返事できないのが心苦しくなってきたので、気楽にいこうかと。コメント頂いても返せなくって申し訳ないんですが…。 お許しを!
2007.07.17
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食欲旺盛なベビ蔵に おっぱいを吸い尽されてヘロヘロになってる私を見かねて旦那が剥いてくれた おやつの八朔。ほろにが 酸味と甘味 噛むとプチプチはじけます。ふぅーーー 美味しい。あぁーーー しばしの休息。みずみずしい新緑。 風薫る五月。水に 風に 深く溶け込むような藍色。 この季節に気持ちよい 吹きガラスの器。「上手でもなく、下手でもない。 いやしくなく、気品がある。 しごくあたりまえにできていて、 たいへんよろしい。」 と バーナード・リーチが評した小谷真三さんの倉敷ガラス。ささやかな‘おやつ’が とびきりの‘ごほうび’に変わる、魔法の器です。おそろいの深皿。 この器でヨーグルトとか食べると、目に心地よく 手触りも冷やっこくなんだか美味しさ倍増。 光で変化する色。 涼しげな素材。 柔らかな質感。 気持ちが すとん と落ち着く。おやつでリフレッシュさせてくれた 旦那の なにげない気づかいにも感謝。 さぁ フルーツ風味のおいしいおっぱい出すぞー! 以前の日記にコメントいただいてる皆様へのお返事、ベビ蔵が眠ってる合間をぬってポチポチと書いております。ポツリポツリと返信させてくださいねー。
2007.05.20
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庭先で、ふんわり~と いい香り。二月の初旬に、庭の‘梅’がちらほら咲きはじめました。木の下に ぼんやり立って見上げると、香りが降ってきます。去年の日記を見ると、三月十四日に満開と書いてあるから、今年はずいぶんと早いもんだなぁ。 恐るべし暖冬。 この気象変化…なんだか怖いなぁ。。。まぁ せっかく来てくれた春を満喫しなくちゃね!と気分を切替えて…庭の‘桜’も、咲きはじめています。‘河津桜’といって、もともと開花時期の早い桜です。去年よりいっそう濃い桜色。 陽光に透けて、なんとも美しい。桜の香りもやわらかく気持ちいい…あぁ 縁側で 桜餅たべたい。 やっぱり花より団子なのねー。さてさて、前の日記の末文に書いてた続きを…ずっと行きかった 日本橋のギャラリー 『ヒナタノオト』 でのコト。今月出産する遠方の友人へのお祝いを探しにいったのですが、ちょっくら違うものと出逢ってしまいました。 ぬはは。 ヒナタノオトさんで いい空気に包まれながら お茶をいただいて、ゆっくり店内を眺める。色んな作家さんの作品が、静かに そこに在る。 ひとつづつが、なんだか発光してるみたい。で、出逢ってしまったのが、これ↓。金沢・輪島で制作している‘赤木明登さん’の『楡の鉢』です。ざっくりとした轆轤跡・刃跡が残る木地に黒漆。 下地の和紙は無く、直に漆が塗ってある。縁に、スッとひかれた朱色。生み出された瞬間の息吹が感じられるような漆器です。今まで見てきた…厚ぼったくて重い、高級感のある漆器ではなく、その対をなすような 薄くて軽い、緊張感のあるもの。李朝の写し なんですって。底は、ノミで‘はつった’ままで、自然な感じを残してある。夫婦の‘三十路記念’に漆椀を!という旦那の意見を尊重しつつ、去年から のんびりじっくり探していたのです。‘楡の鉢’には、まず、旦那が反応。 「いいね、これ。」当初は 高台のある もっと重厚な汁椀をイメージしていたらしい。 五寸(直径15cm)だから、普段の一品によく使えそうだし、丸っこさが手になじむ。日常では、このカタチの方が、菓子・サラダ・どんぶり・スープ…出番も多そうだしイイんじゃない?ってことで、ひとつだけ購入。 ん? なぜオソロじゃないの?そろいで赤もあったのですが 「また来る楽しみにとっとけば?」と旦那に言われて…シブシブ頷く。赤の方は「使い込むと地の黒が見えてきて 根来のような味わいに見惚れます。」とのこと。うぅぅ~~~ん それもいいなぁ♪♪♪余談ですが、赤木さんの奥様・智子さんの本↓とてもいい。もちろん、赤木さんご本人の言葉も、素晴らしい。 漆の器は、扱いにちょっと手間がかかるけど…育てがいのある‘生活道具’。使うほど、色艶が増して 味わいがでる 一生モノ。わたしはイイ器のコレクターというわけではなく、ただ気に入った器を じゃんじゃん使いたい派。料理を作って、どの器に盛りつけるかウキウキ選ぶ。片付ける時間も楽しい。器を使うために 食卓に並ぶ料理の数も増えて、家族の体重も順調に増えております。これはこれで…まぁ しあわせな連鎖かな^^。道具バカの迷走はまだまだ続きますぞ~。 覚悟してついてこーいっ 旦那よ!
2007.02.16
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三連休の初日、天気のよい土曜日。 たっぷり寝坊して、気持ちいい。心優しき家族から、青山にあるホテルのレストランチケットをもらったので、旦那とお出かけ。青山に行く前にちょっと寄り道…ってことで、神楽坂にある ギャラリー 『ラ・ロンダジル』 へ。以前から ‘錆銀彩’ の美しい質感が 気になってた伊藤 環さんの個展がここで開かれているのです。(↑中の写真は撮れなかったので、外観&旦那でソーリー)古い一軒家を活かした とっても素敵な店内。銀彩、枯淡釉、白磁、青磁釉(ホーロー調)…手にとってみたかった様々な器が 静かにしつらえてあります。 靴を脱いで上がり、和室や板の間もしっかり回遊。 静謐な雰囲気を発散しているリム皿…美しい。なんともいえない魅惑的なフォルムの…錆銀彩のポット。 うっとり♪これでお茶を淹れたら、美味しいだろうなぁ☆ と ニヤリ。 でも、旦那のOKがでなかったので、保留。 くぅー。にぎやかな神楽坂をフラフラ歩き、おやつを買いつつ車に乗り込む。それから、青学の横っちょに ひっそりたたずむ 『草so』 へ。‘カフェオレボウルとマグカップ展’ 温かい飲みものを 両手で包みこんで、ふーふー。この季節だからこそ、うれしい感じ。人気の作家さん6人…阿左美尚彦・市川孝・額賀章夫・堀仁憲・丸山龍一・矢尾板克則さんの作る、たったふたつだけのアイテム。やはり、額賀さんの作品が、ぐっと来る。 目が離せない。手が離せない。で、冒頭写真のカフェオレボウルを、おそろいで購入。さっそく、ルイボスティーのチャイを淹れてみました。手になじむ、いい器です。 美味しさも引き立つ感じ。今日のおやつは‘はぐさん’トコの「京都スマート珈琲での夢のような朝食風景」を拝見して思わず作ってしまったフレンチトースト。うふふ♪な甘さ。それから、シーンとした空気に浸れる 神宮前の 『ZAKKA』 へ。緊張感のある静けさが響いてくる…やはり心地いい。最後にもう一軒、裏路地にある 『うつわ楓』 ふぅ~ すごい集中力で、観ました。 触れました。アタマもココロも 活性化された感じ。 いい時間だ~。 夜になって、さてさて お楽しみのレストランへ♪ お料理はめちゃくちゃ美味しかったーーー☆☆☆のですが、店内の雰囲気をよくするためか 照明が暗くって写真がどうやっても上手く撮れず…これまたソーリー!まずは、シャンパンで乾杯! といきたい気分ですが、ぐっとこらえて ペリエでカンパーイ☆ シュパーっっ☆↓こんなバレンタイン・コースをいただきやんした。 再度アピールしておきますが、お味はとっても良かったんですよ。1.鴨フォアグラのテリーヌ カダイフのパイヤッソン添え 2.セーブ茸の軽やかカプチーノ風スープ 3.帆立貝のソテー バジル風味ラタトゥイユソース 4.メダイのソテー 筍のグリル ディル添え5.房総産の猪のローストとシェフが探してきた色々な野菜のロースト 6.すり潰した木の実とチョコレートの濃厚シャーベット 7.チョコレートケーキ「クーラン」 8.コーヒー セーブ茸のスープも香りが立ってて、グー!魚料理もおかわりしたい美味しさだったし、メインの猪(イノシシ…干支だから?)も柔らかく&風味も複雑で、とっても美味しかった~♪ローストした野菜の濃厚な旨みにも痺れたし!!!満腹&満足でした☆ いよいよ臨月なので、旦那とのデートも そろそろ最後かな。。。いや、ギリギリまでいけるかな? と様子をみつつ 日々をすごしております。体調はすこぶる安定しているので、この三連休は 出産までに済ませなくてはならない用事を怒涛のごとく片付けて…最終日、これまた行ってみたかった 日本橋の 『ヒナタノオト』 で素敵な漆器とも出逢いました。それはまた 後日報告いたしますね。 ぬふふ^^。
2007.02.13
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「愉しいコトや場所へは二人で行こう。 イイモノは一緒に観て、思ったことを言い合おう。 美味しいものは一緒に食べよう。」 と、ふだんからペースを合わせてる私達夫婦ですが…さすがに歳末。旦那の仕事も忙しい様子で、仕事から帰ってきたらゴハン食べてお風呂入ってバタンキュー。「あのさぁ…」と話しかけて振り返ると、もぅ夢の中です。オツカレサマなのね~。で、そういう時に限って、ムクムクと…私の中の欲望が。 ( ̄ー ̄)ニヤリ。寝ている旦那に、「かもめ食堂のDVD買っていい?」「チャイのストック、いっぱい買っていい?」「土鍋皿3つ買っていい?」「木のトレイ2枚とクロス5枚買っていい?」・・・と猛攻。「あぁぁ~…んんん~…ちょっと待って考えるからぁ~Zzz(*´~`*)」と言いつつさらに深い眠りに落ちた旦那を背に、楽天でポチッとな♪後日、大箱でモノが届いて驚く旦那。 にひひ。我が家で ‘ネオチ討ち ’ と呼ばれる秘策…ウタタネ時を狙う、ヒジョーに卑怯な戦法です^^。年納め、さらにもうひとつ、手に入れたいモノがあったのです。 それは、器。 またしても、器。ちょっと前、いいな。と思ったマグが忘れられない。粉引きと黒錆釉の作風が好みで、気になってる作家さん。‘中御門雅広さん’の器。(↑)こちらのHP画像三つ目の、シンプルなマグ、これがキッカケ。検索して見つけた、ギャラリー『うつわ クウ』 ぜひ行ってみたい品揃えなんだけど…兵庫県芦屋。うむむ。年の瀬に行くには、ちと遠いなぁ。。。以前から、器好きさんのブログでよく拝見してた『陶屋なづな』も、奈良。『Oogi』も、大阪。中御門さんの作品を取り扱ってらっしゃる店は、どこも遠い。 うぅぅ実物が見たい。手にとってみたい。奈良の大和郡山で作陶なさってて、東京では個展とか取り扱いがまだあまりない様子。で、ご本人がやってらっしゃるウェブショップ『mikado』を じっと睨むこと一ヶ月。やっと、数日間だけオープンなさってました! ひゃっほーいっ♪ちょうどPCが壊れてて、リカバリしてる数日間と重なっていたので、オープンには出遅れてしまい、欲しいモノ(マーガレットの器とかね)いくつかsold outしてて無念でしたが、一番欲しかった、ホーローのカップのような…粉引きのシンプルマグふちのぽってりした感じと、ストンとしたカタチ。なんだか懐かしい。絶妙なバランスの薄い持ち手。で、粉引き。表面に貫入が入っているので、使うほどに変化する器の表情を楽しめる。珈琲やチャイを淹れて、粉引きのマグで飲む。 うぅぅ~♪なんという贅沢なお茶時間。錆びた金属のような…黒錆釉の型抜きガラスみたいな器↓Mサイズ(16cm)ならまだ在庫があったので、ほっ。 で、早速ポチッとな♪「黒や金、銀、茶色にと 見る角度、光や、照明の違い、いろんな表情が見えてきます。 よーーーく見ると、雪のような結晶が 最初はマットな質感が、使うほどにしっとりと そんな表情の変化も楽しんでいただけたら・・・・。」 という、作家さんの添えた言葉にもグッときました。まるで、ずっと昔からうちにあったような風貌の器。なんともいえず、いい質感。これからずっと大事に使っていきたいと思います。ちなみに、マグの下に敷いてる↓fogのアカシアトレイも お正月用(?)に2枚購入。ついでに新年用クロス5枚もね。30cm角なので、お盆として以外に、一人膳としても使えるのでヨイ!オイル仕上げで、たまに手入れしながら…このお値段だし、おしげなく使えます。 とりあえず、本年度の ‘ネオチ討ち’ は、これにて おしまい。 旦那も安眠できるかな(笑)無事、器納めできて、私もよく眠れそうです^^。ぐふふ。結婚して、旦那宛てに、私の父から届いた手紙の末文↓『○君には、○○が次から次へと手をわずらわしますが、 始末に困るペットと思い、よろしく願います。 当方、返品不可。 』この末文の恐ろしい意味が、旦那にもやっとわかってきた今日この頃です^^。 ふっふっふ。
2006.12.28
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日曜日、ベビーベットなどを拝借するため、親戚の家まで遠征。いよいよ7ヶ月に入るから、そろそろベビー用品そろえなくちゃ~なんて…のんきな話をしながら。せっかくのおでかけだからと、もうちょっと足を伸ばして‘PARTY’という駒場のギャラリーに。すんごく観たかった、小谷田潤さんの個展。 あいにくカメラを忘れて、ギャラリーの写真がなくってソーリー。小さなお店だけど、作品もいっぱい&じっくり観れて、お茶もいただいちゃって…とってもいい時間でした。小谷田さんもいらっしゃって、チョコっとですが、お話もできたりして。 なんとも感じのいい青年(たった2歳若いだけで^^)…いや、失礼、作家さんでした。更新を心待ちにしてる、素敵なyyyさんのHPを拝見してて、‘土庵’を通じて、特注で小谷田さんに作ってもらったという『白い土鍋』が、な~~んともカッコよくて、実は狙っていたのです。…が、そのつもり…が、この土瓶と目があってしまった。。。 あぁぁ危険なビビビーム☆直火もOK!な耐熱ポット★ あ、土瓶っていわないのね~。うちは、漢方茶を煮出したりもするから、土瓶はこれで三つ目。一代目は殉職。 二代目は漢方茶専用でイイ色に変化してます。ボディ直径14cm×高さ12cm。 容量も大きく、大満足。中の茶漉し部分も、丁寧なつくり。 太い真鍮の持ち手を、燻した竹でカバーしてあります。ぽってり丸いカタチは、いかにも美味しいお茶を淹れてくれそう。フタのつまみも、オマケのように…まるポッコリ^^♪旦那も気に入ったようで、すんなりOKがでました。 ほっ。大事に抱えて帰って、土鍋同様に目止めをして、小谷田さんのHPを真似て、アラジンで使用してみる。 絵になるねぇ。。。これから、どんどんいい色に変化するかな^^★朝の家事を終えて、11時。 ラジオを聴きながら、ちょっと休憩。‘GRAMERCY NEW YORK’のストロベリーチーズタルトが1個だけあったので、ラッキー♪とつぶやきつつ、コレでおやつ。さっそく、ほうじ茶を淹れてみる。湯飲みは、前から使ってる鉄釉のころりとした器。んんん~いつにも増して、香ばしく美味しいお茶だ♪一年前の冬、KOHOROで同じくヒトメボレした小谷田さんの作品。まるっこくて なんとも使いやすい‘焼き締め’ポット(↓)中も‘まんまる’なので、茶葉がよく回るような気がします♪夕食後のお茶の時間や、おやつの時間に、ほっと一息。 おいしいお茶を淹れてくれる、大切な道具。
2006.12.11
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天気のいい日、すり鉢をゴシゴシ洗って、庭の縁台で天日干し。我が家の‘すり鉢 3兄弟’。道具は、こうやって手入れしてやると、それに応えてくれる。楽しく料理させてくれます^^。天日干しを見た旦那から「アレが食べたいな」とリクエストがあったので、せっせと作ります。大好きな作家さんから頂いた胡麻を、パチパチ香ばしくなるまで煎って、すり鉢でスリスリ。んんん~なんとも芳ばしくって、イイ香り♪♪♪水切りしといた豆腐も、スリスリ。 味付けして、和え衣を作ります。別鍋で濃い目の味に煮ておいたゴボウ・ニンジン・こんにゃく・干し椎茸+茹でたホウレン草を投入。白和えの出来上がり。我が家・3世帯(6人)分なので、なかなか迫力のボリューム^^。白和えって、メイン料理じゃないのにね(笑) ぷぷぷ。↑この直径32cmの大きくて古いすり鉢は、親から譲り受けたもの。真ん中の、モダンな深いすり鉢は、松本のギャラリー『陶片木』で見つけたもの。径19×高12cm。 安定感がバツグンです。果物をつぶしてジュース作ったり、トロロすったり、トマトソース作ったり、ワインクーラーにも使える。 右端のは、櫛目のない すり鉢。 これは2度目に『陶片木』に行ったとき やっと手に入れたもの。櫛目ではなく、焼きものの地肌ですりつぶす。櫛目の溝がないので、手入れがとても楽チン。胡麻やスパイス、抹茶塩など、気軽にスリスリできます。『陶片木』のすり鉢2つは、料理家の飛田和緒さんも愛用なさってるようで、よく本にも登場しています。 品揃えも、ご主人の雰囲気も、とって~もいい店なので、また行きたいなぁ。。。そうそう、最近、またしても…イイモノをみっけました。直径20cm×深さ8cmの皿。 実はコレ、直火にかけられる土鍋なんです。さらに、オーブン・電子レンジでも使用OK!フタをして、お惣菜の保存容器にもなるし、冷蔵庫にも重ねてしまえる。 う~む便利☆デザインもシンプルだし、素朴な質感もすっごくイイので、普通にお皿としても使えます。こちらも、ついつい3兄弟で買ってしまいました。 いつまでたっても道具バカ…困ったものです^^。 この器を買った店の品揃えや、スタイリング、けっこう好きです^^♪ お暇なら、ぜひ、ご覧あれ~。
2006.12.08
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今朝の東京は、この冬一番の冷え込みだったようですね。家では朝からずっとJ-WAVEを流しているので、その話題が出るたびにウキウキしてしまいます。秋冬生まれなので、この季節は身体が喜ぶ。 静かにテンションがあがります^^♪コートやセーターの用意するだけで、そわそわ。キーンと冷たい風がほほにあたっても、わくわく。街ではクリスマスソングが流れてきたり。ラジオからもイイ音楽♪ イルミネーションもキラキラ。寒い日に公園に散歩いくのとか、最高です。台所で、ホカホカあったかい‘ゆうげ’の仕度をするのも、喜び。ひとつひとつ、ひっぱり出してきて‘冬じたく’を始めるのが、シフクのヒトトキ。去年やっとこさ購入したアラジン、昨夜、一年ぶりに点火。家が、身体が、芯から温まります。鉄瓶をのっけて、シュンシュン湯気が上がるのを見てると、これまたしあわせ。あったかくて、まろやかな、お茶やお白湯をたっぷり飲める。 ついつい お茶時間を長びかせる…オマケのしあわせもあるし。身も、心も、じんわ~り温まるなぁ。
2006.12.04
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みなさま、ごぶさたしておりました。 秋晴れの穏やかな日々、いかがおすごしですか?わたしは、やっとこさ復活したようです。ふ~。妊娠5ヶ月中盤で、つわり無限地獄もなんとか嵐が過ぎ去り、‘食べる’という幸福をかみしめながら 順調にふっくらしはじめています。ふふふ。『美味しく食べる』 『おいしさを実感する』 ということを人生至上の喜びとして29年も生きてきた自分にはこの‘食べれない日々’は まさに苦行でありました。 いや~人間、なんとかなるもんですね。これからは 「にんぷライフ」 を めいっぱい愉しみたいと思います。で、復活を祝うように我が家に届いたテーブル。 オーダーしてから制作に一ヵ月半。 おなかが出っ張ってくるにつれ、今までのちゃぶ台暮らしがキツくなると思い、椅子生活に変えることにしました。これからの季節、魅惑の 『こたつ暮らし』 には後ろ髪引かれる思いですが。うぅぅ。暮らしまわりの道具バカとしましては、家の中心になる‘食卓’はこだわりたいトコロ。まずは、素材選び。すでにメインの椅子は持っているので、その素材に合わせてウォルナット。使えば使うほど育ち 深い色艶のでる 『くるみの木』 です。もちろん、ウレタン塗装ではなく、無垢材を天然オイル仕上げ。どんどん使って、手をかけて…使い込むほどに味わいが増すといいな。今まで使っていた直径100cmのぶ厚いちゃぶ台で、円卓の良さを痛感していたので、ぜひまた円卓!と思いこれとかどう?と旦那と相談していたのですが、なんだか、こっちのデザインに目移り。↑こうゆう木工室みたいな教会みたいな雰囲気の家具、モロツボ。頑丈で、味があって、一生使えそう。はしっこで子供がお絵描きして、私もはしっこで縫い物とかして…な~んて夢見たりして。じゃぁ ココでオーダーしよう!と思ってよくよく見たら、うっ…3ヶ月~6ヶ月の制作期間ですと…ま、待てない。 冬を越して春になってしまう。 子供がスッポリ出てきてしまう。つわりがキツくて、いつもみたいに色んな店を見て歩くことも出来ないので、近所のおなじみの家具屋へ。 バッチリ気に入るものがあったので、サイズ指定してオーダー。5年後には家を建て替えていただく予定なので(ココを通じて、なにげに旦那にプレッシャーをかけております^^)広い居間にみんなで集えるように ほんとは180×100cmくらいにしたかったのですが、現在、居間には2台のベット(私の休憩用&旦那の仮眠用)がデデ~ンと鎮座してらっしゃるので、ぐっとこらえて140×80cm。 4~6人用って感じです。今はまだ、2人だけの食卓ですが、家族が増えたり 友達が来たり お茶を飲んだり 食事をしたり…色んなことを、この机を囲んで話せるといいなぁ。‘じぶん椅子’とも いい馴染み具合。自分たちではちょっとためらうお値段だったこの机、御懐妊祝いということで、実家のオカンがプレゼントしてくれたのです。「お父ちゃんには黙っとけ。」って言いながらニヤリと笑うオカン、さすがの貫禄でした。ずっと大切に使うよ。 ありがとう!
2006.11.01
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暑いですねぇ。。。 去年の今頃の日記にも載せてた 『明珍火箸風鈴』 と、庭の‘ラストあじさい’。 …涼しげかな?風にそよいで「チリーン♪」余韻の長い…清らかな音色 なんとも気持ちいい。 スゥゥ~と涼しくなる気がします。澄んだ音色で、暑さをまぎらわしておくれ~。 家の隣は、小学校のプール。子供たちが水しぶきたててハシャぐ音がしています。バシャバシャとはじける水の音、心地いい。
2006.06.30
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平日の午後、『Shingoster Living』 というお店に行ってきました。よく本で見かけてて、行きたいな~と思ってはいたものの、場所は 茨城県つくば市。なかなかついでの機会がなかったのです。高速走って、田んぼの様子を見に行ったあと、ナビを頼りにシンゴへ。 20分くらいで到着(意外と近っ)。 そっけない看板が目印です。ご夫婦でやってるお店で、午前中、御主人が珈琲豆の焙煎を。奥様がケーキを作っているそうな。 で、午後1時から夜8時まで営業。ちょっと見つけづらい場所。 車を降りると、気持ちいい風が吹いてました。いい感じに雑木林のような庭。 かわいい2匹の看板犬。 1匹はずっと眠ってました。 かわゆぃのぅ~。。。古い土蔵。 思いケヤキの一枚戸を開ける。 1階はギャラリー。 階段を上がると、屋根裏のカフェ。 北欧の家具。 日本の古道具。 作家の器。 ぽつり ぽつり・・・ と 在りながら、濃い。ゆっくり時間をかけて1階+庭を見て、味わって、2階でお茶。蔵の梁があるので、身をかがめて動く。なんだかハイジの部屋みたい^^。ボーエ・モーエンセン や フィン・ユールの椅子に深く腰かけて、 風そよぐ窓辺のソファー席で、のんびり。 気温も快適。 時間はたっぷりあるし。一杯ずつ丁寧に淹れられる珈琲を待つ間、置いてある本を読む。あー とてもいい時間。旦那 : 黒糖ジンジャエール + チーズケーキわたし: コロンビアなんとか + チョコレートケーキどれもこれも、ほんとーーーうに美味しい。 丁寧に作られてるのが、よくわかる味。中の様子などは写真撮らなかったので、 こちらのページがよくわかるかも。↓この本にも載ってます。 3組ほどいたお客さんも徐々に帰ったので、気づくと私たちだけ。このまま昼寝してしまいたいくらい、居心地のよい空間でした。帰り道…「ゆるんだね~。」「また行こうね。」と ごきげんな旦那。 そーだね。 今度は夕方の時間を愉しみたいね。 さてさて、本日の戦利品ですが… いつか手にとりたいと思ってた‘吉村和美’さんのお湯呑み。南の海みたい…澄みわたり果てしなく深いターコイズブルー。 赤みを帯びた葡萄のような…藤のような色。 なんともいえず美しい色。 なめらかな手触り。 口あたり。 高台にも、凝縮した美しさが詰まってます。 ↑コレ、なんざんしょ? ずっと欲しかったモノ。 これからの季節、大活躍のモノ。 今日、この場所の 気持ちいい時間の記念に、購入。 鉄製の‘蚊取線香入れ’です。 丸型もあったよ。使い古して、ボロっとなって、サビとか出たら…かっこいいだろうな。ご夫婦も素敵で、ぜひまた来たいお店です。 夏の夕暮れとか、いいだろうなぁ。田植えのあと、稲刈りのあと…‘Shingoster Living’で、いっぷく。 またひとつ田んぼに行く楽しみが増えたなぁ。 ふふふ。
2006.06.07
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3回目の種蒔きも終わり、さぁ田植えだー!って時期なのに、ダウンしてしまいました。暑かったり寒かったり…この変な天候が、体に入ってきたみたいな変な風邪。 旦那は風邪を騙しながら早朝から田んぼに向かってますが私は家でゆっくり眠らせてもらいました。 あぁぁ ダルい。 体が底なし沼のようにダルい。 熱くて寒い。具合の悪い時、蛍光灯がニガテです。 目が回る。鳥肌が立つ。病院とか行くと、隙間なく照らす蛍光灯の電磁波にクラクラします。とほほ。だから、家でゆっくりする時の灯りは、これ。季節ごとに‘あかり’の道具も使い分けてますが、いちばん優しいのは、これ。以前の日記にも書いた イサムノグチ作 『AKARI』 ‘イサムノグチ展’ を観て以来、ちょっとづつ増殖中。和紙を透す灯りって、ほんとうに‘ほっ’とします。 ゆるむ感じ。夕方、前から観たかったドキュメント番組…‘指揮者・西本智実さん’がチャイコフスキーの未完成交響曲「ジーズニ」を指揮するまでを、夢うつつの中で観る。やっぱり彼女はかっこいいなぁ。東京公演、聴きに行きたいなぁ。あぁぁ これが日曜日かぁ…と まどろむ休日。全身にパワー溢れる なんでもない日が どれだけありがたいか…身にしみてわかる休日でした。。。あぁ早く元気になって夜遊びしたいー。 田植えに参戦したいー。
2006.04.30
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‘三谷龍二’さん作のカトラリー。その後の使い心地をご報告。いいです。 すっごく。 今までも木のフォークやスプーン、使ってはいたのです…が、三谷さんのは、ずぇんずぇん違う。口あたり。 器とのあたり。 食材との絡みも あたりも、気持ちいい。あぁぁ いつものメニューがより美味しく感じる。 いい道具です。ちなみに冒頭写真の手抜きメニュー…田んぼの後は、くたびれて あんまり手間のかかるモノ作れないので、こんな感じ。○チーズたっぷりクリームソース&ほうれん草のパスタ(旦那作)○アサリの土鍋蒸し(嫁作)作ったといえないほど簡単なこのアサリのそのまま蒸しは先週の『今日の料理』で‘高山なおみ’さんが自宅で作ってらっしゃったもの。一番、あさりの旨味がわかる 一番、簡単な料理ですって。砂を吐かせたアサリだけを土鍋に入れて、蓋をして火をつける。お酒も水もなんにも入れない。アサリの開く音を 耳をすませて聴きながら 土鍋を揺するだけ。 肝心なのは、音。 ただ、それだけ。 食べて開眼。 こんなに簡単で、ほんとうに旬の旨味・滋味が溢れる。 うまい。今度はアサリのパエリアもやってみよう。プリプリでうまいぞー。その番組、すっごくよくって、高山さんがアサリ漁に行ったり、農家に行って野菜を収穫したり…散歩がてら魚屋や八百屋で買い物したり…そして素材の感触や匂いを静かに確めながら自宅で料理していく様子を撮ってました。 彼女のゆっくりと確めながらの喋り方も、ふわりと浮いた幸福感漂う声も、すごく素敵。番組の中で、私の大好きな‘額賀章夫’さんの器に彼女の料理がざっくりと盛られて、とても美味しそう。 うっ うれしい(涙) …とミーハー魂炸裂です! この写真の手前の器も、額賀さん作。奥は、石川雅一さんの大ぶりな粉引き。そうそう、アサリの話してたら、旦那が子供の頃は、おじいちゃんに和船で東京湾まで連れてってもらって(おじいちゃんちはずっと船宿をやっていたので、投網とか、釣りして船上で天ぷらとかオテノモノなんです。)腰ぐらいの深さのトコでアサリとりしてたそうな。うちに子供が産まれたら、そういう遊びいっぱいしたいなー。 でも、もう東京湾では獲れないのかなぁ。。。 アサリのメッカ、木更津まで船出すか(笑)↑こちらは今朝の自分用ごはん。今日は旦那だけ田んぼ仕事しに行くので、朝ドタバタと支度して、食事してもらって、おにぎり弁当作って、そりゃぁーーーッ!と送り出して、ほっと一息。洗濯も、台所の片付けも済まして、テレビを消して、ラジオを聴きながら…私はひとりでゆっくり朝食。 ふぅーーーー。 ちなみにメニューは○男前豆腐店の『喧嘩上等・やっこ野郎』(濃厚トロトロ美味豆腐)「生ビールとお前がいれば それでいい!」の売り文句が…(笑)○牛乳○おべんと用の残りで‘ゆかり’おにぎり○野菜サラダ(パプリカ・玉葱・コーン・サラダ菜・レタス・パセリ)○果物:八朔なんかすごい組み合わせだけど、ある意味、バランスよいかも。旦那はコレに‘もずくスープ+納豆+めかぶ’をプラス。健康的?特に、トロトロ豆腐を三谷さんのスプーンですくって食べると、美味さが引き立ちます。今朝は柚子胡椒をちょこっと添えて。 (…朝からおつまみチック?)んんんーしーあーわーせー。朝ごはんをちゃんとたべると、なんだか充実した1日がすごせそうな気がしてくる。 道具も食事も、パワーの源だからね。
2006.04.21
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土曜夜の嵐、翌朝には快晴。モヤったら長びかせず、なるべく早く気持ちを晴らしたいから、ちゃんと話して、解り合って、またすこし歩幅がそろった感じ。 スッキリサッパリです。日曜日、朝から雨。 うれしい!この時期の農家は、雨が降る日だけお休みなのです。さぁ 銀座に映画観に行くか! 益子のSTARNETに陶展観に行くかー?人混みのニガテな旦那、銀座は平日にして、益子に行こう!というのでエイヤーッと車飛ばして高速&田舎道ドライブ。2月に行って、すっかり魅了された‘STARNET’の別棟ギャラリー‘ZONE’にて、大好きな作家‘額賀章夫’さんの個展です。車を止めて、坂を歩いて上がってみると…期待させる建てモノが。わくわくしながら中へ。天井の高さや梁を活かした展示法。独特の間のとりかた。今回は空間が広いので、作品の種類も多い。大ぶりな作品も多数。遺跡から出てきたような錆粉引きの陶箱。枯れたような…でもみずみずしい大ぶりな鉢。美しいフォルムと質感の花器・・・あぁぁほんとうに美しい。どれも、永い時間 土に埋まり眠っていたような静かな佇まい。立って、覗き込んで、しゃがんで、手にとって…裏に回って、また愛でる。一点一点、手で感じる。目で感じる。 花を活けたり、料理を載せた様子を想像する。頭の中でアドレナリンが噴出します。・・・たのしい。たのしすぎる。今日は額賀さんはいらっしゃらないというコトなので、STARNETのスタッフさんとイロイロ話をする。この店のスタッフさんは、自分の言葉をもっていて、とても素敵。目の前には、たくさんの作品。 小箱、いいなぁ。 不思議なカタチの水差しもいいなぁ。すこしづつ 自分にぴったりくるものから…と諭されているので、旦那と話し合って、入っていちばん最初に目に飛び込んできた 美しい姿の徳利(一輪挿しとしても)を求める。坂を下りて、カフェへ。前回めちゃめちゃ美味しかったから期待大。私は、ランチコース。山葡萄のジュース。朝取り野菜のサラダ。(↑旬の野菜が10種類以上。カラダが喜ぶ美味さ)地鶏のハンバーグ。(↑地鶏の旨みがギュッと詰まってる。マスタートドソースがグー!)野菜のスープ。自家製ピクルス。天然酵母パン。旦那は、スターネットカレー。(←大豆の入ったサラサラカレー+黒米)食後のデザートになると「もうひとつ週末だけ開くカフェがあるのでそちらで愉しまれませんか?」って。おぉーそこ、行ってみたかったんです! なんて嬉しい気遣い♪隠れ家カフェ‘YUSEI’…石と古材で作られた内装、いい雰囲気。私:バナナとココナッツのロールケーキ。 +はちみつ・カプチーノ(←めちゃ美味)。旦那:山崎農園のイチゴのケーキ。+珈琲。(STARNETは館内&カフェの写真不可なので、お見せできないのが 残念。興味のある方は、ぜひ現地で体感して~)食事をゆったり堪能して、ショップギャラリーをじっくり観る。オーナーの馬場さんもいらっしゃって、少しだけお話ができた。 作家さんとのコラボ器、服、靴、革モノ、木モノ、お箸、胡桃の篭、地元で丁寧に作られた有機食材。天然酵母のパン。くんたま。あの美味しいハチミツ。自然に負担をかけない洗剤…etc。いいモノがいっぱい。とっても美しい白い器…綺麗なフォルムに見事な貫入☆にクギヅケになってしまったので、2サイズ購入。石松信彦さんっていう作家さんのモノですって。じゃぁ最後にもう1回ってことで‘ZONE’へ。(実は、どーしても気になる器がまだあったので…)驚いたことに、額賀さんがいらっしゃってました。なんだか、追っかけみたいで恥ずかしいなぁーと思いながらもご挨拶すると…私達のこと、覚えていただいてて、イロイロ話してくださる。先週放送した「今日の料理」で高山なおみさんが額賀さんの器を自宅でメイン料理に使ってらっしゃいましたよ。というと、とても驚いてらして、嬉しそう。この人の作る器、だからいいんだなぁーーー。としみじみ思う。やっぱり人柄って、手を通じて モノに滲み出るのね。なんだかんだ30分近く…制作のコトや暮らしのコトなど、お話させていただいた。頭の芯がシビレルみたいな感激。憧れの作り手さんとこんなに話が出来るなんて、奇跡だ。気になる器、どちらも諦めきれなかったので、旦那を拝み倒してOKをもらう。…こっそり飯碗も。 にひひ。(冒頭写真手前)石皿のようなフォルムの大皿。 錆粉引き独特の…古代からそこに在ったような風情。(写真二番目)内側へ丸みのある張り出しがなんとも美しい… ふくらみとエモイワレヌ色。おだやかな表情の大皿。どちらも、料理を盛りつけた姿を妄想したら…あぁぁ~たまらんっ。STARNET、時間をかけてたっぷーり愉しんだ後は、ブログリンクしていただいてるsuuさんが以前立ち寄って良かったとおっしゃってた『益子参考館』に行くつもりが…タイムアウト。 次回のお楽しみね。益子の街をウロウロドライブして、以前 MIUSANさんがいいよ~っておっしゃってた『土空間』で夕暮れのお茶。窯元のロクロ場を活かした居心地のよい空間。 いいカフェ。 私はスパイシーなチャイと、くるみとはちみつのシフォンケーキ。旦那はカフェオレ。んんんーとっても美味しい! そして、とっても落ち着くーーー♪窓の外からの光と、土間の灯りがいいバランス。別入口のギャラリーも、拝見。 器三昧です。下道をのんびりドライブして、帰宅。 ふー。 いい休日でした。冒頭の写真は、水屋ギャラリーに鎮座する戦利品。 (あ、飯碗撮るの忘れてる。)朝に夕に…にやにや眺めています。 ずっと大切に使うぞー! うまい料理いっぱい作るぞーーー!
2006.04.16
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嫁に来て驚いたのですが、旦那の家では午前10時と午後3時の‘おやつの時間’が毎日あります。おばあちゃんも、おとうさんも、おかあさんも、おやつの時間になると ちゃんとテーブルに集合。緑茶 or 珈琲 or ココア + おせんべい or おまんじゅう or バナナ。 みんな、好き勝手な話しながら、おやつ。なんだか…かわいい光景^^。 いいもんですな。今日は、旦那と2人でおやつ時間。今朝届いたばかりの珈琲豆を挽いて、ゆっくり淹れて。 お茶菓子は、親戚のハワイ旅行土産☆ド定番の‘マカダミアチョコレート’(←いいモノらしくって超美味♪)チョコは恋愛ホルモンを高めるって聞いたことがあるので、ボリボリ食べまっせー。ムフフフフ。 あ、高まり過ぎて鼻血でるカモ?中川ちえさんの著書 『おいしいコーヒーをいれるために』 を読んで以来、ずっと気になってた‘KONO’の名門ドリップセット(↓)先日やっと購入して、ここんとこ、珈琲の出番が多いんです。KONOのドリッパーは、円すい形なので珈琲豆をよりよく蒸らせて、ネルドリップと同様に、美味しさを抽出できるんですって。いつもと同じ豆で淹れてみると…うむ。 確かに美味い。雑味がないし、香りもいい。なんだか風味がキリッとした…ような気がする。 弱気な発言の理由は…わたくし、味覚はしっかりしているのですが、腕がイマイチなもんで…申し訳ないっす。先日いただいた‘sasulai’さんの珈琲が戦慄の美味さだったから、自分の未熟な味がよーーーくわかったのです。とほほ。その反面、さらに珈琲の魅力&魔力のトリコになってしまった。そんな中、うちによくコメントをくださるsh2oさんから『‘ナチュカフェ’さんのブレンド「プリマベラ(春)」美味しいですよ~。』と教えていただいて、早速購入してみました。このお店は初めてなので、お得な初心者セットを注文。セット内容は…人気No.1ブレンド 『プリマベラ』 200gブラジルサマンバイア農園200gグアテマラ エスペランサ 200gカフェバッグアイスコーヒー(予想以上にたっぷりです♪)これで¥1,890(税込・送料込)はオトクでした。にひひ。昨日注文して、すぐ今朝届いたので、本日の珈琲はオススメの『プリマベラ』にしてみました。ショップの説明によりますと、 『スペイン語で「春」を意味するプリマベラ。 雑味やエグ味が無く、喉をスーと通っていくような とってもクリアな味のプリマベラは、 心地よい香りを漂わせ、優しく、穏やかで、 目を閉じると春のあたたかさがふわっと浮かんでくるような そんな和みを感じるコーヒーです..♪』・・・フムフム。おっ 確かに、挽いてる時&淹れてる時の香りが違う! ひとくち含むと、風味もあきらかに違う!苦味もない。酸味もない。味のバランスが、ほんとに春っぽい。あぁぁ美味いなぁ~~~♪いいもの教えてもらってアリガトウ! sh2oさん☆☆☆実はもういっこ、以前 彼に教えてもらってたことがあって、この珈琲は‘カフェプレス’でいれた方が、より美味しさを感じられるんですって。 これまたショップの説明によりますと… 『スペシャルティーコーヒー特有の 《活き活きとしたユニークな風味》 《熟した果実の甘味》 《滑らかな口当たり》・・・いつまでも続く心地良い余韻・・・ 素晴らしい風味の殆どが『コーヒーオイル』凝縮されています。 その大切なオイル分がペーパーでは濾されてしまいます。 フェプレスは《金属フィルタ-》を通してコーヒーの抽出を 行いますので、この"おいしさの秘密"『コーヒー・オイル』が ペーパーに濾されることなく、抽出することが出来るのです。』・・・ふーむぅぅぅ。欲しいじゃないの。特に右のデザイン! アウトドアでも美味しい珈琲作れます!って。 味わってみたい。公園とかで淹れてみたい。誰かにごちそうしたい。あぁぁぁぁ欲しいじゃないのよーーー!あぁぁ道具バカの夜は…またしても 物欲との鬩ぎ合い。 濃ゆ~い珈琲でも淹れて、考えようっと。
2006.04.14
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長野県松本市に工房を構えている木工家・三谷龍二さん作の木(ハネカワ材)の匙とフォークが欲しかったのです。 ずっと。暮らしの道具に気を配りはじめてから…ずっと。↓飛田和緒さんの『10年もの』という本で、 そのパスタフォークの良さが、大絶賛されていました。 1本づつ削りだして作るカトラリーなので、なかなかのお値段。 なので、すぐには購入できず。日々は過ぎゆき…。数年前、所帯をもってまずは‘食’にまつわることを充実させたいので、カトラリーを揃えようかな~と思ってました。せっかくなら‘柳宗理’か‘カイ・ボイスン’がいいかな~と考えていたのですが…繊細な和食器に金属のフォークが当たる音と感触、ちょっと気になるな~と思ってました。「だったら、木のカトラリーがいいんじゃない?」「それなら三谷サンのを じょじょに揃えていこう。」って、旦那が発言。 おぉぉ~いつの間にそんな道具バカに育ったんだ! うれしいねぇ。せっかくだから彼の地元・松本‘ギャルリ灰月’で、旅の想い出と共に…と目論んでいたら、2度とも予約待ちで半年以上かかりますって。都内の常設ギャラリーにもイロイロ行ってみましたが…やはりかなりの予約待ち。うむむ。 今はまだ家に迎える時機じゃないのか。。。 と、迷うこと数ヶ月。↓三谷さんの著書『木の匙』を読んで、 やっぱり手で触れたい! 日々使って育てたい! とLock ON!イロイロ ウロウロ して…九州の『工芸ギャラリー・楽風』というお店を見つけました。三谷龍二さんの作品も多種類取り扱ってらっしゃるし、大好きな木工家山口和宏さんの作品もアル!金沢の赤木明登さんの‘漆塗り’に、花岡隆さんの‘粉引き’も!私の愛用する佐藤千明さんの竹篭&山形産の山葡萄かごまで!!メールでやりとりしてみると、とてもいい対応。このお店で買おう!と決めて、待つこと…二ヶ月。やっと、やっと、我が家にやってきました。写真手前から…○食事匙 20cm 3675円 ×1○パスタフォーク 18.5cm 2625円 ×2○コーヒースプーン 13.5cm 1365円 ×1使えば使うほど、あじわいを増す 美しいモノたち。自分達に似合うように…すこしづつ すこしづつ 揃えていきます。嬉しすぎて、すぐには使えません。例の‘個人的ギャラリー’に置いて、眺めたり撫でたり…。しばらくそうやって愉しみます。「道具は使ってこそだろうが…。」と 旦那は背後で呆れてますが。 そんなだから、肝心な使い心地の感想は、また後日。 おたのしみに♪
2006.04.11
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前日の『私的椅子偏愛話』に みなさまからたくさんのコメントをいただきまして、ありがとうございました。みなさま、やっぱり 椅子とか家具ってお好きなのね。 にやにや。それではもういっちょ…ってことで、先日の‘水屋’の続きを。大阪の 『kimidori』 で見つけた‘水屋’が届きました。とても古い家具ですが、キミドリさんの工房できちんとメンテナンスしてあるので、見た目も、使い心地も良好です。 棚板もしっかりしてるし、引き戸も滑らか。なんといっても、木の質感がとてもイイ!杉板の無垢材を一度きれいに掃除してから、透明のウッドワックスを塗りこんであるので、時代を経た道具らしい‘木の風情’が活かされています。天板が特にいい表情なので、そのまま マイブーム ギャラリーになってます。なーんてかっこつけてみたりして…。今、気に入っているものを、ただ置いて、ひたすらニマニマしながら眺めるスペース。 と、いうだけのことですが。ふふふ。田の字デザインの引き戸がこれまた…いいんです。 昔の意匠ならではの 絶妙なバランス感。ゆがみ&気泡のある懐かしのユラユラ波硝子。 よくぞ割れずに生き延びてきたなぁ…。前の持ち主さんが大事に使ってくれてたんだねぇ。。。下の引き出し3つの金具(引き手)も昔のまま。 ↓使いこまれて、いい色になってる真鍮です。この水屋の寸法は W:133×H:94×D:43cm。たっぷり入ります。 まだまだお気に入りの器を増やせまっせ、旦那。 イヒヒ。 ちなみに↑これが 水屋 Befor : 居間の一角。我が家は床座でちゃぶ台生活ですので圧迫感のない家具が多い。 (左)北海道家具のちっちゃい整理箪笥。 無垢の樺材。 箪笥の上には、天国にいったじいちゃん・ばあちゃん・ 友人・愛犬の写真を置いて 毎日炊きたてごはんとお水をそなえてます。 特に宗教とかないんだけど、 毎朝、手を合わせるのが自然な習慣。 一日の安全を願うと、不思議と心が落ち着くのです。 (右)下北沢『山本商店』で見つけた書類棚。 A3サイズも入る上のオープン棚が10段。下の引出しが21個。 ネーム入れの真鍮金具まで 作られた当時のまま揃ってます。 画材、手紙道具、領収書、こまものを片付けるのに この引出し達…大活躍なんです。 その上のも、山本商店で見つけた コヒキダシ。 これまた、愛用品。 必需品。私に、ゴージャスなアンティークは似合いません。 可愛いのも求めてない。キレイとかカッコイイも 自分には関係ない。長い時間をかけて、大切に使われてきて、良くも悪くもあじわいを増したモノ。ゆるく、そっけないくらいのモノがすきです。 すこしマヌケな風情の。きっと私が そんな人間になりたいのかな。 古い道具に囲まれて、淡々と飄々と生きるバアサンに。あ~ぁ なんだか・・・頑固なババアになりそうだ。。。
2006.04.06
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『じぶん椅子がほしい!』 と、ずっと思ってました。何十年も愛せる…日々味わいを増す 椅子がほしい。と。2004年に新宿の‘OZON’で「WE LOVE CHAIRS~わたしたちは椅子が大好き」 という展覧会がありました。『コンランショップ』 から 『森のことば』 まで‘OZON’の中のインテリアショップが総力を挙げての椅子祭り。ハンス・J・ウェグナーの90歳を記念した椅子の展覧会。あの美しさ! 壮観でした。 憧れの椅子達、実際に座れるなんて♪メイン会場には おとうさんが作ってくれた椅子や 廃校の小学校で一目惚れして貰ってきた椅子、アジアのどこかの国の名もない椅子もアリ。 倉俣史朗氏デザインの「ミスブランチ」など、雑誌でしかお目にかかれないような超有名な椅子や憧れの名作椅子と呼ばれるものまで…200脚もの椅子が勢揃い。 これも座ってOK(一部を除き)。 なんて素敵な企画!じぶんの暮らしも 住まう街も定まってきたのでそろそろ…じぶん椅子を…と思い始めてみると、やっぱり‘ハンス・J・ウェグナー’の『The chair』がいいなぁ♪無駄な線が一本も無く、これ以上シンプルにできない構造と美しさを持ちながら、掛け心地も良いという完成度の高さは作品名の通り…まさに 『The Chair』(…‘椅子の中の椅子’って意味ですと)しかーし、お値段が60うん万円也。 か、買えない。。。↓ちなみに、コレです。 Yチェアーもいいんだよなぁ…♪ 私には似合わないんだよなぁ。。。旦那と話して、自分達の勘に ドンぴしゃり!と来るまでは、買わずに待っていようと腹を決めて展覧会を後にしました。それから いつも目の奥で探していて、ある日、やっと出会いました。以前の日記にも書いていましたが↑冒頭の写真の椅子です。『空間に椅子が一脚あることによって、不思議と人は そこを拠り所に何かほかの楽しみを見いだそうとします。 読書をしたり、おしゃべりしたり、時には絵を描き、そこで佇む。 一脚の椅子からはじまる暮らし。 まさにそれは、あたらしい暮らしのデザイン、 豊かな暮らしのはじまりです。』…そう、椅子は私の特別な居場所。珈琲を飲んだり考え事をしたり。とてもささやかだけど、大切な空間。素材は、ウォルナット。高橋三太郎さん作 『RAY』 という名の椅子。OZONの‘にっぽんフォルム’で購入。当時の私は鞄のデザインの仕事をしてて、薄給。 一ヶ月のお給料 = この椅子のお値段でした。(笑)一脚 十数万円する椅子、よく旦那がOKしてくれたもんだ。。。あれから2年。オイル仕上げなので、たまに植物油を手につけて撫でています。なめらかな手触りを愉しみながら。すこしずつ日に焼けて、色も深みを増し、木肌の艶も いい感じ。座面の美しい刃跡にも、陰影がでてきた。 あぁほんとうに美しい。あ、そうそう、OZONで小腹がすいたら、3Fの 『ザ・コンランショップ カフェ』 がいいですよ。特に‘4種類チーズのキッシュ’が美味しいですよ~。昼下がりのワインに合う! オススメです!!!
2006.04.05
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月曜 朝9時から ホットヨガに行ってきました。週末はバタバタしたので、スッキリサッパリして一週間の幕開けをしようと思って。開始早々、前回よりも、早くから大量に…汗が出る出る。滝のごとく。 足から汗が出てくるのを初めて見た気がします。体力も筋力も無い私は 片足立ちとかでも プルプルぷるぷる。震えたりヨロけたり。 ・・・ブザマ。 とほほ。 目立たないポジションでやってるんだけど、周囲の視線が気になる。いいのよ、いいのよ 意識を自分の体に集中しなくちゃね。深い呼吸をしながら、激しくない動きをしているのに 息があがる。 心臓がドクドク。 筋肉プルプル。前回より、すっごく効いてます。 いいね~こりゃ~♪腰くらいまで髪の長さがあるので 頭頂部にオダンゴにしていたのですが 鏡に映る自分の姿に失笑。 髪が崩れて、真っ赤な顔して、まるで…落武者。これは、男性いたらツライわ。 女の園でヨカッター。で、冒頭の写真はどう関係するのかというと…これ、ヨガとかジムのシャワーとか 旅行の際にたった1つで大活躍してくれるのでご紹介。↑松浦弥太郎さんの『くちぶえカタログ』っていう本をよんで、冒頭の写真の『Dr.Bronners の Magic Soaps』を知りました。マジックソープ…名前からして、すごそうでしょ。無農薬の自然素材のみで作られた万能石鹸。科学的な界面活性剤や、防腐剤、石油系成分は一切使わず、上質の天然成分だけで作られているんですと。 飲んでも大丈夫なんだって(笑)。私は使い始めて8ヶ月。 髪の毛・体・メイク落とし&洗顔…すべてこれひとつでOK!顔も以前よりツルピカになったし、髪もしっとり艶々です。 不思議なくらい。洗浄効果バツグンだから、1本で全部洗えちゃう。 ジムに行く荷物も少なくなるし、シャワールームでも楽ちん。あと、食器洗いにも、コレ使ってます。素材も安心だし、なんといっても香りがいい♪我が家ではこの5種類を使い分けてます。○ベビーマイルド←刺激が少ないので顔を洗うのにベスト!○ペパーミント ←スッキリ爽やか☆夏場にピッタリです。○アーモンド ←ナッツの甘くて可愛い香りです。○ティーツリー ←さっぱりとして殺菌力があり、 軽い切り傷・擦り傷にも安心なんですって。○ラベンダー ←香りがとっても心地いい。以前は大きいボトルが1本4000円くらいしていたのが、さすが楽天、このお店は1780円ですって。安っ。↓しかも使ったことのない‘ユーカリ’が出てるので、 さっそく買って試したいっ。(アロマ効果のある爽やかな香りで憂鬱気分をリフレッシュ! ですって。たのしみ~)↓うひょー 2本セットだとさらに安い。 いいなぁ。↓こちらは固形石鹸。泡立ちがいいんですと。 ‘レモン’なんて、これからの季節いいなぁ~♪あ、冒頭写真の背景は、家の裏にある満開の桜です。携帯写真家なもんで、ヘボ写真でごめんなすって。今日の強風で散ってしまうのかなぁ…あぁぁセツナイなぁ。。。
2006.04.03
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器が好きです。 すこしづつ増えてきて、お義母さんから譲り受けた大型食器棚に入りきらなくなってしまい(2人暮らしなのにね…プププ)ここんとこ、ずーーっと‘水屋’を探してました。インテリアは元々大好きなんですが、その中でも特に、明治から昭和中頃までの 古道具 とか 和家具 が好きです。そういうモノを扱ってる古道具屋が好き。 ひとつひとつのモノ+店の雰囲気も愉しめるから。よく 下北沢の『山本商店』をウロウロします。シモキタ、うちからは遠いのだけど、最近は水屋を探して2週間ごとに行ってました。なかなかイイのもあって、私は「これでもいいんじゃない」と思ったりしたのですが欲しい水屋のイメージは、旦那と私の中で 完全に一致していて、ちょっとでもブレると、旦那が「違う」とブレーキをかけてくれます。凸凹コンビならでは。。。今回 はずせないポイントとしては…○器がよく見れるように‘硝子の引き戸’希望。 引出しもほしい。○寸法は横180cmまで・高さは腰くらいまで。 上には お気に入りのモノを置いて鑑賞したいから。○合板モノは不可。 木地が楽しめる無垢板がいい。○硝子はできれば古い‘波うつ時代硝子’希望。○これから何十年も大事に使って、経年変化を愉しみたいので きちんとメンテナンスしてあるモノが好ましい。デザインとは別にこれだけ希望条件があるのだからなかなか難問。見応えのある山本商店を上から下までじっくりチェックした後は頭から湯気が出そうになってしまうので…気持ちをしずめるために『CICOUTE CAFE』に立ち寄ります。 ひっそりとした店構えで 見つけづらいお店の唯一の看板。この椅子が外に掛けてあると、「やってます」の合図。直火焼きマフィン。ニース風サラダ。 白いゴロゴロ野菜のスープ。 焼きイチゴのパイ・アイスクリーム添え。何度食べても、どれを食べても…ほっぺが落っこちちゃう美味しさ。店内の古くてちっちゃい椅子に、うちのデカイ旦那が背中を丸めて 曲芸の熊みたいに座って、ケーキをパクリ。うれしそーに顔をほころばせてます。 こーふくな光景。あ、話を戻して、水屋。下北沢・西荻・谷根千etcのお店をウロウロ…ネットショップやオークションをウロウロした果てに…やっとイメージ通りのモノを見つけました。 感涙。大阪の『kimidori』というお店。(↑リンク先の家具のページ開いて左上のモノを購入。 冒頭の写真もお店のモノです。我が家はこんなにオサレじゃないのよ)明治から昭和30年までの家具を 店舗併設の工房で自分達でメンテナンスして、ご夫婦だけでやってらっしゃるというお店。いいなぁ~ そういうの。いつかお店にも行ってみたいなぁ♪コイツが近々、うちにやってきます。 わくわく。
2006.03.30
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土曜日、朝から快晴。気分よくドライブして、笠間(茨城県) と 益子(栃木県)に行ってきました。以前から行ってみたかった『 回廊ギャラリー・門』建物に入ってみてビックリ! 風を感じる。 このギャラリー、中庭を囲む回廊形式なのです。 作品が展示してある回廊部分に、窓がない。おもいっきりオープン。 雨の日、風の日、どーしてるんだろう。。。「潤いの生活」 展。 はるばる観に来たのは、大好きな作家・額賀章夫さんが出品されるから。器好きの本には必ず出てくるほどの、人気作家さんなので、都内では なかなか作品に逢えないのです。偶然、作品搬入後の額賀さんにお会いできて、「以前、灰月(松本)や魯山(西荻窪)で作品を拝見したのです。」とお話したら、私の顔と名前を覚えていてくださいました。しみじみ感激☆ すごいなぁ額賀さん。こんなに人気なのに、1ファンのこと覚えてるなんて。やっぱり素敵な人だなぁ。 いい作品つくるわけだなぁ。以前、大人買いしてしまった自分の品のない行動を恥じて(笑)これからは、ひとつづつ ゆっくり揃えていくことを心に決めて。 ひとつだけ。今回、ひとめぼれしたのは、冒頭写真のピッチャー。 鉄瓶で沸かしたお湯を、日本茶を淹れる適温(煎茶なら70℃、玉露なら60℃)にする‘湯冷まし’として使います。まろやかなお白湯もよく飲むし、とにかく便利な‘道具’です。 このフォルム。 この貫入。 たまりません。上は錆粉引き。下は鉄釉薬。 あぁぁなんという美しさ。 (へたっぴな写真では質感が伝えられなくて残念無念。) いつも机の上に置いておきたい。 この姿。 うっとり。 そしてもうひとつ、数年前から 行きたいー!と旦那にアピールしつづけていた『STARNET』 ARKへ。いやぁ~ほんとーうに、いい空間です。もっと早く来ればよかった。 ギャラリーもすごく素敵なセレクトだし、空間にもスタッフにも緊張感がある。 そして居心地がいい。オーガニックにこだわっているCAFEで、私はランチコースを食べました。朝採り野菜のサラダ(10種以上の野菜テンコ盛り+オイル・塩のみで激ウマ!)季節のオムレツ(サツマイモ入り&卵自体が、めちゃ美味!)古代米野菜のスープとにかく、どれもこれも、新鮮で、味わい深くて…感動。旦那は おぼろ豆腐丼(味噌汁・卯の花・お漬物つき) これまた、すばらしい味わい。 滋味がじーんと身体にしみてきます。近くにあったらしょっちゅう来たい。近くじゃなくても、来たい。そんな話をしていたら、旦那が「このメニューに載ってるの一通り味わうまで来てみようか」って。 それ、素晴らしい!食後、私は ゆずと蜂蜜のシフォンケーキ+生姜コーヒー(←感動の美味さ♪)旦那は、梅干し番茶。(おじいちゃんぽいけど…ナイスセレクト)。ギャラリーに素敵なモノがいっぱいあったのだけど、ぐっとこらえて、今回は↓これだけ購入。 岩手産の茶碗かご。水切り竹かごです。大事に使っている陶器が欠けやすいのは洗った後、水切りの時だから。ステンレスの水切りかごだと、不意に器があたり、カツンとなったりするので…弾力性のある竹かごがいい。ちょうどいいサイズで 作りのいいヤツを探していたのです。洗って、コレで水切りして、アレで乾かす。 これで大切な器も、ヒビ・カビ・変色防止。 うれしい。それから 坂を上がって、STARNET・ZONE(美術館)の方も、外から見学。こちらでは3月中旬から家具展が開かれるそうです。そして、4月には額賀さんの個展が。 ふっふっふ。 来るしかないでしょー、これは!もっとSTARNETに居たかったけれど、せっかくだから益子の街をウロウロしようよと旦那が言い出したので、 『道具屋』 をぶらりとのぞいて古道具(特に水屋)を物色し、益子のメインストリート、城内坂にある陶器ショップギャラリー『もえぎ』 ・『陶庫』・ 『土空間』…などなど見ながら散策。 最後に入った『G+OO』というギャラリーにて、ずっと欲しかった 別冊Arne 『柳宗理デザイン』 を発見。あわせて、今まで買いそびれていたArneを4冊。購入。 東京でも買えるのにね(笑)。ブログリンクしていただいてるMIUSANさんと前日にお会いして、いい店を教えていただいたので、いいペースで回れました。ありがとうございまっす☆MIUSANさん♪そして、こんな長々とした道具バカ日記を ここまで読んでくださったみなさんにも、ありがとう!です。
2006.02.26
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業務連絡かな。うちをよくのぞいてくださってるみなさん、三谷幸喜氏ズキな方が多いので お知らせ の おすそわけ。今夜(8日)の23時15分~テレ朝 『オーラの泉』 に 三谷さんゲスト出演とのコト。 彼の前世? オーラ? 奥様と?ふと夜中にテレビをつけると極楽浄土のようなセットの中に美輪明宏さんが微笑んでらっしゃる…というあの番組。ついつい観てしまうんですよね~。オダギリジョーに続いて、三谷さんとは…ナイス人選! 楽しみです♪私は眠気を追い払うべく珈琲でも淹れてニヤニヤしながら観る予定。そうやって じっくりゆっくり愉しめる深夜のお茶時間に珈琲とか煎茶をもっと美味しく淹れられたらと思い、ティー&コーヒー用のサーモメーター(温度計)を購入しました。 ↓これです。お茶・珈琲・カプチーノ用牛乳などの適温を測るためのモノ。 珈琲だと、沸かしたてを細口ポットに移して、88℃というのがハンドドリップにはいちばんいい温度なんですって。この温度計、ポットに固定したまま注げるので なかなか便利。何度も淹れてみましたが…うーん。まだ違いはようわからんのぅ。 というのが正直な感想。 腕&味覚も まだまだ だからね。珈琲道 むずかしゅうございます。。。深夜に集中して珈琲淹れてたりすると、すぐ時間が経ってしまう。あの芳ばしい香りで、時計の針も迷うのかなぁ…。
2006.02.08
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先日の日記に心優しきミナサマから「もっとアップを見たい~!」と うれしいリクエストをいただいたので作品の写真を載せようと思っていたのですが…立春だというのに、ピューピュー寒い北風が吹き荒れているので今夜は 暖かい写真にします。ついに買っちゃいました。 アラジン ブルーフレーム。昔、小学校の教室にあったストーブ。 そしてヤカン。 温かな湯気。一人暮らしの頃から、憧れていたのです。でも、石油ストーブって、マンションだとダメなんですよね。今、暮らしている家は築40年モノ。 やたらと風通しの良い家。 好きなようにいじってよいという利点はあるものの…底冷えは直せません。特に 工作室は、極寒。火鉢も、ハロゲンも、太刀打ち出来ません。で、やっと決心して、アラジンストーブを買おうとしたのですが、楽天、ヨドバシ、ハンズ、ホームセンター、製造元に至るまで…ドコもカシコも完売。アラジン社というのは頑固職人らしく、品質を維持するため、毎年限られた数しか生産しないから、冬本番には売切れてしまうんですって。 納得。さらにヤフオクでも競り負け、首が抜けるくらいガックリ。 あぁぁ~でも諦めきれない。そうだ! 修理業者さんに聞いてみよう! と。さっそく調べて‘水元サービス’さんに問い合わせてみると…なかなかないけど探してみますよ。とのこと。待つこと数日、現れました。 白色の新品美品。 ↑ちなみに黒も素敵。 青い炎がガラス越しに綺麗に見えます♪約70年前、イギリスで生まれ、モデルチェンジもなくずっと作り続けられてきた このストーブ。機能を表すカタチ。 なんだか懐かしいホーローの色。 「ブルーフレーム」という名のとおり、青く美しい炎。 そしてこの暖かさ。 炎の暖かさってやっぱり違うなぁ。「こんなに暖かいなんて…!もっと早く買ってあげればよかった」と旦那に言わしめた名品デス。 ストーブの上に鍋おいてコトコト煮込み料理つくったり鉄瓶からシュンシュン音をたてる湯気を愉しんだり…大事にメンテしながら使えば、何十年も使えるタフな道具。なにからなにまで、すばらしい。・・・道具バカの愛用品がまたひとつ。ますます家にいる時間が好きになってしまう。。。まいったなぁ。
2006.02.04
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先月の誕生日、プレゼントはいらないや。と思っていたのです。嘘じゃありません。プレゼントは、旦那からの‘手紙’がほしいと申告しておきました。旦那からラブレターもらったことないからね。(『詫び状』なら何通か保存してあるのですが。ふっふっふ) ↑ずっと欲しかったアラビアのお皿が、この12月で生産中止になるというので、えいやっと思い切ってそろえようかと思ったのですがすでにsold out。残念。数日後、ふらりと気分転換にいった合羽橋の、よく立ち寄る店でまた手にとってしまいました。台所道具好きにはたまらない 三種の神器。柳宗理のステンレスボール(23cm)と、ストレーナー(ざる)。野田琺瑯のホーロー保存容器(現在、塩豚熟成中)。いつもいつも欲しいなとは思っていても、今使ってる道具が壊れたわけじゃなし揃えるとなると値段もするし、なかなか導入できずにいました。柳さんのデザインのよさはミルクパンで実感していたのですが、ちょっと前にのんちゃんさんにストレーナーをすすめられて以来、物欲の小さな炎がメラメラと。。。で、合羽橋。 やっぱり手にとってなでまわすと、違いは歴然。↑ボールは、手触りも良く、泡立てやすいように底の丸みも美しい。洗うたんびにニヤニヤしてしまいます♪↑このストレーナー、もちろん上のボールにジャストフィットです!ザル特有の爪に引っかかる感じも皆無。水切れも良し。なめらか~な手触り。有元葉子さんデザインのラ・バーゼのザルも良かったのですが、柳さんの方が淵のおさえ部分がより引っ掛かりがない手触り。のような気がします。私的意見ですが。ただ、ラ・バーゼならステンレスの蓋があり、野菜などの保存もできるという利点もあります。↑煮豆など作りおきおかずを保存する、真っ白な琺瑯容器。これがまた・・・欲しかった。蓋をとれば、ガスコンロで直火にかけられる。酢などで酸の強い料理でも琺瑯だからへっちゃら。コイツは使えます。おびえる旦那を捕まえて、これを誕生日プレゼントにくれ!とアピール。まぁこの道具でさらに料理が愉しくなるなら、食べる家族も喜ぶし。ということで、すんなりOK。で、道具、連日使いまくっております。予想以上の大活躍☆来年からサイズ違いを1つづつ揃えていこっかな。あとで調べてみると、まとめて買うなら合羽橋より楽天の方が断然お買い得価格でした。やっぱ楽天、おそるべし。(載せてる商品は、最安値です)そして↓こちらがプレゼント後編。ずっと欲しかったサラダスピナー(水切り)♪ここは定価よりかなり安い上に、送料無料ですと!ちょうど、伊丹十三の『女たちよ!』を読んでいたので、彼にならって本物のサラダを作ってみたくって。それにはまずスピナーが必要。フムフム。なんだか、まぁ 誕生日プレゼントというわりにはささやかで自分のためというよりは、食卓のため!な道具ばかりですが・・・使うたびに、しあわせを感じております♪肝心な『旦那からのラブレター』は、いまだ届きません。。。間違い漢字、ダメダシ添削したりしないから、早くコイ!ちなみに、私より2週間遅れで29歳になった旦那。とても29歳に見えないルックス&落ち着きはらった性格。彼に、誕生日は何が欲しい?と聞いたら・・・『お嫁さんの機嫌がよければ それでいい。』んんん~~~なんとも。男らしいというか。意味深だな。
2005.12.13
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最近、家でよく聴いている音楽たち。左は 『スープと音楽と、』 (←この「、」がイイ!)「スープのための音楽、音楽のためのスープ」をテーマに5組の料理家(松長絵菜さん・チクテカフェさん・Gomaさん・いがらしろみさん…などなど)と5組の音楽家によるコラボレーション作品です。歌詞カードに、10曲ぶんのスープのレシピも載っています。私は特に、3曲目(MOOSE HILL×チクテカフェ)が好きだなぁ…聴くたびに有元利夫さんの絵をイメージしてしまう。右は 『Apple of her eye りんごの子守唄』装丁が100%ORANGE! んもぅ…これだけで、ぐっときます。10人の女性ヴォーカルによる、ビートルズのカバーアルバム。大好きなアン・サリーさん、クラムボンの原田郁子さん、畠山美由紀さんなどなど、ほんとうに、体にしみいる素晴らしい歌声。声。声。溶けていきそうなくらい気持ちいい音楽。 じんわ~り。 この季節に出会えてよかった2枚です。左のCDは、たまたま↓コチラのお店で見つけました。二子玉川の‘KOHORO’。 名店です。場所は高島屋の横、リネンバードのお向かいの古い一軒家です。このお店の雰囲気、取り扱っているモノたち、店員さんの心遣い…ほんとうに、素晴らしいお店です。 とにかく居心地がいい!で、最近の「私的物欲煩悩撲滅キャンペーン2005」も虚しく、ヒトメボレで購入してしまったモノたち↓。小谷田潤さん作の素焼きポット。大ぶりで、とても使いやすい。と、食器洗いに洗剤いらずの‘びわこふきん’(油物でもドントコイ!)(なんと石鹸なしで体を洗うのにもいいらしい!肌がツルピカ!?)と、昔懐かし給食のアルミトレイ。仕込み中の食材や、熱いもの置いてもOK。惜しげなく使えて便利♪木製の匙やバターナイフも素敵でした。井山三希子さんの石膏型の白い器もほしかったなぁぁぁ。おたのしみは、ちょっとづつね。(と旦那に諭されて、渋々うなずく私)楽しみにしてた市川孝さんの作品は、ほぼ、お取置きでした。残念。きっと↓この本『普段の器』(渡辺有子:著)の効果ですね。もうすこし秘密にしときたいお店だったのに~。まぁ 喜ぶべきことか。 旦那とふたり、じっくり空間と作品を愉しんでいたらお店の方が、とても美味しく温かいお茶をだしてくださって、店内の雰囲気に浸りながらゆっくりさせていただきました。このお店は、繁盛しても変わらないんだなぁ。 と、ほっこり。ニンマリ。そうしていたら、背後に美人オーラ感知! むむむっ。 何者!?ふり返ると、あの(!)松長絵菜さんが、ふらりとお店にいらっしゃいました。きゃ~~~可愛いっ! 大人の女性に対していいのかな(?)感じたままの褒め言葉なのだけど・・・まれにみる『乙女』のオーラ☆☆☆ か、可愛すぎるぅぅぅ。ちょうど、(↑冒頭の)彼女も制作に関わってるCDを購入したトコなのよ~。 うわ~ わ~ わ~!!!(←心の声)こうるさいミーハー心を隠しつつ、松長さんをこっそり見つめて、お店を後にしました。↓ちなみに…こちらが、松長さんの著書です。自分で作って、自分で写真を撮って、自分で文章を添える。そうやって、彼女の世界の中で 丁寧に作られた本たちには、いつも甘く温かい しあわせな空気が漂っています。 あ~ いいことって ほんとうに連鎖するんだなぁ・・・と今夜も音楽を聴きながら ゆる~い時間に ひたっております。『りんごの子守唄』の効果か…旦那はすっかり夢の中♪私もなんだか眠たくなってきました。ではでは おやすみなさーい。
2005.11.30
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寒い夕暮れ。 木枯らしの中、帰ってくる家族にホクホク温かいものを食べさせようと台所に立ちコトコト煮込み料理をしていると‘幸福感’みたいなものがこみ上げてきます。そういう時間、我が家で大活躍の タフな鍋たち。上の黒いのは 『staub(ストゥーブ)』 直径26cm下の白いのは 『Le Creuset(ル・クルーゼ)』 直径24cmおフランス産まれの、重い重~い鋳物鍋です。片手で持つと思わず腕がプルプル。。。場所もとるし。う~む。しかーし、これで作る料理の美味いのなんのっ! 道具バカ万歳。数年前、無水鍋料理に興味を持って、イロイロ調べてたら「ストゥーブ」か「クルーゼ」…どっちにするか結論が出ず料理道具のメッカ、合羽橋道具街へ!迷った時は、その道のプロにイロイロ質問!よく行く道具屋のおじさん曰く、 『本気で料理するならこっちだね。』・・・この渋い一言に押されて、プロ仕様のストゥーブを購入。その時の定価は確か32,000円くらい。た、たかが鍋でそんなにすんのーーー?ほんとに料理すんの?と旦那は半信半疑でしたが、私は気合でお買上げ♪ チーン。だって「ふたの裏側に多数の丸突起があるので、 温められた肉や野菜から発せられた水蒸気は水平なフタで 水滴となり、ピコ(丸突起)を伝って食材に降り注ぎ、戻ります。 肉料理で調理中にスプーンですくって肉にかけることをしますが、 この鍋はそれを自動的にやってくれる画期的な仕組み、 セルフ・ベイスティング・システムを備えています。 これにより、肉や野菜がしっとりとジューシーで美味しく 仕上がります。 こうしたサイクルを持つために、 最低限の水分で調理のできる無水調理が可能になっています。 」 って説得力ありすぎ! 色は一番タフなマットブラック(ホーロー割れしないからね)。で、大事に抱えてかえって、お料理してみて驚愕!う、美味すぎる・・・。 吹きこぼれも全然ナシ。いままでと同じおかずでもスープでも美味さがずぇんずぇん違う!お米も美味しく炊けちゃうし! アリガトー鍋!テンキュー合羽橋!普通、これで‘めでたしめでたし’なのですが・・・道具バカの私としては、「じゃぁ クルーゼのほうも使ってみたい! 違いが知りたいっ。」あのホーローの白。 ぽってりしたフォルム。 あぁ 使いたい。定価は確か26,000円くらい。旦那を拝んだり脅したり・・・様々な手をつかって、いざ合羽橋へ!で、また…けっこう大きめなサイズを購入。この鍋で作ると美味さがキワダツおすすめ料理をひとつ。高山なおみさんのレシピ 『塩豚』 です。豚肉の塊(500g以上)を用意。部位はお好みで。水気をよくふきとる。豚肉に大さじ1くらいの塩をまぶし、まんべんなくすりこむ。肉をラップで包み、冷蔵庫で3~6日ねかせ、熟成を待つ。時間が美味しくしてくれるから・・・ひたすら、待つ。 傷んでるんじゃないの?なんて心配御無用!私は5日目くらいの熟成した味が大好きです☆料理する前に流水でよくよく塩を洗い流して、ソテーしたり、パスタに入れたり、スープにしたり。私の一番好きなのは、野菜ごろごろポトフ。超簡単な作り方は↓この塩豚を大ぶりに切って、水とブーケガルニといっしょにストゥーブにほりこむ。 弱火で一時間もコトコト煮ると家中に たまらない芳香が漂います♪そこで、さらに大ぶりに切った野菜をほりこみます。で、またしばらくコトコト煮るだけ。味付けは必要ありません。塩豚が、おっそろしく芳醇な味を生み出し、しみこませてくれます。豚ちゃん★サイコー!と夜空に叫びたくなるくらい美味。2人の食卓には明らかに作り過ぎでも気にしない。何皿もお代わりして、味に飽きてきたら柚子胡椒を入れたりうどんを入れて主食にしたり。キノコいれたり。とにかくスープの美味しさでなんでも来い!の懐の深さです。ぐっと寒くなるこれからの季節、出番が増える簡単料理。心も体もぽっかぽかに温まりますから、オススメですよ。高山なおみさん、NHK「きょうの料理」でのゆっくりした話し方も淡々とした文章も、素材が活き活きしてる料理法も大好きです。この季節、本が手放せません。さぁ 明日は何を作ろうかな~♪
2005.11.28
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ちゃんとしたパジャマを着て寝ると、眠りが深い気がします。気のせいかなぁ?肌触りのよいネマキ。 ・・・夏ならリネン。冬はネル。ゆったりした夜の時間がさらに愉しくなる気がします。早めにお風呂に入って、気持ちのよいネマキに袖を通し、それからお茶やお酒や映画をゆっくり愉しむ♪ 合言葉は「あとは寝るだけ!」 …すごい開放感。最近(理由は、昨日の日記をごらんあれ) 不本意ながら家で寝コケていることが多いのでパジャマ着てます。好きな洋服着ちゃうと、どっか行きたくなっちゃうんだけど、パジャマだと‘おとなしくしてなくちゃ’って気分になるからね。そこで、パジャマについて、道具バカ話。写真のコイツを見つけたのは去年・真冬のクウネルの『ネルのパジャマでぬくぬく。』という記事でした。ネルのパジャマは、小さい頃よく着せられていて(やたら花柄)なんだか…くたっとして毛玉だらけの生地の記憶が。やぼったいというか懐かしいおばあちゃんのイメージでした。でも、クウネルの記事によると・・・「コットンネルのパジャマは、洗濯機にかけられることで、 本領を発揮しはじめるのです。水をくぐり、もまれるたびに、 生地を構成している糸一本一本が起き上がってくるからです。 これを日にあてて乾かし、素肌にまとうと、 まるでベランダからとりこんだばかりのふかふかの毛布の中に、 はだかですべりこんだときみたいになるのです。 ほんわりと、全身がほどけてゆくような。」ほほぉーーぅ♪ はだか で ふかふか毛布とな!?それは体験してみたい。そこに載ってた写真の中で気になるパジャマがひとつありました。よくシャツを購入する、Brooks Brothersのネルパジャマ。メンズのみ。まずは旦那に、その味を体感させてみようと、お店へ強制連行。パジャマを見せていただくと、ネイビーの生地に、グレーのピンストライプ! うーーーん!素敵っ! スーツでも、このピンストライプの感じ大好き。 超ツボです。ウエストも、ゴムでなく、同じ生地の紐で結ぶというのが、またツボ!こういう ちっちゃいこだわり、大事なんです。間髪いれず「これ、いただくわーーーー!」といきたいところですが…お値段12,000円・・・うーーーーむ。 庶民派にはキビシイなぁ。。。旦那とコソコソ相談して、その日は旦那用(Lサイズ)だけお買い上げ。で、帰って着てみると・・・ウットリするような着心地&カッコよさ。翌日からは、旦那と私で奪い合い。上は旦那で、下は私って・・・それじゃぁ解決になってないよぉ!で、数日後、えいやっ!と思い切って私用(Mサイズ)を購入。あれから1年近く・・・何度着ても、袖を通すたび嬉しくなってしまうパジャマ。どんどんくったりなじんできて、ぬくぬく気持ちいい。眠る道具。 冬支度。
2005.11.10
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道具バカ、また、やってしまいました・・・。最近、恋わずらいをしておりまして。‘額賀章夫さん’という陶芸家の作品が気になってしかたない。やらなきゃいけない仕事も、打ち合わせも、 作りたいモノも山積みなのに・・・。あぁぁ 心がウワノ空だ。。。突然やってきた・・・これは、恋? 熱病? はい、病名は、「器ノボセ」ですね。西荻窪のギャラリー『魯山』で10月26日から額賀さんの個展が開かれるのは知っているが、待てない。今すぐ、額賀サンの作品を観たい!願わくばコノ手で触れたい!縁があれば我が家にカモン!とリサーチした結果、DENという横浜にある器ギャラリーに個展の残り作品があると! あぁぁ こうなると さらに仕事も家事も 手につかない。で、家の仕事が入らなそうな、ある日の午後、旦那といっしょに思い切って家を抜け出し、高速飛ばして横浜へ!ついでに横浜中華街でディナーしちゃう?といきたいところだが・・・夜8時から来客&打合せがあるので、それまでには戻らなくてはいけない。はぁ残念。。。途中、食事とる時間もないので、コンビニのサンドイッチかじりながら。これは これで たのしいな♪お店に着いたのは閉店一時間前。 器拝見に集中っ!!!額賀さんの『錆粉引き』手法の作品がじっくり観れました。うわぁぁ~ 鉄の錆びたような…古道具のような…いい風合い~~~!ぐはぁぁ~ 寸法もグー! 手にしてみると、質感もすんごいい~!おぉぉぉぉ~ 同じ作家さんの白磁も、たまらんーーーーっ!くーっ!と、旦那と共に盛り上がりながら、厳しく選考会。個展のあと、わずか残ってたこれら作品の中から4・5・6(←オススメ深皿!)・7・11・27・29番・・・などなどを確保っ。大ぶりな皿も、想像以上に良くって、連れて帰ることに。この器、時間をかけて美しく育てるぞ~。むふふ。黄錆粉引、鉄猪口の大や、黒掛分けのどんぶりなど ・・・こんなに自分好みの器に出会えたことに感謝!「あなたの作品でこんなにしあわせを感じている者が ここにもいますよ~!」と額賀さんに伝わるかしら?予算は当初の予定をはるかに超えてしまったけれど、末永く大切に使うから。。。お会計は・・・聞かないで。あ、でも、念のため。。。うちのお米を購入してくださってる皆様方、頂いたお米代は、私達の生活費や、このような趣味には使っておりませんので、ご了承ください。お米を作り続けるというのは、とてもお金のかかることなので、頂いたお米代は、種代・機械代・ハウス代等・・・田んぼ諸経費として、税理士の管理のもと、きちんとやりくりしております。さぁ、では、この器の御代はどうするのか?・・・それはもちろん、旦那が体を張って稼いできてくれるわけです。この器達に、美味しいごはん作って待ってるからね~♪ ファイトっ 旦那!
2005.10.02
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ヒサビサの‘道具バカ一代’記です。お茶の友。京都・開化堂の茶筒。我が家で、ひっそりと増えています。左側の2号はブリキ製。この‘ずんぐり’とした たたずまい がたまりません。新入りなので、ピッカピカです。愉しみな‘お茶時間’のたびになでていると、ピカピカの表面が徐々にくすみ、まろやかな光沢に。日々の中で、やがて漆黒の艶に育つ。・・・所要時間30年ですと。気の長~い 子育て。すっかり道具バカに育ってきた旦那も、気に入って朝夕なでまわしてます。蓋を茶筒の口に合わせると、自然に音もなく、ひとりでに閉まっていく精密さは、百三十余もの細かい手作業で作られる茶筒ならでは。見事な職人技。さらに中蓋でも密閉され、湿気たりしないので、 お茶がいつでも美味しい。あたたかいお茶が嬉しい季節になってきたから・・・ なんの茶葉を入れようかなぁ。。。右の銅製は、以前、日記に書いた1号2年生。美しいうぶ肌ピンク色から、けっこう渋い色に変化してきました。・・・これまた、道具好きにはたまらぬ‘育つ逸品’です。 私の大好きなHP『ESSENCEさん』。彼女の、暮らしまわりに対する真摯な視線。いつもシビレさせられます。その宝箱のようなHPの中にある‘goods’のカテゴリ、開化堂・茶筒への言葉。 『新しい時が1番で、 その後下り坂となりだめになっていくのではなく、 使って使って、どんどん使って、長年使って、 徐々にあじわいが深まり 成長していくなんて、 良いと思いませんか。茶筒に限らず。 でも残念ながら、そんなモノって少ないですね。 人間としても、そうありたいものです。』まさしく、その通りだなぁ・・・。ほんとうに、いい言葉です。友人(道具バカ連盟)の結婚祝いにも、この銅茶筒を贈りました。家庭を築く年数と共に成長する茶筒。丸~く長~くお幸せに♪の気持ちを込めて。 ↑私、ココで買いました。今ならポイント5倍! いっしょに‘プジョーのペッパーミル’も購入。 すんばらしい挽き心地♪ さすがプジョー!の20年保証品!↑楽天で買える開化堂・銅製・茶筒は、ここだけみたい。次は京都へ旅して、錫製と真鍮製、狙うかな。。。
2005.09.28
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職人・佐藤さんにオーダーした食器籠! 届きました~!前の日記にも書いていた、お待ちかねの品デス。あの写真の籠は、直径:25cm。一回分の和食器が入りきらない。こちらは上蓋直径:34cm。下籠直径:30cm。 納得の収納力!湯飲みや汲み出しなら八つぐらい、らくらくデス。足も付いているから、風通しバツグン。器でなく、炊いたお米などを入れておいても‘おひつ’代わりになり、時間がたっても、とても美味しくいただけるんですって。蓋は別に、果物や野菜、蕎麦などのっけてもいいそうな♪んんん~ 想像して、うっとり~♪姿も美しく、なめらかな手触り。素晴らしく綺麗な編目。竹1本づつ磨かれ、丁寧に編まれているので、全く棘がありません。使い心地もよく・・・まさしく・・・一生モノです。想像以上に素晴らしい逸品なので、しらくらで受け取ってから興奮さめやらず、歩いて30秒…いつもの『篭』で珈琲休憩。お店に居合わせた、おなじみさんたちに見せビラかしてしまいました。道具バカの血が騒ぐのです。ゆるしてください。ちなみに、お値段は予想していたよりお安く、隣で旦那もホッ。ずっと狙ってた備前焼の一輪挿しもドサクサにまぎれて購入し、二万円でおつりが来ました。ウヒヒヒヒヒ。作者は九州・湯布院の山奥で制作なさってる 佐藤 千明 さん。(今回は‘ギャラリーしらくら’を通して、オーダーお願いしました)一年前に惚れた 佐藤さん作‘買い物籠’も毎日なでなでニヤニヤしながら、おつかい行ってます。佐藤さんを取材なさった、この新聞記事の最後のひとこと…『道具への愛着は、日々の暮らしの慈しみにつながる。』まさしく。
2005.09.16
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秋の夜長、愉しんでます。ワインだして 音楽かけて ゆるゆる まったり時間。昨夜のBGMは、ノラ・ジョーンズ と サラ・ヴォーン でした。女性の声が、耳に心地よい夜。そんな時間は、部屋中を煌々と照らす‘明かり’は消して。夏は、涼しげなガラス ブロック ランプ。秋は、この和紙‘あかり’を灯します。冬は、あたたかい雰囲気で 香りのよいキャンドルかな。あれ…春は なんだっけ?イサムノグチ作。 名作『AKARI』シリーズのひとつです。日本の提灯づくりの技法を取り入れた‘照明彫刻’ですと。和紙を通した光はやさしく、質感もイイ。 そこに在る姿も美しい。ほぇ~ っとできる…この 感じがたまりません。東京で1人暮らしに慣れて、すこし広い部屋に引越しする時、広島から来た母が何か記念にプレゼントをくれるというので、ずっと欲しかったコレにしました。新しい部屋には、ちょっとした和室があったから。(ガラスブロックも、その時、自分への引越し祝いだった。懐かし~)テレビのない生活で夜がとても長かったから・・・‘音楽’と‘灯り’は重要。あの時間は、ほんとうに心地よかったなぁ。。。・・・今宵あたり、お月見すっかな? ↑楽天で探してみたら、他にも色んな『AKARI』兄弟発見!あぁぁ今度はこのスライムみたいな大きいやつほしいなぁ~♪
2005.09.14
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松浦弥太郎さんの著書『くちぶえカタログ』を読んで以来‘衣’を買わずに一年過ごしてみようかな・・・とおもいました。この夏は、写真の‘麻のシャツ’ばっかり着ていた。洗濯して、風にそよぐのを見てると、とても気持ちいい♪左から白 白生成淡緑水色すべてボタンダウンのメンズシャツです。Brooks Brothersのモノ。 気に入ると同じ型を色違いで買ってしまうのは、私の悪い癖。私はシャツ好きで、イロイロ着たおしてきました。緊張しながら採寸してもらってオーダーしたことも。。。でもやっぱり、ボタンダウンシャツはブルックスブラザーズのものが、さすが元祖というだけあって、ズバぬけて型がいいと思います。使用している生地と襟の芯地が独自のものだそうで、洗い込むほど着込むほどに味わいを増すシャツ。一枚12,000円というのも納得です。写真のシャツ、生地はすべて アイリッシュ・リネン。 だんだん…くったり てろん…としてきた感触がたまりません。いちばん右のブルーグレー・ロングシャツは 二子玉川のthe linen birdでヒトメボレ!(リネンバード、とってもいいお店です☆)2種類の麻生地を使っていて、とにかく肌触りが良く&微妙な色合いのブルーグレーが綺麗なんです。身につけているシルバーやプラチナとの色の相性もとてもよい。…でもお値段がよすぎて…一度は諦めました。しばらくたって再度行ったとき、店員さんも覚えてらして、この一枚しかないということで・・・旦那を拝み倒して購入。 あきれるくらい しょっちゅう着ています。私、半袖がニガテです。腕のおさまりが悪いというか…どうも気恥ずかしい。で、夏でも長袖。袖口を2回折って。夏は、涼しい麻のシャツがいい。学生時代は、奇妙キテレツな服装ばかりしていた。当時はそれが自然だったけど、今思うと恥ずかしいっ。仕事を始めて、ヤマモトヨウジ・三宅一生・ヨーガンレール などに心酔していた。 今でもたまに好きな服がある。しかし、ブランドは、高い。それだけの精神性や素材を使っているにしても…。東京で暮らし始めてからは買えなかった。結婚して、環境も、生活のペースも変わって、 より‘心地よく感じるもの’を着たくなった。ふと、10年前に買ったままであまり袖を通してない麻(アイリッシュリネン)のシャツに気づいた。着てみると・・・すんごく気持ちいい。それが左から3枚目の生成りのシャツ。このシンプルさが、今の自分に しっくりきた。風通しのいい服 というのが、選ぶ時の基準。肌にあたる感触が 気持ちいい。今の私は、けっこうスッキリ&サッパリな心境なのかも。今年の夏は、Tシャツ一枚すら買わなかった。あの本の効果かな。そういえば、『くちぶえカタログ』にはBrooks Brothersのボタンダウンシャツの話も出ていたな。 「ダイアン・キートンは、ボタンダウンのボタンを 必ずふたつ外して、袖はふたつ折り。下着はつけないのよ。」・・・そんな色っぽい着こなしはできないけれど。 やっぱり いいな。
2005.09.13
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旦那が作った 珈琲フィルター掛けです。この‘へっぽこ感’が、たまりません。。。原宿のとあるビルの地下に「ZAKKA」という名店があります。いい店には、必ず旦那を強制連行します。お店にあったワイヤーのカードホルダーをみて、「いいね~コレ。よく見といてよ。」とアピールしておく。数日後、旦那が背中丸めてゴソゴソなんかやっている。数時間後、似ても似つかないコイツをウレシそうに見せにきた旦那。家にあった手芸用のワイヤーでは長さが足りなかったらしく・・・継ぎ足しのヘボさが、ぐっときます。これは間違いなく、私の『宝物』です。最近、うちの近所に新しい路線が開通しました。『つくばエクスプレス』というやつで、秋葉原~つくば間最短45分でいけちゃうという夢の超特急です。ラッキーなことに、うちの近所の駅から、浅草まで9分。秋葉原まで13分。早っ!私がかつてジュエリー制作の仕事をしてた新御徒町まで11分。イケル。これなら、イケル!最近、体調もメキメキよくなってきたし、元々、バリバリ仕事したくて東京に来たんだし、やっぱ街で(御徒町はジュエリーの専門街ナンデス)仕事したい!旦那のおかげで じゅうぶん豊かに&心穏やかに暮らせているから収入がドウコウとか、家に居たくないとかじゃないんだけど…せっかくだから また御徒町で働いてみようかな。近くなったし。っと思って、旦那に話しました。そしたら、しばらく考えこみ・・・「おまえは 作り手 なんだから、人が考えたものじゃなくて 自分の作りたいものを じっくり作るほうがいいんじゃないの? それに、せっかく家に工房作ったんだから、家でいいじゃん。」・・・ううう。そうだった。忘れてた。イロイロ大事なことが頭から抜けてた私。そして何より、旦那が私を‘作り手’と認識してることに驚いた。気づかせてくれたこと。気づいていてくれたこと。 ・・・ありとあらゆることに感謝。うちの旦那の作るモノは、武骨だけど大事なコトしっかり掴めてる。私もそうありたい。
2005.09.11
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我が家、古いです。以前の台所は土間+かまどだったそうです。ひゃ~。20年前、リフォームされてキッチンが付いたものの、味がある…とはちょっと違う‘昭和の台所’です。ガタイがムダによい私達夫婦が2人で料理をするにはとにかく狭い。昔の人とカラダの寸法が違うのでまず、流し台 や ガスコンロが10cm低い。よって腰がツライ。そして、調理台が、ない。これは かなり イライラします。ムキィーーー!!!せっかく仲良く料理してても、喧嘩の火種になります。イカンイカン。で、この家で育った旦那、35歳になったら家を建て替えると決心しました。…させました。その時には、業務用オールステンレスのアイランドキッチン希望!男っぽい タフなヤツで!居間&ダイニング&キッチンすべて一体の 大きな部屋希望!もちろん その部屋にはシンプルな薪ストーブ暖炉!!!子供達が走り回ったり、旦那が昼寝してるのを見守りながら料理したりパン焼いたり皿洗ったり・・・むっふっふ。夢の世界♪とりあえず、それまでのあと6年、なんとか楽しく台所に立つためにミニ・アイランド導入しました。条件は、可動式。 調理台の高さは90cm。面は大きく50×80cm位のモノ。頑丈で、古くなっても男前なモノ。実験室とか工場みたいのがイイナ♪・・・そんな条件でネットや家具屋探してみると、なかなかありません。あっても5~8万するし・・・う~む。やっと探し出した↑オールステンレス キッチン カウンター ワゴン&作業台。 なんと9800円!楽天ではなくスンマセン。Yahoo!Auctionsで新品落札しました。サイズも高さもグー! 素材もオールステンレスっ! 調理面の裏の補強もあるし!キャスターゴムも、業務用っぽくて大好き☆すり鉢・土鍋・ストゥーブ・クルーゼ…など重いモノもドンとコイです!ガンガン使えて、いや~ホレボレするわぁ~。実は その前に、ホームセンターで工具用ワゴン↓も買っていたのです。こちらはミニ食品庫として大活躍中☆ じゃぁ もうしばらく この家でいいじゃん!・・・と喜ぶ旦那。オヌシ・・・男の約束はドコにいったのじゃー!35歳への カウントダウンは とっくに始まっているのだよ。。。
2005.09.09
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友人にもらって、うれしかったモノ達↑です。ほんとに役に立ったので、オセッカイですが ご紹介。この2品、友人と一緒に行った玉川高島屋別館(←植物多く&ペット可なので、皆ワンちゃん連れて楽しそうにお店見たりお茶飲んだりできる…デパートとは思えぬ棟と、IDEEとかオシャレカフェある棟があり、雰囲気いいですよ~♪)の、リヴァンスというお店で 気に入って見ていたら、その場でプレゼントしてくれて、この夏、大活躍でした。私は漬物がニガテなのですが、酢漬けは大好物なもんで。。。この一夜漬け器で、浅漬けモドキとかピクルスをよく作りました。ゆがんだガラス器&重しも丸ぽっち付きガラスで、 見た目もいいので、食卓にもそのまま出せます。ちょこっと作って、2人で食べきるのに、ちょうどイイサイズです。 ↓楽天だと、同じものはなかったのですが、 さらに進化して上蓋付きに! 密閉&チンできて、便利そう♪右のは、ずっと欲しかったステンレス・ソープ! 石鹸型でグー!お魚とかにんにく料理した後の、手の匂い・・・く、くさいっす。アレを魔法のように消し去ってくれる石鹸(?)です。ほんまかいな?と半信半疑でしたが、使ってビックリ。ほんと、スッキリ消えました。水も汚さず、エコでいいねぇ~♪↓これまた楽天だと、同じものはなかったのですが、 さらに進化して小さくなってる? 皿付き。いいな。昨夜、親戚が港で買ってきた‘秋刀魚20尾とイカ20杯’が届きウレシイ半面 困っていると…旦那が料理してくれました。 秋刀魚の塩焼き+大根オロシ。イカ3杯&じゃが&玉葱のバター醤油炒め。美味しそうですけど、ゴーカイ過ぎます。美味しそうですけど、お皿のセレクトがオカシイデス。 ・・・男って どうして こう・・・盛り付けとか、お皿とか気にしないんだろう。。。とほほほほ。まぁ、見た目は柔道部合宿料理ですが、お味はバツグンでした♪やっぱり旬の秋刀魚は、脂のってて肥えててうまいね~。イカも手間かけて皮がむいてあり、やわらかウマ~☆味しみてる~☆豪快な見た目と違い、細やかな気配りの男の料理でした。感謝!ありがたーく美味しく頂いて、片付け2人でサッサとやって ・・・さぁ ゆっくり お茶でも・・・と思ったら、やはり手がクサイ。秋刀魚&イカの匂いは強烈っ。洗剤で洗っても、もちろんムダ。で、このステンレス・ソープで洗うと、魔法のように匂いが消えるんです。いやこれ不思議。(←なんか実演販売のオッサンみたい?)余談ですが、友人がこのプレゼントをくれた理由。彼女が森のことばの椅子2脚、ひとめぼれで衝動買いしました。それを自宅までかついで持って帰るのを手伝ったのです。もちろん、彼女の旦那にはナイショ。 ・・・秘密&共犯のワイロです。残業を終えて、終電で帰宅した旦那さんが、リビングのドアを開ける。・・・一瞬、目の前の現実が信じられず、ドアを閉じた。シーーーン。しばし沈黙。。。そして再度、開けると・・・「あぁぁぁ また椅子が増えてるぅぅぅぅ~~~(泣)」×2・・・キャハ♪鬼嫁同盟は、こうしてまた1つ罪を重ねてゆくのです。 アーメン。
2005.09.07
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雨のおかげか・・・今朝は肌寒くて目覚めました。朝起きて、1階に降りて、まずは 鉄瓶を火にかけます。炭火をおこして沸かしたお湯のほうが美味しいけれど朝は時間がないのでガスコンロ。超弱火で10分くらいで沸くかな。このお白湯を飲んでから、一日が始まります。やっとカラダが動き出す感じ。前に日記でも書きましたが、この鉄瓶、合羽橋道具街の『釜浅商店』で‘ひとめぼれ’しました。2つとも盛岡の『鈴木主善堂』十二代目作。その姿や、手触り、色艶、水切れ、全てに惚れ込んで購入。とてもイイつくりです。鉄の肌も日々育ってきています。外は艶を増し、内は錆が育ち、マスマスまろやかな風味のお白湯がいただけるようになってきました。夏の暑い時期は、沸かした白湯を冷やして飲みます。これが、円やかで美味い。我が家の鉄瓶、2人暮らしなのに…なぜ2つも?(ホントは3つあるんですが、最初の1つは量産品を買ってしまい サビ味のお湯しかできない大大大失敗でした…トホホ。 お茶葉で手入れしてもダメダメで今は自分への戒めに飾ってます)1号は右のぽってり・どっしり型。2号は左の繊細・可憐型。何故なら…出会ってしまったから…というヘボい浮気の言い訳みたいなのしかできませんが、2つ必要なんです。朝飲む用は、ブリタでろ過した水を寝る前に鉄瓶に入れておきます。そうすると、より多く鉄分が水に含まれるんですって。だから、交互によく使うため2つ必要。(もっとほしいくらい♪)この鉄瓶達のおかげか、最近うけた血液検査の結果、子供の頃からのヒドイ貧血が、ほぼ問題ナシまで改善されてました!これは かなり うれしい。こんな肌寒い日には、鉄瓶の湯気がぴったり。これからどんどん大好きな季節に移り変わっていくんだな・・・。庭にそぼ降る冷たい雨を眺めながら、あたたかいお白湯が じんわり カラダに しみていきます。
2005.09.06
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数日前、あぁ秋の到来だわ~しみじみ。みたいなことをつづっていましたが・・・なんか東京、暑い。明日も夏日ですと。あ~ぁ 秋はまだ遠いのか・・・。夜は窓を3つも開けっ放して気持ちよく眠りにつくのですが朝、日当たり良すぎて 暑苦しくぐぶぅわぁ~!って感じで目覚めが悪いのなんの。朝風呂へ直行!暑さ対策という名目で(ホントはただ気持ちよさそうだったから)うちの寝具は、じょじょに憧れのリネンをそろえました。んもぅ心地いいのなんの! もぅシーツはリネンじゃないと!肌かけも!ピローケースもね!っていうくらいホレ込んでます。そして、さらにホレ込んでいるのは↓こちらのバスタオル。買うときは、ちょっと普段使いには高いかな~と迷いましたがこの一文↓でやられました。「世界の一流ホテルのスィートルームで愛用されている 最高級のアイリッシュリネンを使った贅沢なタオルです。」自宅の風呂上りが、スィート!とまではいかなくても隠れ家旅館くらいに感じられそうで(勝手な妄想ですが・・・)。 使って実感。まず、肌触りが違う。水の吸いも違います。サラサラ。すぐ乾くし、洗濯を重ねても生地がいたむことなく独特のコシ&ツヤが出てきて、使い込むと‘てろーん’と益々心地いいです♪(うちではまだ各自一枚のみ。これから買いたすなら間違いなく これ↑にします。がんばれ旦那!稼ぐのじゃ~!)同じ帝国繊維のリネンタオルで、こちら↓も使いやすいです。平織りで、特上の風合い!暑い日、昼寝の腹かけにもしてます。冬場、薄手のタオルじゃちょっと物足りず、ふんわり ふかふか したいときはこちら↓がオススメ!fogのワッフル リネンタオル☆最初数回、洗濯機の中が悲鳴をあげるほどワタカスが出るのが難点ですが、それを経てフワフワに。育てがいのある奴デス。これらタオルも、うちでは立派な道具です。まさしく日用の名品。肌触りのいいものは、やっぱり気持ちにもいいみたいだし。毎日のことだからね。話は頭に戻って・・・とにかく暑かった今日。御徒町に鋳造受取や材料買いのヤボ用があり、寄り道もしたいので車で行ったんですが、あまりに暑いので松坂屋に涼みに入りました。デパートはええなぁ~♪ごっついダイヤモンド見たりして涼んできました。 買わんよ。買わんけど。 キラキラしてて綺麗じゃん。100万円の試しに着けていたら、旦那ドン引き。 『買わんぞ~。ずぅぇったいに買わんぞ~!ナニガナンデモカワンゾッ!』 ・・・という とっても男らしいオーラが出てました。きゃ。あっ そうだ!8月は旦那まるまる夏休みダカラ収入0円だった!!やばいやばい。うまくやりくりせんとね。なんとかなるなる。周りは「収入ないの~!?」と不思議がりますが、鬼嫁は、こういうとき強いのです。 いつも通りよく眠れますよ。ふっふっふ。
2005.09.03
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籠ネタもぅいっちょ♪写真は、我が家の台所で活躍中の『食器籠』です。福島に旅した時、会津若松最古の民芸店竹藤にて購入。その時は、店内の雰囲気&目の前で編まれる籠に狂喜乱舞して草履・あけび籠・竹ざる…など山盛り買ってしまい …お義母さんに「店でも開くの?」と聞かれる始末。帰り道、あまりの荷物量にバックミラーが役に立ちませんでした。その時の戦利品・・・現役で活躍中のモノもいますが、前の日記にも書いたようにカビにて只今日干し治療中の者もいます。日々の中で 和食器を好んで使うようになって、ステンレス製の水切りカゴで、何度か器を傷つけてしまいました。愛着のある器。一点づつ風合いの違う器。同じものは二つと無い。それを自分の不注意で傷つけた時の、怒りと悲しみたるや。。。和食器は手間がかかります。完全に乾かしてから仕舞わないとカビが生えてしまいます。だから、洗った後、乾かす場所が必要。水を含んだ状態で金属に当たると簡単に欠けてしまう。そこで、こういう自然素材(竹)の食器籠を探していました。使って一年ほどですが、一度もソソウがありません。ほっ。最近、もっと大きいのがほしくなって、どうせなら一生モノをということでおつかい籠を作ってくださった作家さんにオリジナルでオーダーしました。九州・湯布院の山奥で制作なさってる佐藤 千明さんです。この方の籠は、触り心地が とてもいい。丁寧な作りで なめらか。すごく繊細なんだけど、質素で、つかい心地よく、美しい。まさしく用の美。せっかくなので、いつも散歩のついでに覗いているギャラリーしらくらで。2万円くらいでできそうです。とのコト。おじいちゃんがのんびり丁寧に作ってらっしゃるので、納期はいつになることやら。です。こちらも気長にのんびり・・・楽しみに待っていますよ~♪♪♪ちなみに↓こっちも台所で大活躍しそうな『竹虎』のザル。お値段がムムム・・・なのですが、あったら便利だろうなぁ~☆
2005.08.30
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この夏、いただいたモノ達。周囲も私の好みを察してくださり、ありがたや~♪食べ物以外では、こちらの3点が最近のツボでした。大ヒットは友人にもらった、右上の『竹虎・バンブードーム』!!果物入れて、めっちゃめっちゃ大活躍!! しかもリビングに出しておいても絵になるし! ありがとーう!あとの デカ下駄 と 竹籠背負子&炭は お義母さんの旅行土産。「アンタの好み、だいたい わかってきたよ。」って言ってたなぁ。嫁のツボ、ゴリ押しです。それにしても今年の夏は、竹モノ・アジアカゴ類がよくまぁカビてくれました。アフリカの籠・横浜中華街で買った籠・福島の竹物屋で買った草履・ジュートのスリッパ・100均の竹カゴ・福島のあけび籠・・・etcぞくぞくカビを発見しては、悲鳴と共に外に放り投げてた。。。(掃除&駆除担当は細菌に強い旦那! まかせたっ)どうも近くの衣類とか植物から湿気を吸ってカビ発生した模様。あぁぁ ショック。。。 再生できるかなぁ・・・。ところで最近、雑誌などから山葡萄の籠がにわかにブームらしくオークションやネットショップで商品をよく見ます。老婆心ながらご注意を!山葡萄の籠は、国産(東北地方などで)採取された蔓でないと数年後、必ずカビが生えるor表皮がボロボロ剥がれ落ちますよ。妙に安いのは中国産の恐れがあるので、くれぐれも御用心を!中国産は安いですが、気候の違いで日本では素材が死にます。必ず素材の産地を問合せ・確認してから購入なさるようオススメシマス。価格からしても、一生モノのお買物になると思いますからよーくよーく検討してみてください。ちなみに、私の山ぶどう籠は山形産。編んだ人も確認しています。(↓購入店は違いますがコレと同型・同じくらいの価格です)このお店の商品の値段は、国産の標準的な価格だと思います。フェアトレード…意味は少し違うかもしれないけど、 編み手まで、ちゃんと正当な仕事代が届く額。 素晴らしい技術が途絶えぬよう、 作り手を応援することにつながる金額。ちなみに今夜、ヤ○オクで出品しているやけに安い山ぶどう籠の出品者に「国産?中国産?」と質問したら「国産の物と中国産はどんな違いがあるのでしょうか? よろしかったらお教えください。」 ・・・というなんとも情けない回答が来ました。とほほほほ。 こういう人が‘こだわりの逸品’を売ったりしてるのだから、 大切なお金をだす買い手は、さらにウワテに賢くならなくちゃね。
2005.08.30
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また↓こういう道具バカ心をくすぐる本が出ていました。紀伊國屋で立ち読みだけするつもりが、まんまと買ってしまった。 昨夜は楽天フリマでこれら↓の古本を買ってしまったし・・・。『グレープフルーツ・ジュース』 ←オノ・ヨーコ 『最低で最高の本屋』 ←松浦弥太郎『100の指令 口の中をベロで触って、 どんな形があるか探ってみよう。』←日比野克彦『誰も知らない名言集』 ←リリー・フランキーきたるべき秋の夜長に向けて、読みたい本をかき集めています。旦那のオ兄サンは、東京都内ほぼ全ての図書館を制覇したツワモノ。アリトアラユル世界の本を読み…その読書量たるや恐ろしいくらい。蔵書も多く、いつでも古本屋ひらけます。(職業は全く違うけど)・・・そしたら私、ひま~な古本屋の店番やりたいな。話を戻して、さいしょの二冊。イイモノいい話いっぱいでした。どちらにも載っている山ぶどうの籠。最近、ブームなのでしょうか? 前は、知る人ぞ知る逸品だったのに…よく見かけるなぁ。 うちの籠も、だんだん育ってきました。ふっふっふ。今日はこの籠に↓松浦弥太郎著『くちぶえカタログ』をほりこんで下町の病院にいきました。待合時間に読む愉しみ。彼も‘あけびの籠’を持って、旅や仕事にいくみたい。「春夏秋冬この籠を持って人に会う。 男の人で籠は珍しいですね、とからかわれても まったく気にならない。 宝物だからだ。」という飾りのない一文が、ぐっときました。人は、自分の想い出の中から幸福の残像を 匂いを 感触を つかもうとするのかなぁ…。帰り道、うすぼんやりとした街灯の下、すこし歩きました。
2005.08.25
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私が博多で憧れのオーロラシューズを購入してから旦那もずっとほしがっていました。米国に住んでいる麗子さんに話したら買って送ってあげるよぉ~!とのこと。ありがたやぁぁぁ~~~♪ さらにちょうど このお盆休みに友達が麗子さんのところに交通費15万円かけて滞在期間2.5日の強行軍で遊びに行くというのでついでに持って帰ってくれ~と依頼。おかげで送料無料!ぐふふふふ。ココロやさしき2人の女友達のおかげでお店で買うよりかな~りお安くゲットすることがデキました☆あぁぁありがたや~♪届いた箱を開けると、なんとも素敵なオーラらさんのおでまし!手前の旦那用オーロラシューズ、色はカーキ。履きならしていくとどんどん渋い色に変化するみたいです。奥のは私のブラウン。だいぶ足になじんで くったりしてきました。これから何十年にもわたる、散歩の友よ! ヨロシク!旦那、大喜びでさっそく家の中をドタバタ歩き回っております。昨夜は夢の中で「まだ外で履くんじゃないよっ!」と 嫁に怒られたらしい。・・・言いそうだよなぁ・・・私。さっき「御礼に!」といってお米を15kg送ってた。うれしい気持ちはわかるけど、15kgって、アンタ。。。
2005.08.21
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古いコヒキダシ、だいすきです。手紙道具をいれたりだしたりお香道具をいれたりだしたり作る道具をいれたりだしたり鍵や印鑑、美味しかったワインのコルク…大切なモノをとにかく入れる。‘こまもの’が大好きなので、各部屋にひとつづつほしいくらい。いや、小引き出しだけで、壁一面埋めちゃいたいくらい。だな。写真は居間のコヒキダシこまもの屋。のっかってるのはポルトガル産 陶器(あめチャン入れ らしい)あまりに自分ら夫婦にそっくりで十数個買い占め友人に配りました。・・・いまだに目が合うと笑ってしまう逸品。 ‘こまもの屋’の大番頭&でっちコンビってかんじでしょ?話を戻して、古いコヒキダシ。状態のいいものを探すのは、なかなか楽しく なかなか大変。昭和30年頃のモノがほしいが、金具が壊れてたりチグハグだったり粗雑に扱われてきたものを見ると、なんだか悲しくなります。コイツ、下北沢の『山本商店』で見つけました。狂いもなく、スッキリした つくり。仕事で使われてた風情だな。なんか男っぽい。ネーム入れの真鍮金具もいい味。鍵穴もヨシ。引き出し内側にブルーインクの染みがあるが、それもまたヨシ。私の仕事机も、ボンボン時計も、山本商店で見つけたもの。商品状態も接客も、とても いい店。私、新しくてピカピカしてる家具・道具はどうもニガテです。ココロを込めて作られて、大事に手入れされながら日々使われ、時間を経て、味がにじみでてるものに惹かれます。暮らしまわりに、そういうものがあると とても心地いい。↓最近はそういう感覚を大事にする人が多くてうれしいな。 こういう本も増えてきましたね。
2005.08.20
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・・・チク・・・タク・・・。旦那がいつも左腕につけている時計です。時計の文字盤は、見るからに古い。すんごく昔のseikoのモノです。 もちろん、手巻き。元々、私の愛用品。そのまた元は、私の父方‘頑固すぎるお爺ちゃん’の形見です。私は時計が好きで、メンズモノを色々持っていたのですが、コイツの秒針音が、いっちばん心地よいのです。チク・・・タク・・・不思議なくらい落ち着く秒針音。。。 雨に降られて文字盤にカビが出現したり、突然止まってオロオロしたり。何度も修理に出しつつ…学生時代からずっと大切に使ってきました。時計屋さんも驚く古さです。よく動いてますね~って。毎日毎日身につけていたので、ないと不安なモノ。時計バンドボヘミアンで色々付け替えていたのですが、銀座の『genten』という、すごく素敵な革鞄店で時計バンドを発見!『genten』の鞄、ベルトや靴やコモノ達も…あの風にさらされたような革の質感・すっきりしたデザイン・時間と共にゆっくりくったりと手になじんでくる風合い・・・ が以前から大好きでお店をウロウロしていたのですが、この革バンドには…モノバカゴコロ、ズドンと射抜かれました。 ‘ぞっこんポイント’は、ベルト通しの金具(写真右上)まで、革でくるんでいる!!!くるみボタンみたいな造りですが、これは私のツボです。ここがもし破れたら、もちろん修理してくださるとのコト。金具と革が摩擦すると、革はボロボロになるし縫糸は切れるし…こういう細かい所まで神経が行き届いた‘ものづくり’ってすばらしい。さぁ自分で使いこんで、いい味出すぞ~!!と思っていたら、旦那がいつのまにか身につけている。 …Why?天国の頑固ジジイも、自分の時計が、見知らぬ土地でこんなに永い間、時間を刻むことになるなんて。 …想像もしなかったろうな。時計を通じて、カワイイ(?)孫の旦那を守ってやってくださいな。☆☆☆☆プチ逃避します☆☆☆☆東京の炎暑、もぅキツすぎます。。。体力の限界っ。(←引退?)今日、日が昇る前に、長野に避暑決行っ!いっしょに行く友人夫婦の都合で、とりあえず週末だけだけど。上高地いきたい。 川で冷えたトマト&ビール!!‘ギャラリーカフェ 夏至’で涼んできます。みなさんも、ヨイ週末をおすごしくださいな!!! アディオース!
2005.08.06
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『日々ごはん』を読んで以来、高山なおみさんがすきです。彼女の作る料理も。彼女の書く文章も。『高山なおみの料理』という本は、装丁からして味がある。中に‘すり鉢であたる’という項があります。 「コツコツとスパイスをつぶす。ゴロゴロと胡麻をする。 ていねいにじゃが芋をつぶす。 じかに床に座り、動かないように足ですり鉢を支えながら、 背中を丸めて作業している時、すり鉢と私はつながっている。 アジアの市場のおばあさんの、 あるいは懐かしい祖母の背中にもつながっている。 心が騒がしいと料理はできないと思う。 重たくて安定した、なんのへんてつもない素朴なすり鉢は、 ざわざわした気持ちをすっとたぐり寄せて、 気持ちの芯を固めてくれる。」・・・読んで以来、自分にあったすり鉢がほしくてほしくて。量産品ではなく、一点ずつ作られたもの。使い続けると、ゆっくり味が出てくるもの。なかなか、ない。『天然生活』で特集が組まれていた‘生きる道具’。福岡県・小石原に100年使いつづけられるすり鉢をつくる人がいるそうな。高橋みどりさん と 高山なおみさん が、 そのすり鉢を求めて旅をした話。よくよく読むと、私、数年前、その窯元のある集落に行ったことアル!な、なぜ気づかなかったんだろう。。。その頃は、同じ焼き物でも違う方に目がいってて、見えてなかったんだなぁ・・・トホホ。自分が変わると、見えるものも変わる。あせらずとも、時期がくれば、出会えるかな・・・と思いつつココロの隅っこで探していたら・・・実家に帰省した時、オヤジが「ええもんを見つけたぞ。」と。うちの物置で30年以上眠っていたらしい、このすり鉢。どっしりした姿、直径32cmのドデカっぷり、ふちのボリュームといい、手作業でつけられたくし目といい、まさしく、思い描いたモノ!!昔、料亭をやっていたので、その名残かなぁ・・・。愛想の悪い親父が、土産に業務用胡麻を持たせてくれた。「すりこ木は、自分達で探せ。」って。東京にもって帰ってきたら、野菜農家の親戚が‘白&黒胡麻’を作ったからあげるという。おぉ またしても ウレシイ連鎖!胡麻豆腐つくるぞーーーーーーーーー!!!使わないときも、リビングに出してあります。果物を入れて置いておくと、けっこう絵になる。色んな想い出が詰まった道具。どんどん使うぞ。
2005.08.02
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土用の丑の日ということで、朝食から、鰻。しかも一人一枚ずつ!ゴージャス!鰻専門店の天然モノだから、うまいっ! 江戸っ子バンザイ!スタミナつけて、旦那は元気よく仕事にいきました。今日の仕事は、ちょっと変わってます。今夜は地元のお祭り‘足立の大花火大会’!!その水上警備です。混む土手の警備は大変ですが、水上パトロールは楽しいらしい。花火がベストポジションで見れる!って。(←仕事シロ)荒川で屋形船に乗って優雅に花火鑑賞してる人はいいのですが、ズルい人もいて、勝手に小船やボートに乗って来ちゃう人がいるのです。事故を未然に防ぐため、それを威嚇し、怒る仕事だそうです。うちの旦那はパッと見、厳つい。コワイ。だから適役みたい。屋形船を長年やってたから、船の操縦とかできるので頼まれるのです。(今年は船管理の方が忙しく、屋形船は休業中。天ぷらあげて、お祭りみたいで楽しいのになぁ。ちなみに今年の○Iの浴衣CM(←動画みれまっせ)にうちの屋形船だったやつが使われたそうな。この俳優&船の勇姿を見に撮影現場行ってみたかったな~。)昼間から花火の準備を手伝い・パトロールして・片付けて・打ち上げ。帰宅は夜中の1時くらいですと。ふだん、仕事終わると夕方にはまっすぐ帰宅してくるから、こんなに旦那がいないのは一年のうち、台風の日と今日ぐらい。つまんないなぁ・・・。てことで、晩御飯を考えなくてもいいし、いつも習慣のおつかいにも行かなくていい。暑いから、ありがたいことなんだけど・・・ポカーン。ひまーん。おつかいカゴも待ちぼうけ。。。この竹篭、『ギャラリーしらくら』で遭遇しました。九州・大分の山奥で制作なさってる佐藤 千明さん作。(名前だと女性っぽいけど、新聞で拝見したらおじいちゃんでした)素晴らしい技術をもつ職人さんです。すごく繊細なんだけど、質素で、つかい心地よく、美しい竹篭。まさしく用の美。コイツといっしょだと、毎日のおつかいが愉しくなりました。やっぱり私はいつも使える日用品がスキなんだなぁ~と実感。さぁ 私も いつも使えるモノ、制作すっぞ!せっかくの1日まるごと自由時間じゃー!↑楽天で竹カゴ・自然素材バック・その他竹製品なら この『虎斑竹専門店 竹虎』がおすすめっす! 下駄とか、竹弁当箱とか・・・こだわり職人モノがぞっくぞく。
2005.07.28
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