熱帯魚飼育を始めたばかりの頃、水面に白い膜ができて困ったことがあります。
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エアレーションの泡が消えずに残ったり、水面が曇ったようになったり。
それは油膜が発生している証拠なんです。
アクアリウムの油膜とは、水槽内の有機物が分解される過程で生成されるタンパク質などが水面に蓄積したものを指します。
エサの食べ残しや生体の排泄物が多すぎると、濾過バクテリアが分解しきれずに油膜になってしまうのです。
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バクテリアは水質を保つ上で重要な役割を果たしていますが、実はとてもデリケートなので。
急激な水質や水温の変化、酸素不足などのストレスで弱ってしまうと、そのダメージが油膜発生の原因にもなるんですよ。
そのため、水換えは大量に一度に行わず、少量ずつ回数を増やすのがポイントです。
また、濾過フィルターの掃除は水換えとは別の日に行うのもポイントです。
夏場の高水温対策としてエアレーションを活用するのも効果的ですね。
水草レイアウトの水槽では、トリミング後に油膜が発生しやすいので注意が必要です。
大幅に水草を減らすと、酸素の供給バランスが崩れてバクテリアにダメージを与えてしまいます。
水草のトリミングは数回に分けて行い、調整しましょう。
併せて、酸素供給のためにエアレーションを活用するのも良い方法ですよ。
油膜は単なる見た目の問題ではありません。
水面のガス交換を妨げ、昼間の二酸化炭素過剰と夜間の酸素不足を引き起こします。
油膜の発生を防ぐには、エサの量と水換えのバランスが大切です。
また、濾過フィルターのメンテナンスを怠らず、適切な水温管理を心がけましょう。
水草レイアウトなら、計画的なトリミングを。
それでも油膜ができてしまったら、速やかに除去するのが賢明です。
根本的な対策には、濾過バクテリアの安定が大切ですが、 油膜の除去にはサーフェススキマーなどが効果的です。
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油膜に悩まされている全ての水槽ファンに、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
美しい水槽を楽しむために、一緒に頑張りましょう!
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