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月夜の花嫁

月夜の花嫁

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Nov 21, 2009
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カテゴリ: カテゴリ未分類


枝分かれしたところに、脚をまたいで座っているのが目に入った。

“木登り”  久し振りに見る光景に懐かしくて 暫く見ていました。



田舎で育った私は、子供の頃大きな木に登って遊ぶことは

日常のごく普通の遊び。

一度、犬に追っかけられ

木に登って逃げたことも…

その後、犬の上に落ちて 犬も私もビックリ



そんな事を思い出しながら見ていると

何だか男の子の様子がおかしい。



降りたいけれど降りれない、そんな足掻いた様子。

周りを見渡して見ましたが、お母さんらしき人は居ないようで



「大丈夫?」

私の声が届いたのか、助けを求めるような表情に

自転車を止め、柵を乗り越えて…




「降りれる?手伝おぅか?」

少し悲壮な顔をしながらも、男の子は 自分ですると言います。

先に降ろした右足が、必死に足を掛ける場所を探して

ごそごそ木の肌をこすっています。




やがてなんの出っ張りも無い木に 右足は諦めモードに。

踏ん張るところが見つからないと、またいだ左足は身動きが取れない。




そんな状況でも、男の子は自分ですると言うので

じっと見守っておりました。

格闘すること10分、

やっと男の子の両足が地面に付いたところを確認して

私は、仕事に戻りました。




私が行くまでは、悲壮な顔をしていたのに

私の顔を見た途端、自分でする!

やっぱり男の子だ
















辺りが暗くなった頃、家路に向かって自転車を漕いでいると

マンションの前の道で、ミニバイクを持ち上げている

男の子達を見てしまいました

(そう、見てしまったのです)



彼らが高校生ぐらいなら、見過ごすところですが

小学生の低学年かその前ぐらいの男の子3人

何でこんな小さな子が?



「どうしたの?」



「ここに動かしたい」



「ちょっと待ってね」 と

自転車を止めながら、「ハンドル、ロック掛かってる?」と聞いてみる。

(聞いてもわかるはず、ないよなぁ~)



ハンドルを握ると、勿論ロックは掛っている

おまけに後輪には、大きな鎖

これじゃ動かせないよ



「どうしたの?」

「乗ってて…」

「ん?乗ってた?」君、どう見ても小学1,2年生でしょう?




事情を聞いてみると…




止めてあるバイクの上に乗り、前後左右に振ったり

ウイリーのような格好をして遊んでいたところ

スタンドが外れ(スタンドが外れたと言うことを、彼らは分からない)

さあー、手を離せばバイクが倒れる。

どうしたら良いのか考えた末

横に立っている電柱に立てかけようと思い

みんなで動かしていたところのようです。




しかし、バイクはかなり重たくて 

おまけに ハンドルにはロックが、後輪には鎖が…




スタンドが立てば、問題ないのではと思ったのですが、

彼ら曰く、これも何だか壊したようで動かないと…




彼らが言うスタンドを見ると

それは、後部座席の為のステップが邪魔をしているみたいなので

これを動かし、スタンドをあげてあげると

「うぉ~びっくり  すげぇ~」

「何で出来たん?!」




「バイクに乗ってたからよ」←ちょっと自慢げな私




人のバイクに勝手に乗っては、いけないこと。

もしこけたら、君達も怪我をする、バイクも壊れたら大変なこと

あれこれ言いたいことは有ったけれど




スタンドが立ったときの、彼らの安堵の声

彼らはまだまだ、大丈夫だと思えた




自転車に乗る私の後ろから「ありがとう」の声が響いた。





近頃は、腕白坊主が少なくなったような気がするのは私だけでしょうか。

へんに大人ぶった子供は見かけるけれど。














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Last updated  Nov 21, 2009 01:15:01 PM
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