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2004.06.09
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 始めに御断りしておきますが、皇室について言及するつもりではありません。
 皇室問題については、恥ずかしながら、しっかりと発言できるほど、
 自分自身の考えを持っているわけではありませんので。
 また、皇室を美化する者でもありません。

 私にこれを書かせているのは、
 皇太子様のひとりの人間、ひとりの男性としての以下の発言。



 ***



 記者会見では、雅子がこれまでに積み上げてきた経歴と、

 ということをお話しました。

 ~~~~~~~

 私は、これから雅子には、本来の自信と、生き生きとした活力を持って、
 その経歴を十分に生かし、
 新しい時代を反映した活動を行ってほしいとと思っていますし、
 そのような環境づくりが一番大切と考えています。

 ~~~~~~~

 私自身も全力で支えていくつもりです。



 ***



 皇太子様のようなお立場の方が、自分の周りを敵に回してまで、
 雅子様の気持ちに寄り添い、

 その真摯な愛情、真の勇気に打たれます。

 「 どこに嫁いだと思っているんだ ! 」などとは決して仰らず、
 「 私の立場 」よりも女性の気持ちを第一優先し、
 「 いったい何が不満なの ? 」
 「 黙って子育てしていろ ! 」ではなく、


 これってなかなかできないことではないでしょうか ?!

 ご結婚の時の 「 全力でお守りする 」 発言から一貫してそれを通していらして。

 やはり、キース好きに悪い方はいませんよね^^

 ( 皇太子様と雅子様は、キース・ジャレットの大ファン )^^

 世の中の男性が皆このような考えをお持ちならば、
 今すごく増えている30代、40代の独身女性も、
 結婚してもいいかな、と思えるのかもしれない。

 世の女性の中で、雅子様レベルのキャリアを持っている方は稀であろうし、
 立場が違うでしょ、と言われてしまえばそれまでですが ...

 ただ、この問題は、全ての女性の叫び、共通の問題に思えるのです。

 私の周りでも、すばらしい学歴や経歴を持ちながら、
 子供の手が離れた時、行き場もなく、悶々としている友達がどれだけいることか。

 20年に及ぶ子育てがやっと終われば、次は介護と、
 女性一人の肩には重過ぎるものを課せられ、
 人格、経歴などは無視されたまま、
 もはや誰からも名前すら呼ばれることもなく、
 ~さんちのお嫁さん、~さんの奥さん、~ちゃんのママ、
 でしかない人生。

 もちろん、その中にも、例えようもない喜びもいっぱいある !
 そして、本人がそこに全ての生きがいを見出し、それで自己完結できるのなら、
 誰が何を言おうとも、専業主婦も胸を張って立派な生き方。
 それはそれで他人がとやかく言うことではないし、すばらしいこと。

 でも、本人がそれだけでは自己実現できないのであれば ...。

 お世継ぎ問題にしても、雅子様の場合は特別なお立場でいらっしゃる、
 ということを重々承知したうえで言わせていただくならば、

 「 赤ちゃんはまだ ? 」
 「 早く赤ちゃんを 」 
 という世間の言葉に泣いている女性のどれだけ多いことか !

 イギリスのダイアナ妃が亡くなられた時も、
 私は泣いてしまって皆に笑われたのだけれど、
 ダイアナ妃の生き方や苦悩も、
 世の女性に共通の等身大のものに感じられて、いたたまれなかった。



 ***



 雅子様ほどの方が自己を生かして、いきいきと輝くことで、
 単に皇室ファッションやシンデレラ願望ではない、
 本当の意味での女性の憧れになっていただきたいな、って心から思います。
 そして、皇太子様には男性のすばらしいリーダーであっていただきたい。

 美智子様は、それまでの皇室の例には倣わず、
 子育ては絶対に自分の手で、
 とお譲りにならなかったということですが、
 そういう筋をお通しになるところを、
 皇太子様は受け継がれていらっしゃるのだろうと思います。

 2002年、国際児童図書評議会での美智子様のスピーチには心打たれ、
 新聞の切り抜き、大切に取ってあります。

 そのスピーチの中で、美智子様が、
 子供を育てていた頃読んだ忘れられない詩、として紹介されたのが次の詩

 雅子様と、悩める女性たちに ...



 「 頬 」     竹内てるよ(1904-2001) 


 生れて何も知らぬ 吾子の頬に
 母よ 絶望の涙をおとすな

 その頬は赤く小さく
 今はただ一つの巴旦杏 ( はたんきょう=スモモの一種 ) にすぎなくとも
 いつ人類のための戦ひに
 燃えて輝かないといふことがあらう

 生れて何もしらぬ 吾子の頬に
 母よ 悲しみの涙をおとすな

 ねむりの中に
 静かなるまつげのかげをおとして
 今はただ 白絹のやうにやはらかくとも
 いつ正義のためのたたかひに
 決然とゆがまないといふことがあらう

 ただ 自らのよわさといくじなさのために
 生れて何も知らぬわが子の頬に
 母よ 絶望の涙をおとすな









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Last updated  2004.06.12 10:35:48 コメント(14) | コメントを書く


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