きこりんの品格

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こぐまさんへ

moimoi_pikake

2008.01.14

お正月休みの後の３連休・・・

完全に脱力しているmoimoiです。

天気悪いし、外は笑えないくらい寒いし

幸い室内に居るとあまり寒さは感じませんので

何もしない休日を強行中ﾃﾞｽ

だけど・・・
さすがに３日目となると
何もしない休日にも嫌気がさしてきます

たまった画像の整理をしていたら
昨年末、不幸にも突然の引越しを強いられた娘が
切羽詰って送ってきた数々の物件画像が

ちょっとご紹介しますね

話はシンプルなんですが
話すと長いです（笑）

一昨年の暮れ、ペットが増えて
ワイキキの２ＬＤＫ１ベッドルームのコンドミニアムが手狭になり
ワイキキから少し離れた閑静な住宅地の
庭付き住宅に引越しをしました。

アメリカではタウンハウスと呼ばれています。

部屋は２階と一階に分かれていて
一階には庭が付いていて２階はラナイ（バルコニー）付きが普通です。
一棟に４戸～６戸が入っていて、この一階部分。
２ベッド、ＬＤＫ，２トイレ、広い庭付き、水道代金込み。
１ヶ月の家賃は

１８５０ドルって２０万くらいですよ。
高い！って思いませんか？

でも、同じ条件の賃貸では１８５０ドルは安い方なんです。
ワイキキ周辺なら軽く見積もっても３０００ドル以上。

画像の家はワイキキまで渋滞時間帯には車で２時間かかる地区なんですが

家が広くキレイになったし
ネイバーや環境もとても良い所なので
気持ちも満たされて渋滞も全く苦にならない。

と、本人も犬も大喜びでした。

私も昨年滞在しましたが
本当に快適な場所で帰るのが嫌になりました。

「犬が居ると引越し先もなかなか見つからないと思うし
当分このユニットは売る予定は無いから
いつまででも居ていいよ。」
と、オーナーさんも感じの良い方でしたので
本当に良いところが見つかってラッキーだったねー。

と、幸運をかみしめて暮らしていたのです。

が・・・一年経った昨年１１月。
突然の不幸が！

貸主が家のローンを払えなくなり家が差し押さえられたのです。

２週間以内に退去して欲しい。

と、突然、文書で退去命令が届いたのだそうです。

しかも、既に売却の準備が始まるので
毎週末にはオープンハウスというショウイングをする。
と。

家を買いたい人が週末に見に来るので
朝８時～夕方６時まで家を空ける事も強いられるのだそうです。

「犬４匹連れて毎週末に一体どこへ行けと言うのかしらね？」

怒りと驚きで完全に思考がやられてしまった娘は
何故か笑いながら電話してきました。

「笑ってる場合じゃないでしょう！
家賃だって、ちゃんと払って住んでいるのに
何故貴女が週末行く場所を探さなければいけないのよ！！」

こっちが怒り狂ってしまいましたが
アメリカでは当たり前のことで違法ではないのだそうです。

たまたま犬が居るので行き場所に困るけれど
それは娘の事情で貸し主の知ったことではない。
という事なのでしょう。

まあ、これくらいの事で弱音を吐くような
ヤワな女では無いことはわかっていますが
さすがに私も娘の今後を考えると
胃が痛くなりました。

この先いったいどうするの？

引越しするには当然沢山のお金が必要になります。
契約時には日本と同じように家賃の２倍～３倍のデポジットが必要になります。

貯金はあるのかしら？

お金は大丈夫。

絶対に、そう言うと思うけれど・・・

ハワイは今、不動産バブルです。
築５０年以上の小さなボロい家が平気で５０００万以上で売られています。

知人は１０年前にダイヤモンドヘッドの麓に買った築４０年の家が約３倍の価格で売れて
売れたお金でローンを返済し、手元に残ったお金で
ラスベガスに数倍大きな家を買ってハワイを出ました。

現在のオアフ島の賃貸の相場は東京の一等地並みです。
ワイキキは異常事態です。
オアフ島の建物は大半が古く築年数を気にしてられません。

排水がつまる。
トイレが溢れる。
トイレの水が止まらない。等・・・

水周りのトラブルは絶対につきものです。

しかも、修理は１ヶ月以上待ち。
なんていうのも、当たり前らしく
トイレの水が１ヶ月流れっぱなしで生活している事もありました。

うそのような本当の話が
日常茶飯事に起こるので
娘が不幸慣れしているのも頷けます。

クヨクヨしている暇もなく物件探しを強いられ
犬４匹を連れて即入居できる物件を見つけて
私に画像をおくってきたので
ちょっと　お見せしちゃいますね

たぶん････

笑っちゃいますよ

で･･･絶対に

驚きますよ

＜その１＞
電話に出た男性は
本当にローカル？というくらい丸腰で感じがよく
４匹の犬も全く問題ないと言ってくれた。
うちには広～～い庭もあるし犬を遊ばせるには最高だよ。
近所も犬が吠えてもクレーム出す人は居ないし
ゲストパーキングもあるよ。

２ベッドルーム２バスルームで２０００ドルの戸建て。
かなり安い。
すぐに入居可能！

早速見に行ったのは、ｺﾉｲｴ
　　　　↓

犬が遊べる庭はどこ・・・・？？
近所って　どこ？

山のてっぺんにポツンと建つ一軒家。

ネイバーがいいとか悪いとかの問題じゃなく
近所に家が無いので

却下！

＜その２＞
最近離婚してしまい家族が居なくなってしまったので
一人で住めるコンドミアムに引越しするという男性の家。
３（ベット）/２(バス）/２（パーキング）
＄２２００/mon　ガレージ・庭付き
大型液晶テレビ、家具付き

２週間以内の引越しは何とかなるように取り計らってみるよ。

というので見に行った家がｺﾁﾗ
　　　　　↓

吹き抜けリビングがあって素敵じゃない♪
オーナーは高収入と思われ
置いている家具も高価そうなものでした。
今の家賃より大幅にＵＰでしたが
ここに決めようか・・と決めた直後。
オーナーの引越し先が１２月にならないと入居出来ないから
「今すぐだと僕が野宿になってしまうから
　　　１２月になれば引越してきていいよ。」

すぐに入居できる家を探してる。って伝えたんでしょう？

「Ｉｔ’ｓ　ＯＫ～♪」
「Ｎｅｖｅｒ　ｍｉｎｄ」
って言ってたんでしょう？

結局ダメなのね・・・

注：ハワイの方々のお返事は
　　　「ＯＫ～♪」って
　　　　　毎度とってもイイ調子ﾃﾞｽ。

でも、毎度ぜんっぜんＯＫじゃない事が普通です。

何度もイラっときたことがあります。

やっぱり、「ペット可。」
となると物件が限られてきますので
家探しも難航します。

そんなこんなで、かれこれ１０日間くらい
彼女は物件探しに明け暮れていました。

「あ～あ。最悪、犬４匹連れてアラモアナパークで野宿か～？」

　　　　何故か笑っています。

　　　　　　　････大丈夫か？

色々やってみたらしいです。
ペット可でない物件にも片っ端から電話して
事情を説明して
時には、さめざめと泣いて見たり・・・
開き直ってみたり・・・

最終的に同情作戦が功を奏したのか
今と同じ家賃で
退去予定日までに何とか行き先が決まったのです。

選り好みしている時間も余裕も無いので決めた家です。
娘が書いた間取りと画像。

今までの場所とは比較になりませんが
全室タイル張りでペットが居ても気にならないので
即決したそうです。

それなりに快適そうでしたので
やれやれ・・・

と、思っていた矢先に

「地獄」の新年報告が・・・。

これ、何だと思いますか？

大晦日から新年の明け方まで延々続いた
ご近所の爆竹なんですって。

爆竹の煙が室内に入り込み
小さい頃、少し喘息があった娘は
咳が激しくなり、涙が止まらなくなり
深夜２時、耐え切れずにＥＲに駆け込みお世話になる
最悪の新年だったのだそうです。

病院まで通常は１５分。
この夜は爆竹で前が見えず車は立ち往生。
１時間かかってようやく病院にたどりついた始末なんだそうです。

アメリカでは家賃は治安に比例するんですね。

子供が居ない娘は
転居の際、家賃、ペット可、セキュリティ面を主に考慮して物件を決めていました。

子供の居る家庭では、家賃より何より、
その地区の学校の水準で住む家を決めるのが一般的なんだそうです。

ハワイといえどもアメリカ。
公立は特に、エリアのよっては学校が荒れているらしく

娘の引越し先の地区は、
子供が居る家庭なら絶対に暮らしたくない。
という地区なのだそうです。

怖っ！！

選り好みしている暇もなかったので決めてしまいましたが
大晦日の夜、はっきり自覚したらしいです。

「年末までには絶対に引越しする。」

お願いですから、そうしてください。

ハワイでも特にオアフ島は暮らしにくいそうです。
今、オアフ脱出も視野に入れているそうです。

マウイ島なら
月１６００ドルでこんな家が借りれるそうです
　　　　　　　　↓